松永秀という男
なんか最近気分が落ち込んでいて
ふと思ったことをメモに書いていました。
何故だか急にストーリーにしてなろうに投稿しようと思いました
変ですね...変です
少しシリアス少しコメディ少し青春のごちゃ混ぜの作品にしようと思います(グダるだろうな)
よろしくお願いいたします
──松永 秀は卑怯な人間である──
人の成功を嫌忌し
人の堕落を愉悦する
側から見れば汚い人間である
しかしこれは彼に限ったことでは無く
人間の根底に眠る本質といえる。
—人間が最も可愛いと思うのは自分で
最も信用しているのも自分だ。
—自分という存在を肯定する為に
他人という存在を否定する。
—他者が財を成すことで劣等感に見舞わ
れ堕ちていくことで優越感に浸る。
表面的な感情など全く役には立たない。
人とはその心の深淵にこそ本来の心の姿を持つ。
世界中全ての人間がそうだと断定は出来ない。
しかし宮永は願ってしまう。
世界中の人間が汚い姿であることを...
.....自分の汚さの言い訳にする為に....
2020年松永秀は高校二年になった
彼はその卑屈さから高校に入り一年経っても友人の一人も出来ていなかった。
新学期に入ろうと彼は何も変わらない。
何も変わらない毎日を機械的に過ごしていた。
季節が変わり、
クラスが変わり、
座席が変わり、
昨年色に染まった一年が
今年色に塗り直されていく中
ただ一人の世界だけが灰色のままだっ
た...
「えぇ〜これからこのクラスの担任を務める山田だ
まぁ一年間よろしく頼む」
唐突な声にクラス内が静まり返り正面に目を向ける。
見た目は30半ばほどだろうか、ゴツい体に綺麗に整えた角刈り、しかしそれに反して覇気のない口調、
少し君の悪いな雰囲気の男だ。
「まぁ俺の自己紹介も終わったし出席番号順に自己紹介よろしく〜」
クラス替え恒例行事の自己紹介が始まった。
ここから一年、このクラスでのカーストはこの自己紹介が全てと言ってもいい
必死に笑いを取ろうとするサル
高圧的なヤンキー
見た目も中身も化粧まみれの女子
まさに十人十色
「松永秀です。一年間よろしくお願いします」
極めて無難にそして簡潔に自己紹介を終わらせると
自分の席に着きいつものようにネットサーフィンを始める。
トントンと肩を叩かれる感触
振り向くといかにもモテ男って感じの爽やかなメガネがこちらを見ていた
確か名前は寺門。下の名前は忘れた
「松永ってさ一年の時何組だった?」
「四組だよ!結構いいクラスだったよ。担任も面白かったし!」
「へ〜部活とかやってる?良ければバスケ部来ね?」
「部活やってないんよ。運動は興味はあるけど音痴だからな〜」
「最初は誰でもそうだよ、まあ気が向いたら来てよちなみに趣味とか聞いてい?」
「趣味ないから今探してるんよ」
「趣味にバスケどう?」
「バスケはいいっつの!」
「まあこれから一年よろしくな!!」
「おう!よろしく頼む」
そして再び宮永は携帯を手に取る
──松永秀は卑劣な人間である──
彼の世界は灰色である。
他者に向ける笑顔も言葉も全てが偽り
前半ばホイホイかけたけど
後半でストーリーが展開されてくると難しいね
いろんな本読んで勉強します
次のも呼んでくださいね!いつ出すかわからないけど..
ご愛読ありがとうございます!