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第8話 ごまだれ〜♪
「ハッ。僕は一体何を……」
気が付くと、そこは応接室のソファの上だった。
「なんだこの瓶?」
目の前のテーブルには非常に繊細な細工の施された小瓶が置かれている。
そこそこ気になった僕は体を起こして手に取ってみた。
ぎゅっ。てれてれ〜♪
「こっ、これはッ‼」
生暖かい小瓶を握ると、重要アイテムを手にした時に流れそうな効果音が鳴り響いた!
「それは筋肉妖精の雫」
「ミール?」
「ロッテちゃんが桶に貯めてくれた筋肉妖精の涙で速筋大猩兎の胸肉をトロトロになるまで煮崩した物よ」
ちょうど部屋に戻ってきたマリアさんがニカッと白い歯を覗かせながら説明してくれた。
「涙って言うかヨダ……ムギギ」
ロッテにほっぺを引っ張られた!
「速筋大猩兎は君を襲った兎ゴリラだ」
アイアンさんも部屋に戻ってきた。
「脂質の少ない良質な肉質でね。我々の貴重なタンパク源なのだよ」
「成程! 読者さんに展開が早すぎて説明が足りない! と怒られたから今回は説明回になったんだね!」
ガラッ!
「話は聞かせてもらった! この惑星は滅亡する!」
唐突に黒髪をポマードでかっちりと整えた黒縁メガネのマッチョマンが入室してきた!
「「な、なんだってェ~ッ!」」




