表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
107/108

107 あれよあれよという間に

 なんだかんだ言いつつ、追手とか有るんじゃないかって内心ビクビクだったんですけれどもね。


 ウチの旦那様の実力を甘く見ていました。

 だってほら、一緒に居る時はエロいところばっかりしか見えな……げふんげふん。

 追手は無かったけれど、時々遭遇する獣や盗賊なんかを綺麗に追い払ってくれるんですよ、魔術師のくせに剣だけで。

 筋肉は伊達じゃないです。




 旅は快適でした!

 いや、快適になるように改造しました!


 イーシニアル師匠の工房アトリエをお借りして、ポシェットを完成させてその中に馬車を占めていた荷物をすべて収納。

 そして、金に物を言わせて内装を一新し、馬車の足回りを改良してクッション性をアップ、軸の摩擦係数を落とし馬の負担を軽くした上で荷台自体の重さも軽減して…馬車自体を魔道具化してしまいました。

 外観は変わらないので大丈夫だし、ラァトがいつも結界を張ってくれているので中を誰かに物色されることもない。

 

 そんな素敵馬車での旅は、そう長くは続かない…っていうか、うん。



 アレだけ精力が有り余ってる人と四六時中一緒に居るわけだから、うん。






「妊婦さんに旅はおすすめできないねぇ。 どうだい、小さな町だけどここに腰を下ろさないかい?」


 なんだか微妙な吐き気が続いていたので立ち寄った町で診てもらったら、おばあちゃん先生からそう言われました。




 そうして、あれよあれよという間に、町にあった空き家を提供され、この町の住人に認定されました。


 魔道具士と傭兵(魔術師ってこと、暫く気づかれなかった…)夫婦大歓迎だってさ、工房アトリエまで貰っちゃった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ