遺物
「おや、あれは私の大好きな花じゃないか、もうそんな時期か。さあ問題ですこの花の名前は何でしょう」
あるのっぽな男が、大柄な男に向かって話しかけた。
「俺にそんな知識あると思うか?そういうのは俺じゃなく…」
「でしょうね、せっかくです、教えましょう。あの花の名前は百合、白色だから花言葉は純潔」
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「少し不味いな」
少年はベットの上で呟いた。
(新しい情報が増えていくだけで地族、空族関連の情報が全くない。なんなら昨日はまじでなんの情報も得られなかったし。
今日はあと6時間で終わるし。
まあ、今日も含めあと二日で夏休みだ、休みを行かすしかない。とはいえ何もしないのはなんか嫌だな)
「よし」
そういってソラは窓を開けた。
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「よう」
ソラは研究室のような空間に来ていた。
「ん?ああ」
「お前か、何しに来た?」
「そっか、この前は顔とかそこら辺隠してたからな」
「調べてることがあって、手伝ってくれない?」
「何を調べるかを言え、まずはそれからだろう」
「なんて言うんだろ、古代からある魔術関連の異物みたいな感じの物に関する情報ってある?」
「知らんな...いや、待てよ?」
フォースは机の上にあった沢山の紙から何かを探し始めた。
「これを書いたのは、ヴァーガン君か。
一応似たような研究をしているやつは居るぞ」
「マジ?」
「ああ、もし会いに行くなら、これを必ず持って行け。場所はここだ」
そう言ってフォースは宝石のような物と地図を渡した。
「ありがとう、また」
(よし、いいものが手に入った。
とはいえ行くのはまた今度でいいや)
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「夏休み、危険な場所には行かないようにすること、夏休みの課題の提出は2学期の成績に含まれますので、遊ぶなとは言わないので毎日コツコツやってください。以上、日直」
「起立、気をつけ、ありがとうございました、さようなら」
(よし、これで僕はもう自由、夏休みの宿題は毎年苦しめられていたが、時間を遅く出来るようになった僕には効かない、最終日にやってしまえばいいのだ。
せっかくだし帰りよってみるか)
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「本当にここであってるのか?」
(いや合っているはず周りとも一致しているし)
ソラは薄暗い裏路地にある下が真っ暗な階段を見ながらそんなことを考えていた。
(今となってはヤクザとか大丈夫だと思うけど、だとしてもこれは怖い)
「第1階梯魔術『光源』」
「とりあえず進もう」
そこを進んでいくと1つの扉があった。
「し、失礼します」
その部屋のたった1つのっ光源の前に髪が長くぼさぼさで眼鏡をかけている人が居た。
「誰?」
「え、えーと。僕はソラ・テンクと言います、あのこれ」
「あーフォースさんからの、何しに来たの?」
「過去の物について調べていると聞いて。人間が生まれるもっと前くらい昔の魔力関連の物について知りませんか?」
「ちょうど僕の研究しているところじゃないか」
「しかも人間が生まれる以前から魔力があったって知ってるんだ」
「ちゃんと予習していていいじゃないか」
「君が言ってくれたとおり魔力は人間が生まれる前から存在しているんだ」
「なんで分かったんですか?」
「ある方法で地層を調査したら、5000万年程前の土に魔力と思わしき物質があったんだよ。」
「そして現代では魔力を持つ生物は我々が現在調べた限りだと人間しかいない、だけどもちろん魔力を持たない人間だって存在する」
「じゃあその違いは何なのか。魔力の持つ人間100人にX線調査をしてみたんだ、そしたら100人が100人右脳と左脳の溝になぞの物質があったんだよ過去の研究者はこれをは魔核と名付けた。そしてその100人全員の脳の重さつまり大きさの平均が一般人の平均の平均より2.0倍大きかった。そしてこれはサンプル数を増やしても変わらなかった。まあもちろんその物質が1000gほどあるという考えも出来ると考えられたんだけど、魔術師の死体からその部分だけを切り取ったものが居た、そして、魔核の重さを量ったとき魔核は10gととても軽かった。故に過去の研究者は魔力を持つ1つの必要条件として脳の重さが2200g程度以上という風に考えた。」
「あくまでも必要条件だから2200gを超えていても魔力が発生しない人間だって存在した。他の条件はまだ研究途中とのこと」
「話がかなりずれてしまったね。つまり何が言いたいのかというと過去から魔力が測定できたということは人間が生まれる以前にも脳の大きさが2200g以上の、人間よりも賢いかもしれない生命体が居たと考えられるんだ」
(賢い、ねぇ)
「そして、ある場所を掘り続け過去の遺物を掘り当てたんだ、これの研究が私の今行っている研究なんだ」
「そして気づいたことは、過去の生命体は少なくとも私たちよりもとても多い魔力を持っていることが分かる」
「研究している物を見せて貰うことって可能ですか?」
「ん?ああ別に爆発とかするわけじゃないしいいよ」
ヴァーガンがある物をソラに見せた。
「これは!」
(大地の王の)
そこにはソラにとって馴染み深い魔力があった。
(アンヴィルが肉体を犠牲に構築した封印)
そこには手のひらのような物があった。形を見た感じ右手だろう。
(よかった、まだ全然解けそうにない。あと最低でも1000年は持つだろう、もちろん外部から何の影響も受けなければの話だが)
「ありがとうございます」
「なにか気づいたのかい?」
「いや、なんか魔力がめっちゃ纏っててすごいと思っただけです」
「まあそりゃ思うよね」
「そういえば、なんでこんな暗い部屋でやってるんですか?」
「他の人はどうか知らないけど、私は暗い部屋の方が集中できるんだ、他の物に目が行きづらい気がして」
「そうなんですか」
「僕はやること済んだのでもう帰ろうと思います」
「そうかい、またいつでも来てよ」
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(にしても良い情報が手に入った、これからは大変になりそうだ)
ソラは外に出てそんなことを思った。
ソラは情報に満足していた為気づかなかった。上から何者かに見られていたことに。
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「ただいま」
のっぽな男が暗い部屋の電気をつけ言った。
「おかえり。ってその花」
「もうそんな時期なんだ、まだ立春くらいだと」
「こんな暗い場所にずっと居るから時間感覚がおかしくなっているんですよ」
「君は毎日朝日を浴びた方がいい」
「これからはそうさせて貰うよ」
読みにくかったら何か指摘ください。
科学用語使うとき地球の人の名前使いそうになりそうになる。