表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38/108

38 後片付け

「明日から仕事に戻る」


 食べ終わったお皿を一緒に洗いながら宣言された。

「はい、了解しました」

 すすいだ皿をラァトに渡して乾いた布で拭いてもらう。

 というか、むしろ今日は仕事が休みだったのだろうか。

 この世界の就業体系が不明なので、なんともいえないんですが。

 1年の日数とか、月の数え方とかもいまだ不明です。

 そもそもその概念があるのかどうかすらわかりません。

 今のところそれで困ったことは無いです。


「…結婚したばかりなのにすまない」

「へ?」

 この世界の細かい常識とか知らないので、ラァトが申し訳なさそうにする理由もわからない。

「えぇと、どうせ”契約結婚”なんだから、気にしないでいいと思いますよ?」

 もう一枚すすぎ終わった皿を手渡しして、横に立つラァトを見上げてへらっと笑っておく。

 社会人のスキルに愛想笑いは必須だと思うわけです。

「……苦労をかけるな…」

 不意に片手で肩を抱き寄せられ、頭のてっぺんに、ちゅーされた。


 頭にチューは、謝罪方法として普通のことなのでしょうか。

 まだまだこの国の文化がわかりませんので、とりあえず受け入れておきます。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ