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捜鷹記  作者: 檻の熊さん
あとがきにかえて

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なかがきと参考文献

 キリの良いところまで書けたので、ここで一つご挨拶をしておこうと思いまして、一筆したためました。私の本職は獣医師で、鷹狩りを趣味にしております。業界の中では割と有名人だという自覚はありますが、ビジネスの世界における成功者という意味ではありません。世間一般の獣医師に比べて、かなり空気感の違う事をやっていて言っている、そういう意味で有名なのです。

 読んで分かると思いますが、私が書いたのは私小説寄りの随筆で、ノンフィクション、いわゆる「愚痴ブログ」の延長にある物です。時代の移り変わりで、その内にブログも無くなりそうだと感じたので、こちら「小説家になろう」さんの方に場所を借りて、何かまとまった感じで残しておこうと思ったのです。

 本来なら「あとがき」とするべきかもしれませんが、まだダラダラと日々思いついた事があれば書いていくつもりなので「なかがき」とさせていただきました。実際の話、病気が見付かり、現在進行形で色々あって、いつ死んでもおかしくない我が身となってしまいました。この随筆が将来突然更新されなくなるのはむしろ既定路線で、ただしそれが「いつ」になるのかが自分にも分からない。マハトマ・ガンジーの名言風に言うのなら、「明日死ぬつもりで生きろ」「永遠に死なないつもりで生きろ」と、まるで長生きと自殺を同時に願っているかの様な、訳の分からん病状と精神状態を体験し続ける日々を送っております。良い時は良いし、突然悪く成るし、病気とはそういうものの様です。


 幸いにして、一度は完全に諦めた鷹が、やってやれない事はない所まで病状が快方に向いたので、明るい事が書けそうな雰囲気が出てまいりました。今後は、これまで書かれて来た様な、精神をおろし金に掛けて紅葉おろしを作っているかの様な、鬱々とした心情を吐露したものを減らし、鷹の楽しい話を書こうと思っております。いちおう本気で、そう思っております。そういう「お断り」をしたくて書いた「なかがき」のつもりなのです。

 いえ、本当に楽しい話を書くつもりだよ。うそじゃないよ。ではでは。


2025.12.08記




参考文献

 本文中に、鷹関係の用語や名称がたくさん使われているのを見たと思います。こちらで紹介されている本を伝っていけば、鷹、特に鷹狩りに関する必要な情報は、ほぼ拾えるのではないかと思われます。


鷹詞拾遺集(たかことばしゅういしゅう),https://watavets2000.blog.fc2.com/blog-entry-1478.html←鷹狩りに使われている用語(鷹詞(たかことば))を集めたもの。

猛禽類治療マニュアル2024,KDP,2023

猛禽類を飼う,KDP,2022

ハリスホーク:その飼育と調教,KDP,2021

花見薫,天皇の鷹匠,草思社,2002

鷹書研究会, 鷹の書─諏訪藩に残る『鷹書(大)』の翻刻と注解─, 文化出版, 2008

岡崎寛徳,鷹と将軍: 徳川社会の贈答システム,講談社,2009

二本松泰子,中世鷹書の文化伝承,三弥井書店,2011

大塚紀子, 鷹匠の技とこころ─鷹狩文化と諏訪流放鷹術, 白水社, 2011

挿絵(By みてみん)

写真はハイイロチュウヒの雌です。写真に収めて比較してみないと、チュウヒと区別が出来ません。

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