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ホテルの一室
またコウスケと会ってセックスした。今度はホテルの中、ナミの部屋で。コウスケが求めたのだ。
アルフォンス・ミュシャのポスター、魅惑的な女の人の絵が斜めっている。喉がかわいた。
もう、コウスケを好きかわからない。人間って不思議な生き物だ。それでも、こうやって会って彼を受け入れているのだから。
窓の外、義父が中庭の藤棚の下に立っている。シュミーズ姿で半ば口を開いて、外を見つめた。
「どうしたの?」
コウスケが痩せた背中を起こして聞いた。
「なんでもない。シャワー浴びていい?」




