本来あるべき姿
2000字くらいに抑えようとしても溢れてしまう。
「いいんですか?」
「まあやるって言っちゃったから、変に考えるよりすぐに実行した方がいいんだよ」
「え?でもそんな、その魔術を使った人なんて分かるんですか?私は知らないんですけど」
「あなたにかかっている術式、あれは見た感じアヴィリティだけ術式です、あれだけなら簡単に逆探知できるんですよ。まあもしかしたら探知先を変えている罠の可能性もあるけど。まあ手がかりの1つではありますし、行ってみないことにはなにも始まりません」
「『異空間操作』」
ソラは少し大きいベットくらいのサイズの板を取り出した。
「この上に乗ってください」
「え?あ、はい」
「『空間操作』」
「へ?」
そうしてソラは板をを浮かせて目的地に向かった。
「このスピードで行けば10分程度でつくと思います」
「は、早すぎ」
レーションは怯えていた。大体高さ150mくらいを時速200km程度のスピードで移動している。
これなら怯えることは正常といえるだろう。
「安心してください、僕の空間操作で空気抵抗とかなくしてるんで」
「ああ、そう、てか下から見たら変に見えない?」
「光をねじ曲げて下からはちゃんと空に見えてるんで大丈夫です」
「そうなんだ、ソラ君、君やばいね」
「アヴィリティっていうのは、他の人の物は自分の物よりやばく見えるっていうものですよ」
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「ここか」
とても大きい教会の前に2人の少年が立っていた。
「ここは、ネイタール魔術総本部の...」
「もしかしてレーション君の所属しているところですか?」
「来たことはないんですけど、ネイタールの公式の魔術組織はすべてここに属しているので、そんなところですね」
「『空間操作』」
「じゃあ、先導お願いします」
ソラは透明になって言った。
「あ、はい」
レーションはそのことに突っ込みはしなかった。
レーション達は教会に入っていった。
「ようこそ迷える子羊よ、あなたも神に懺悔をしにきたのですか」
まあ教会なのだから当たり前だがそこには聖職者がいた。
「No.225・Bランク。本部に用があり来ました」
「なるほど、魔術師ですか」
「ではこちらに」
そういって聖職者は隠し通路のドアを開けた。
「一応あなたにも透明化を付けときます」
(正直レーションはここに置いていってもいい、もし僕の透明化が破られたら、レーションもばれる。レーションがばれたらレーションの命が狙われかねん、それは面倒だ)
「あの念のためにここで待ってくれませんか?
もし透明化の効果が消されたら面倒です」
「あ、はい」
「『異空間操作』」
「もし透明化が解けてもいいように変装しとくか」
ソラは真っ白いパーカーに眼鏡をかけついでに紙マスクをした。
(おーすごい、地下にこんな物があるとは)
隠し通路を数分間歩いた後ソラは広い部屋にたどり着いた。
(恐らくあの真ん中のクソ大きい通路から左に2番目の通路の先だな
ソラはその通路に向かった。
総本部と言っても数人しか居なかった。本部に来る理由があるのは基本的に本部の子組織を仕切る者や幹部とかそういうレベルの者。まあだれでも来れるが下位の者には来る意味が全くないのだ。
(怖ぇ)
その通路には明らかに門番的なのが居た、もしばれたらやばいというのは間違いなしであった。
「『空間操作』」
とても分厚いドアがあったがソラは無理矢理ドアに隙間を作り入った。
その部屋には白衣を着た1人の男がいた。眼鏡をかけていて肌が真っ白であった、そのことからずっと部屋の中に居ることが分かるだろう、どうやら何かの研究をしているようだ。
(主語とか変えていくか)
「お前か?人から記憶を奪う能力者は」
その男の横にいきなり白いパーカーを纏い、顔全体を隠す少年が現れた。
しかもパーカーは家にあるのをとりあえず持ってきたようなダサいものだ。
「!?」
「な、何者だ?」
「ぼk」
「俺か?俺の名は...」
少し沈黙があった。少し経ち言った。
「お前に教える必要はないだろう」
(完璧に考えてなかった)
「そうかい、なんの用かな!」
「多重魔術 第2階梯魔術『氷弾』」
「ふぅ、なっ!?」
「いきなり攻撃してくるとは」
「そんな、あれに対応するだと?」
「そりゃ攻めに来てんだから常に警戒くらいするだろ」
(まあ、少しだけボコボコにするか)
そう考えソラは相手の腕をつかんだ。
「え?なにw」
そして投げ飛ばした。
すごいスピードで飛んでいった、当たり所が悪ければ一般人は気絶し死ぬだろう。
「き、さま。魔術に、よる、肉体強化か」
ソラはさらに追撃をした。壁に張り付けになっている研究者に向かってすねに強い蹴りを顔に強いグーパンチを、そしてもう一度つかみ元の位置の近くまで投げ飛ばした。
「う、ああ。クソ化け、物め」
「ふぅ...え?」
ソラは哀れみの目を相手に向けた。
「なんでそんな目で私を...」
起き上がろうとした研究者の真下には黒色の毛の集合体があった。
「ま、まさk」
研究者は自分の頭の中心部を触ったが、そこにはなにもなかった。
「ごめんなさい」
研究者は無言でその物体を頭に乗せた。
(見た感じもう戦闘不能っぽいし)
「多重魔術 第2階梯魔術『拘束』」
ソラは研究者の脚と手を縛った。
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「えー、まずなんでb、俺がお前に尋ねてきたか、それはある者にかけている魔術を解いて欲しいということだ」
「断る」
「お前らの目的は魔術を世間に広めないとかそう言うのだろ?その考えに関しては俺も賛成だ。
でもたった1人くらいならいいだろ?」
「たった1人?」
「ああ約束をしよう制約だって」
「違う、1人の存在という者はとても大きいんだよ
君は瓶の中のノミ、と言う実験を知っているかい?」
「いや?」
「瓶の中に何体ものノミを入れるんだ、その後に瓶に蓋をする
そうすると前まで瓶の上まで飛べていたノミは瓶の蓋までしか飛べなくなる。
それは瓶の蓋を開けてもだ。だが1つの個体でもそれを超えられる、もしくは超えられる個体がいると周りも超えられるようになるというものだ。
それと同じように1人でもそのようにしてしまうと、次々と私はそれを解除しなければならなくなるかもしれない」
「そもそもだれが解除できるかなんてだれも知らないだろ」
「ああ、だから魔術師の大半は仕方なく従っていた。でも1人でもその呪縛から解放された者が居るとなっては話が変わる、それを希望とし魔術師の多くにデモとか起こされたらさすがに負けかもしれないし、解除しなければならなくなる。そうなれば終わりだ」
「認識を消す?的なアヴィリティはなんて言うんだ?」
「認識破壊だ」
「それは、どんな感じの能力なんだ?」
「そんなポンポンいえるはずないだろう」
「関わった人物との記憶を消すことが出来て、逆に関わった人物もその者の記憶を消すことが出来るんだよな?」
「...ああ」
「それならこれはどうだ.......」
「出来るが、それは制約か?それにお前も出来るのか?」
「ああ、必ず成し遂げてみせる」
「だがもう一つ制約を結べ、この魔術組織が危うい状況になったら力を貸せ、それをしてくれるのであれば、私は問題ない」
「それはいいけど」
「第5階梯魔術『回復治癒』」
「俺もこの一件以降互いに友好関係にあると言うことにしてくれ」
(魔術組織と関係を持っていた方が後々楽そうだ)
「過去に負った傷は消えないぞ。
まあ、いいだろう」
「俺の名前は…」
(まぁ、いいか)
「ソラ・テンクだお前は?」
「私はフォース・シャーだ」
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「お、ソラ、どうなっ...」
ソラは即座にレーションを気絶させた。
(これが本当にこれが君のための最善手なのか、僕には分からない。ごめんな)
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「ここは?そういえば部活終わってから私はなにを」
(早く家に帰らないと)
ある少年は家の方向に向かって走って行った。
(あれ?なんでこんなに懐かしいんだ?)
「ただいま」
「おかえり」
(なんでこんなに嬉しいんだ?)
玄関に立ったある少年は、なぜか泣いていた。
「あんた、いきなり泣いて、どうしたの?珍しいわね」
「いや何も」
母親はもう思春期に入るであろう子供にハグをした。普通子供は嫌がるだろうが、その少年は嫌がりはせず、喜ぶように泣いていた。
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「あいつの昔の名前覚えてないけど、リーブ・グリーク。いい名前じゃないか」
(例えその記憶が嘘であっても、君のこれからの愛に溢れた人生は本当だ)
[これならどうだ。
レーションという男から魔術師という認識を俺を含め破壊する。
レーションという男の魔術師の記憶を俺とお前を除く魔術師から破壊する。
俺、お前はレーションの魔術関連のことを魔術師に話さない。
レーションとレーションに今まで関わってきた人のレーションの名前と名字の記憶をレーションの元の名前と名字に直す。
5歳から12歳までの家族との記憶を出来るだけ再現する
あいつの魔術に関することは絶対に防いでみせる
あとついでにお前の髪のこともだれにも話さない]
「ていうか、やっぱアヴィリティってえげつないな、まあ、これ全部やった後のあいつの疲れ具合エグかったし、そんなもんか」
「僕も帰るか」
1から5までの階梯は魔力量で決まります。
魔力量とは第1階梯魔術『微炎』で使う魔力を1としたものを指します。
第1での魔力量は1~9
第2での魔力量は10~99
第3での魔力量は100~999
のように増えていきます
第5は10000以上で、魔力量1兆とかだとしても第5に属します。
第0階階梯魔術は使うと術者に危険があるもの。
第6回階梯魔術は1つのアヴィリティに匹敵するもの。
読みにくかったら何か指摘ください。
フラクトゥール使いたかったんですけど、使えないんですね。
本当は最初からもっとギャグ的なの入れたかったけどなんかむずかったです。