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3 そんな理由で魔石ゲット

 魔石生産の裏話。


 最初この世界に来たときは、死ぬかと思った。

 うん、本気で死に掛けた。

 主に空腹で。

 で、空腹を紛らわせるために、小石を飴代わりに舐めたのがきっかけだった。

 ひたすら舐めて、ふと口から出したとき、只の小石が虹色の石に変わっていた。

 あんまり綺麗だったから、一か八か宝石店に売りに行った。

 宝石店は普通の宝石のほかに、魔石(火・水・風・土・光のそれぞれの属性の魔力のこもった石)も取り扱う場所なので、私の持ち込んだ虹色の石が、全属性を備えた稀有な魔石であることが判明、高額で買い取ってもらえた。

 今思うと、なんて良心的な店だったのだろうと思う。

 ぼろぼろな風体の小娘が持ってきたわけのわからない石を買い叩きもせずに、真っ当な金額で引き取ってくれたのだから。

 そうして私は路地裏生活から一転、まともな宿屋で寝食を得る事ができるようになったというわけさ。

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