表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/108

26 保護理由

 結婚話をとりあえず横に置かれて、魔術師の家に連れてこられた理由は以下のようなものだ。


 どうやら、私は狙われるらしい(今現在はまだ大丈夫だが、時間の問題とのこと)。

 理由は虹色魔石だ。

 案の定というやつです。

 虹色魔石を販売しだして、その稀有な魔石の存在を知った国では、他国に知られる前に、私の販売する魔石を国で優先的に買い上げようという話が持ち上がった。

 そして私が王宮に呼ばれ、高い位の某氏との面会と相成ったわけですが。


 子供(に見える…心外ですが、事実は真摯に受け止めます)である私じゃ話にならないから、仕入先を聞き出してそちらと提携し、私を仲買として売買するか、私の親に繋ぎを付けて話し合いをしたかった、ということだ。


 ちょっと待て、あのおっさんの言葉でそこまで理解できるか!


「うむ、少々言葉足らずなところがあるお方だがな」

 少々という範囲の広さの定義を直すといいと思います。


「それでどうして、結婚なんて話が出るんですか?」



 魔術師は少し視線を彷徨わせた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ