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異世界を平和にすることも二人ならできる!  作者: 青藤 清也
第1章 異世界生活始めました!
10/14

デュオン・レイズ・アトラディア 後編

はい、後編ですスミマセン…。

これで一旦カブトパートは終わりです。

間違いなく終わりです。

自然とパーティは元の騒々しさに戻っていく。

アルガス達現国王達との紹介も済ませて、大人だけの会話になったのでその場を離れた。


今俺はアリエル、ミューズ、オルガスと一緒に部屋の隅の方にいる。リリーナはどこか違うところのグループに行った。すると、目の前に女の子がやってきた。


「おい、お前強いな!」


女の子は腕を組みながらそう言ってきた。

肩まである金髪、頭にリボンを着けている。

一目で将来、美少女になると分かる可愛い子だ。


「えーと、僕のことでしょうか?」


一応確認してみる。美幼女はコクリと頷く。


「それは、ありがとうございます。それで貴女の

お名前は何と言うのですか?僕はデュオン・レイズ・アトラディアと言います。」

「紹介が遅れたな…妾はノエル。ノエル・アルマ・フェオーレと言う。5歳である。」


てことは、このノエルがアレンさんの孫ってことか。

確かにアレンさんと同じナチュラルブロンドだ。


アリエル達も紹介を済ませたので、ノエルに聞いてみる。


「えーと、ノエル様は僕に何か用でも?」

「うむ、というか様はいらんノエルで良い。なに先ほどの争いを見ていてなデュオンのステータスが気になったのだ。」

「ステータスですか?ステータスというのは分かるのですが…どうやって確認するのかがわからなくて…」

「ん?ステータスの確認は強く念じれば分かるぞ?

あっ、そうか最初は祝詞を唱えないとダメなんだったな…いいか、俺の言ったことと同じことを言ってくれ、そうすればステータスがわかる。」

「わかりました。」

「いくぞ…我、英智の理の中で己が魂を証明せよ、ステータス。」


オルガスに続いて言葉を述べる。するとステータスが表示された。


名前:デュオン・レイズ・アトラディア

種族 :新人族 性別:♂ 年齢:5歳

職業:皇帝.空き4

レベル:1

STR100. CON100. GRD100. INT100.

AGL100. DEX100. LUK100. MAC100.

スキルポイント…20

固有スキル:【転生者】

特殊スキル:【草樹龍ユグドラシル】【万物王】【英雄王】

スキル:なし

称号:龍の力を持つ者


…なんていうか、凄そうというのは分かる。とりあえず能力の説明とか調べないとな。


〈【転生者】のスキルを使いますか?〉


なんか、急に出てきたな。なんだ、転生者のスキルって?とりあえず使ってみるか…。


俺は頭の中で使用を命ずる。


『【転生者】のスキルが発動されました。知りたいことはなんですか?』


!?…い、今のはノアの声??


『はい。【転生者】の説明時には転生させた方の声で説明するようになっています。』


なるほど…じゃあ教えてくれ、まずは【転生者】

のスキルだ。


『【転生者】ステータス補正、言語理解、転生認識、能力偽造、能力閲覧、能力説明です。個別に能力の解説をしますか?』


目の前に表示されながら能力の説明をしてくれる。

実に分かりやすく、俺は表示だけと念じると


ステータス補正:ステータスに+補正。

言語理解:基本的な言語を理解、会話。

転生認識:海原 仁 の転生者がわかる。

能力偽造:ステータス、スキルの偽造。

能力閲覧:視界に入った者のステータス、スキルを見ることができる。

能力説明:ステータス、スキル、能力の説明・解説。


と表示だけされた。実に便利だ。

俺は早速、心の中で『能力閲覧』と念じてオルガスのステータスを見てみる。


名前:オルガス・ラド・ルークニス

種族 :新人族 性別:♂ 年齢:7歳

職業:なし。空きスロット1

レベル:2

STR9. CON10. GRD7. INT9.

AGL10. DEX8. LUK8. MAC5.

スキルポイント…なし

スキル:剣

称号:なし


となっている…これはヤバイな差がありすぎる。

さらに、ノエルが口を開く。


「デュオンのステータスを見せてくれないか?」


ん?…見えてないのか?てことは俺がステータスを見せようと思えば見せれるってことか。その点はラッキーだったな。


「ステータスを見せることができるんですか?」


俺は会話しつつ頭の中で『ステータス偽造』と念じ

ステータスを偽造していく。


「ああ、ステータスを見れるように念じれば出るぞ?こんな感じに。」


オルガスの目の前に先ほどみたステータスが表示される。


「わかりました…やってみます。」


俺は目を瞑り、あたかも念じてる風を装いながらステータスの偽造を済まして皆に見せる。


名前:デュオン・レイズ・アトラディア

種族 :新人族 性別:♂ 年齢:5歳

職業:なし。空きスロット2

レベル:1

STR17. CON16. GRD15. INT20.

AGL15. DEX16. LUK14. MAC10.

スキルポイント…なし

スキル:なし

称号:なし


「ウソだろ!?職業の空きスロットが2つもある!」

「ステータスが全て2桁じゃと!?」


オルガスとノエルは驚き口に出す。


マズい…ステータスが高すぎたか!?ノエルの強い宣言のせいで少し高くしてしまった。

仕方ない…知らない作戦でいこう。


「えーと、確かにオルガス様より能力が高いみたいですが…そんなに驚くほどなのですか?」

「初期ステータスが高ければレベルが上がった時に多くステータスが上がるんだよ!普通は全て1桁なんだよ、だから最初から全て2桁のこのステータスはスゴイってことだ!」

「妾も2桁が2つあって自信を持っておったが…これはスゴすぎるのじゃ。」


ノエルは ほれ と自信のステータスを見せてくる。


名前:ノエル・アルマ・フェオーレ

種族 :新人族 性別:♀ 年齢:5歳

職業:なし。空きスロット1

レベル:1

STR8. CON6. GRD5. INT12.

AGL9. DEX8. LUK9. MAC11.

スキルポイント…なし

スキル:なし

称号:なし


これで良い方なのか…。

アリエルとミューズはどうなんだろう?


「アリエルとミューズもステータスを見せてくれないか?」


アリエルとミューズは頷くとステータスを見せてくれる。


名前:アリエル・レイズ・アトラディア

種族 :新人族 性別:♀ 年齢:5歳

職業:なし。空きスロット1

レベル:1

STR8. CON8. GRD8. INT13.

AGL10. DEX11. LUK10. MAC10.

スキルポイント…なし

スキル:なし

称号:なし


名前:ミューズ・アルク・オルトリア

種族 :獣人・鼠人族 性別:♀ 年齢:5歳

職業:なし。空きスロット1

レベル:1

STR6. CON9. GRD5. INT9.

AGL14. DEX8. LUK8. MAC4.

スキルポイント…なし

スキル:なし

称号:なし


あれ?アリエルも高いんじゃね?2桁が5つあるけど…


2人の方を見てみると案の定驚いた表情をしていた。


「きっと僕達のステータスが高いのは双子だからですね。」

「そ、そうだな!双子ならステータスが2人とも高いのは納得がいく!」

「そうじゃな!妾を超えるステータスがこんな身近に2人もいるのは双子のおかげじゃな!」


俺の言葉に2人は無理矢理納得したようだ。

アリエルのステータスが高いのは俺のせいかもしれないけどね。


今の内にスキルを確認しておくか…


俺は頭の中で【転生者】を発動する。


『【英雄王】一撃必殺、七転八起、人心掌握、経世済民、質実剛健です。前回のように個別の能力を表示します。』


一撃必殺:自信の最大技の威力上昇。

七転八起:ダメージを受けるたびにステータス上昇。最大8回。

人心掌握:好感度上昇時に+補正。個人差あり。

経世済民:配下のステータス上昇。

質実剛健:身体能力上昇。精神抵抗力上昇。


さすが特殊スキル…ハンパじゃないね。あと2つもあるのか…。


『【万物王】森羅万象、適材適所、創意工夫です。』


森羅万象:基本的なスキルを覚えることができる。

適材適所:自信の適性のあるスキル習得時、必要スキルポイント減少。

創意工夫:スキル習得時に所持能力によって必要経験点・スキルポイント減少。


これは…俺が望んだ能力!?確かに重宝して極めればあらゆることに対処できそうだ。てことは…あと1つの能力は…


『【草樹龍ユグドラシル】究極回復、異常付与、薬学知識、自然治癒、薬復増幅です。』


究極回復:究極の回復技が使えるようになる。

異常付与:状態異常の能力を付与できる。

薬学知識:薬学の全てを知ることができる。

自然治癒:時間経過により怪我が治る。

薬復増幅:回復魔法等の回復行為時に回復量上昇。


ああ、やっぱりな…究極回復これは、俺が心の底から望んだ能力だろう。


俺は嬉しくて顔のニヤけが止まらない。


そう、これは 蘇生の能力 だ!



そしてパーティは終わりを迎えた…。

はい、という訳でカブトが真に望んだ能力は蘇生能力でした。

先に言いますとぶっちゃけ本当に蘇生できます。

使用制限・使用回数の限界などは後ほど説明すると思います。

次回からジンパートです。

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