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エピローグ

   

 それから数週間後。

 第八王子のチャールズが妃を迎え入れるという噂が、王都を駆け巡った。

 相手の女性は貴族や他国の王族ではなく、むしろ庶民に近い出自らしい。詳しい情報は伏せられており、人々に公開されたのは、ただ「シンディ」という名前だけ。


 時を同じくして、有名な盗賊『黒い蝶々(ブラック・バタフライ)』の活動が、以前よりもかなり減ったという。

 ただしその手際は逆に冴え渡り、犯行の形跡だけは残っているものの、盗賊自身の目撃情報は一切なくなった。まるで『黒い蝶々(ブラック・バタフライ)』が(おのれ)の姿を消す(すべ)を身につけたかのように。




(「箱の中身は透明な靴」完)

   

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