表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/108

30 お掃除

「”浄化”」


 まるで2人が同時に発声しているような不思議な声で言葉が紡がれると、ラァトの掌の上の魔石が砕け散り、同時に途方に暮れるほど埃まみれだった室内が一瞬のうちに輝きを取り戻した。

 初めてナマの魔法を見て、ぽかんとする私。

 あの淀んでいた空気も清々しいものに変わっている。

 恐る恐る室内に入り、大きく場所を取っているベッドへ近づき掛け布をめくってみる。

「中まで綺麗になってるっ」

 心なしか、リネンから爽やかな香りがする気がする(気のせい)。

「当然だ。 今の魔石の大きさですら、この部屋をここまで浄化することができるんだ、虹色魔石の凄さが判るか?」

 全然わかりませんが。

「もっと大きな魔石だったら、この家丸ごと浄化できるの?」

 できる、との答えに、大急ぎで居間に置いてある荷物から、魔石のストック袋を1つ持ってくる。

「このくらい? もっと大きい方がいい?」

 2センチ魔石を取り出してから、これじゃ小さいかと3センチ魔石も取り出した私の手から、ラァトは2センチの魔石を拾い上げた。

「…コレで十分だ」

「じゃ、それでお願いします!」


 すばらしいね魔法って! 異世界に来て初めて魔法に大感激です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ