好きな人
あなたには、自分の命に変えられるくらい大切な人はいますか?
私の性格は、がさつで馬鹿で元気で…女の子なのに、女の子には見えない性格です。でも、こんな私にも、好きな人が出来ました。
私と、いつもつるんでたメンバーで男のくせに、細くて、でも目標としているものがあって……。
そんな彼が大好きになりました。だけど私は最初は、その思いにフタをしてしまいました。
「ありえない」
と…。
でも、フタをした気持ちが溢れ出て来るのも、時間の問題でした…。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
「オハヨー!亜希」
「おはよっ紗枝」
私田中亜希は、普通の中学生でも、私がみんなと違う普通じゃない事があります。それは、私の性格が男の子みたいなところです。
私は、クラスの中でもうるさくて、目立ってて、私はそのポジションにいました。
キーコンカーンコ…。
「亜希!やばいチャイムなった!!」
「じゃあ、バイバイ…。」
そして、私たちはクラスに帰った。まだ、授業は始まってなくて、
「ヤッベー!ぎりぎりだぁー!!」
「亜希!何やってたんダョ!?」
「ちょっと、遊んでた?」
「ウンコでも、してたのか?」
「女の子に、そういう事言わないでよ??」
「おめぇ〜女だったん?」
「女ダョ!!酷いなぁ〜陸わぁー!(笑)」
そんな会話をしなから、授業は始まった。
それで、授業が終わった。何も変わらない毎日……。つまらない一日…………。私は、学校に来るのさえ、面倒だった。
昼休み〜…。
「亜希ってさ、絶対陸の事好きでしょ?」
「はぁ〜?ありえない!」
「でも、なんか空気が甘いんよ〜?」
「甘い?ありえないよ!だって、陸は私の事男だと、思ってるから…。私は、そういう人に恋をしないっていうか……。難しいけど、うちは陸の事友達としか、思って無いから!そういう事言うのやめて!!」
「わかった!ごめん…。」
「てか。うちより紗枝の話だべ?」
「えっ??私に、話をふらないで…亜希。」
「(笑)」
「紗枝!何?恋してんの?」
「亜希〜!!!」
「まぢふざけんな!」
「陸!何、キレてんだよ?」
「ア゛ア゛!?」
「やばく無い?」
「陸くんすっげえ、キレてるよ?」
「亜希…。」
「わかったよ。紗枝……。ハァ〜…。」
「陸!!!!!」
私は叫んだ!
「陸どしたん?そんなキレて…?」
「………。」
ブチっ!
「陸!どうしたか聞いてんの!!いい加減にして、キレて物にあったて自分が痛い思いするだけでしょ?!話なら、いつでも聞いてやるカラ…。こい?!あほう…。」
「……う…ん…。ワリイなぁ…。」
と言いながら陸は、教室を後にした。そのまま陸は、帰って来なかった。
放課後…。
部活で私が、走ってると…陸がシュートを決めていた。陸は、部活に行ったみたいでホッとした。
そして、私の毎日がまた始まる。つまんなくて、びみょ〜な一日が…。
「おはよ〜!」
「………………。」
「亜希?」
「…。」
バン″″
「痛ったぁ〜」
「目覚めたでしょ?!亜希」
「よっちゃん!!ありえない…!チョー痛いんだけど?!女の子に対して失礼じゃない??」
「お前…!女だったん??」
「女 ダョ!!!!!!!!!!」
「ごめん。初めて知ったァ〜?(笑)」
そんな会話をしながら、教室へ向かった。
朝会が終わって、教室に戻ると陸がいた。
「どうしたん…?陸」
「ヤッベー。部活やってたら遅れたぁ…」
「何やってんの?」
「笑」
……………………。
ヤバイ?私は、陸のコトが、ありえないぐらい好きみたいだ。いつからだろう…?私がこんなに、陸の事好きになったのは…。
陸が他の女の子と喋ってると、何だか悲しくて、陸が私に話かけてくれると顔がほてる位嬉しいくて、いつのまにか陸の事目で追ってて、もっと陸の側にいたいと思ったの…。
「亜希?」
「…。」
「オイ!!亜希男?!」
「誰が、亜希男だって?」
「ハイ!戻ったぁ〜?どうしたん??ぼーっとして…?」
「嫌!別に…?」
「なんか、隠してる??」
「隠して無いし…。なぁ、紗枝?」
「あっ。うん!」
「だから、バイバイ!私は紗枝と遊んできます!」
………………………。
でも、陸には彼女がいて、私のこの思いは届かない…だいたい陸は、私の事を女だと認めてはくれない…。こんなに、陸の事が好きだって陸には届かない………この気持ちは、どうしたら良い??お願い助けて…?
「亜希どうかした〜?」
「いいや?別に…。」
「そう?じゃあいいけど…何かあったら言ってね?」
「うん…ありがと!」
普通に過ごしていたのに、悪い事は起きた。
「亜希!陸が彼女と別れたって??!!!!!」
「そう?」
「なんで、興味ないの?」
「陸が誰と付き合おうと、誰と別れようと……。関係無い!!!!!!!!!!」
「ふ〜ん」
「………。」
…………………………。
あの話を聞いて、正直私は嬉しかった……。だけど、陸が彼女と別れたって私に気持ちが移る訳でも無い!!だから、その思いはしまい込んだ…。好きと認めたくはなかった。だけど、好き過ぎて涙が出た……。こういう気持ちを持つ私が汚いと思った。
その日の陸は、静かすぎるほどおとなしかった。
朝、陸を見ると…元気にサッカーをしていた。
そして、私に朝一番に言った一言……。
「俺!サッカーに恋をする!!てかサッカーが恋人?!」
「あんた馬鹿…?」
「オイ!友達にたいする態度かぁ〜?(男の)それは…??」
「あぁ〜そう!!」
「なんか冷たい……。」
「紗枝ちゃん!!亜希どうしたん?!」
「まぁ、気にしないで?乙女の悩みだから…。」
「ふ〜ん…??」
「じゃあ、そういう事だから!」
そう言って、紗枝は私のところに来た。
「紗枝…。うち……………………………………………………………………………………陸の事好きみたい?!…………。」
亜希は、そう小さな声で、呟いた。
「そう。」
紗枝は、そう言った。あまり深く聞いて来なくて安心した。紗枝は、私が深く聞くのを嫌がる事がわかったからあまり聞いてかなかったのカナ??
でも、日に日に私の男扱いは酷くなる一方……。
毎日毎日、男扱いされてもう亜希は疲れ始めた……。そんな時でも、陸は助けてはくれなくて…陸は一緒になってふざけてて…陸をあきらめる事を決意した。
決意した日から、一日目…陸の笑ってる顔を見てしまった…あきらめられない…なんで私はこんなあいまいなのだろう…?
やっぱりあきらめるなんて無理だぁ!!
だけど、陸の事を思うと気持ちが一方的で心が苦しいの……。
陸は、私の事を男としてしか見てくれなくて………。私ばっかりが好きで。
紗枝が
「亜希は、陸に好きになってもらいたいの!?」
そう聞かれた時、答えられなかった。自分でもわからない…。
でもね、私は陸のすべてが好き………?怒ったところも、泣いたところも、笑ったところも…きっとね、言葉に言い表せないぐらい…好きなんだ…。
今なら、紗枝の問いに答えられるよ。私は陸に、同じ気持ちななってもらいたいなんて言わない……。てか言えない…だけど、私はあなたのヒロインには、なれないから…だから今は遠くから見守ってるから…今は私の事嫌いにならないで?大切な友達の一人として一緒に居させて?今はそれだけで十分だから……。
まぁ、私の決意は無惨にくだけちったけどまた、陸を好きになってしまった…。
「亜希好きダョ!」
「陸ほんと…?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「うわぁー!!!!!!なんて、夢を見ているんだ…?」
ありえない……。
てかうち変態!?やだぁ〜!
学校にいるとき私は嘘みたいに静かだった。
だから、事件は起きたのかも知れない…。
私が、交通事故にあったのだ。私は一命を取り留めたけど記憶を失っていた…。
「誰??」
「亜希何を言ってるの?お母さんだよ…。」
「お母さん?!」
「…………………。」
私の家族は、言葉を失っていた。私は訳もわからず黙っていた。
それから、紗枝が来た。紗枝は優しく、私の事故の前の思い出を話してくれた。それから、二日後ぐらいに陸が来た。陸は私を見るとぽんぽんと頭をなでた。
「亜希〜?」
「陸君…。」
「…………。」
陸は、泣いていた。私は、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。訳もわからず…ただ申し訳なかった…。
「ごめんね?」
「なんで亜希が謝るん?」
「だって、陸君が泣いてるの私のせいでしょ?」
「これは、涙じゃない!だから、気にすんな!馬鹿」
「うん…。」
そして、陸は帰った。
大好きだった陸…。だけど陸との思い出はもう無い。悲しいのかな…?わからないけど、私のために涙を流してくれた陸はぽっかり空いた私の中で大きくなっていた………。
それから陸は、毎日毎日病院へ来た。だけど陸は部活が有るので、夜遅くに来る事が多くなった。
私は…夢を見た……。
私が学校に居て、男友達と馬鹿をやってる夢………。
「陸〜何やってんの?!」
「おう!亜希。馬鹿!」
そんなふうに、馬鹿をやってる夢…。
私は、大切な何かを忘れてる………………。
家族の事も、紗枝の事も、陸の事も、他の友達の事もだんだん思い出しては、いる………。だけど、私は何かを忘れてる……。
そう思っていたら陸が、来た。
「亜希〜よっ!」
「よっ!陸君。」
そう言って、陸はそのまま椅子に座った。
陸は、部活の話しをした。
陸私は、何を忘れてる??
「じゃあな!」
陸は帰っていった。
帰って行ったとたん…。
頭が痛くなった。
私は、
「陸〜〜!!!!!!!!」
と叫んだ!
陸は、飛んで来た。
「亜希??どうしたん?大丈夫かぁ〜?。」
私はそのまま、ベットに倒れた。
陸は手を握ってくれた。
「大丈夫…。おさまった。」
「そうかぁ…よかった。」
私は、陸が好きなんだ! 思い出した。
「陸…。ありがとう!」
「…。記憶が、戻ったのか?」
「私ね陸の事が好きダョ」
「えっ??俺?」
「うん…。」
「亜希は、仲の良い友達で…。そんな事は、考えた事もなかった…。ありがとう言ってくれて…。俺は……まだ好きとは言えないけど亜希は大切な友達だ。だから、好きになったら俺から告白するから…。それまで我慢して下さい。良いですか…?」
「はい…。」
……………………。
きっと、私は陸の事が自分の命に変えても命良いぐらい好きだ。たぶんこんなに好きだから、世界で1番好きだよ…。