マイ先輩のサプライズ
ダンジョンの3階層を攻略してから数日が過ぎた。
日常に戻り、束の間の休息を楽しんでいたマコトたちのもとに、武器屋のマイから突然の呼び出しがかかった。
「マイさんから直接呼び出しなんて、珍しいよね」とリンが言うと、タケシも「何かあったのかもな」と心配そうに頷いた。
「マイさんのことだし、きっと何か良い知らせがあるんじゃないかな?」とマコトが言い、カエデも「そうですね!行ってみましょう」と前向きに応じた。
武器屋に入ると、マイはいつものカウンターで4人を待っていたが、その表情には満足げな笑みが浮かんでいた。
「お待たせしました、マイさん。何かご用でしょうか?」マコトが尋ねると、マイは4人を見つめて微笑み、「3階層を見事に攻略した君たちのために、私からちょっとしたプレゼントを用意しておいたの」と告げた。
「プレゼントですか?」とリンが驚いた表情で尋ねると、マイは満足そうに頷き、「君たちがこれからも成長できるように、新しい装備を用意しておいたのよ。次の階層でさらに力を発揮できるように、少し早めにね」と説明した。
4人は思わぬサプライズに驚き、そして期待に胸を膨らませながら、マイに続いて店の奥へと向かった。
奥の特別な展示スペースには、4人それぞれのために用意された装備が整然と並べられていた。それぞれが見た目にも高品質で、洗練された作りの武器ばかりだった。
「まずは、マコト君からね」マイが手にしたのは、重厚な刀「金剛」。刀身は頑丈で、鋭い刃が光を反射してまばゆく輝いている。
「この刀は『金剛』といって、君の剛力にふさわしい攻撃力を持っているわ。3階層の戦いで見せた君の実力に、ぴったりの装備だと思う」
マコトはその刀を手に取り、しっかりと握りしめた。「ありがとうございます、マイさん!これで次の戦いでもっと強い攻撃ができそうです」
次にマイはリンに、美しい装飾が施された杖を差し出した。杖の先端には青い宝石が嵌め込まれ、まるで魔力が宿っているかのように輝いている。
「リンちゃんには、この杖を。君の魔法攻撃力をさらに引き出してくれるわ。これなら、次の階層でも魔法使いとして存分に活躍できるはず」
「ありがとうございます!これで魔法をもっと効果的に使えそうです!」リンは杖をしっかりと握りしめ、嬉しそうに微笑んだ。
「タケシ君、君にはロッドと盾のセットよ。ロッドは攻撃と回復の両方に対応できて、盾は防御力を高められるわ。君が前線でみんなを守るのに役立つはず」
タケシは力強くロッドと盾を手に取り、「これで仲間を守りながら戦えます!本当にありがとうございます、マイさん!」と頼もしく言った。
「最後に、カエデちゃん。君には短剣と投擲用の苦無を用意したわ。短剣は素早く動けるように軽量化されていて、苦無は遠距離攻撃にも使いやすい設計よ」
カエデも短剣と苦無を手にし、「ありがとうございます、マイさん!私もみんなの役に立てるように頑張ります!」と決意を込めた表情で微笑んだ。
4人は新しい装備を手にし、それぞれの成長を感じるとともに、次の階層への挑戦に対する意欲をさらに高めていた。
「これで、次の階層にも余裕を持って挑めるな」とマコトが刀「金剛」を見つめながら言うと、タケシも「この盾があれば、前線で仲間を守り抜ける!」と力強く頷いた。
リンも杖を握りしめながら「これで魔法攻撃もさらに強化できる…みんなのサポートに集中できそう!」と喜びを表し、カエデも短剣を見つめながら「私ももっと活躍できるように頑張ります!」と意気込みを語った。
「みんな、新しい装備にふさわしい冒険者になれるよう、次の階層で存分に力を発揮してちょうだいね」マイは4人の決意を見届けるように頷き、期待に満ちた表情で送り出した。
「はい!ありがとうございます、マイさん!」4人はそろって感謝を伝え、次の冒険に向けて気持ちを新たにした。
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