安心な地
もうちょっとキャラの語尾とか個性的なのにしとけば良かった。なんかキャラ崩壊してる気がする。次キャラ出すときはもっと個性的にしよ。
「どういう?あなたは何者ですか?」
「分からないんですよ...」
「私もここ最近自分になにが起きているのか分からないんですよ」
「ただ家のベットで寝て、起きたら、自分の知らない場所で自分が小さくなってて。その環境に慣れようと頑張ったら、いきなりよくの分からない場所に連れてかれて。その日まで仲良くしていた友人、愛してくれていた、親から忘れられて。その後よく分からない施設に入れられて、その時までの名前も名字を捨てさせられて。」
「いきなり転生?をしたのは、どうにか頑張ったし...親にも友達にも恵まれて幸せだった、精神年齢には合わない遊びも、幸せに思えた。場所は異世界だったけど、そのときは地球と同じくらい幸せだったし、よく分からない土地であったことにも安心して居られた」
「けどもうその幸せはない」
「今、私が経って居るこの地は地球と同じ銀河にあるのか、同じ宇宙にあるのか、もしくはパラレルワールドなのか、夢なのか、地球の未来なのか、過去なのか、どれが合っているのか、どれが間違っているのか、私はどうすればいいのか、そのすべてが分からない」
「どれが合っていて、どれが間違っていても1つだけ言い切れることがある...少なくとも今のここは私の知らない異世界であって、幸せなんて、ない...」
(忘れられたとは?いや今すべきは)
ソラはレーションに近づいていった。
「え?」
「ごめん、きっと僕が一瞬同郷の者に見えて、安心させてしまったんですよね。期待外れでごめん。
きっといつか、君の安心の出来る生活を戻しますから」
ソラはレーションにハグをした。
そのとき、ポトポトとソラの靴に暖かい雨が降った。
「母さんッ!父さんッ!」
その雨は数秒もしたら止んだ。
「ごめん」
「全然問題ないですよ、仕掛けたのはこっちですし」
「放課後はあいてますか?いろいろと聞きたいことがあるんですけど」
「分かった」
「じゃあ、3時に校門の前でお願いします」
「了解」
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「ごめん、思ったより部活が長引いて」
3時20分、レーションは校門の前に走ってきた。
「まあ部活は大切ですし」
「とりあえず少し移動しましょうか」
ソラ達は人目が全くない場所に移動した。
「それで私に聞きたいことってなんですか?」
「ああ、聞きたいと言うよりかは」
(よくの分からない場所というものは恐らく僕も行ったことがあるはずだし、そして僕も誰かを忘れていると思う、思い出すために洗脳などの効果が自分にないか確認してみたが見当たらない、もちろん気づかせないレベルの高等なものの可能性もあるが、そんな大層な者を一般ピーポーであった僕にする必要は全くないしそれを全国民によるなど不可能だろう、つまりは)
「いきなりなにを」
「やっぱりか」
(こいつの中によく分からない魔術がある、構築が簡単だがそれは恐らく沢山の者にこれをかけるためだろう、にしてもこんな簡単な術式その気になればだれでも)
「うぅ!ああ゛」
(なるほど、これを破壊もしくは改造をしようとすると本人に苦痛が来るようになっている、しかもこっちの方に関しては破壊するのは無理そう、つまりこれを作った奴に直接解除してもらうしか方法がないのか)
「ごめんなさい」
「な、にを?」
頭を抑え苦しそうにレーションは言った。
「あなたが皆から忘れられた原因の魔術を改造しようとしたのですが、おそらく無理矢理やるのは不可能そうですね」
「忘れられた、原因?」
「私の存在を思い出される可能性があるんですか?」
レーションは目を光らせながら言った。
「はい。これを作った術者本人にこれをなくしてもらうか、術者を殺すか。この2つですね」
「正直、殺すっていうのが一番楽な方法なんですけど、僕はこれが1番したくないんですよね」
「なぜ?」
「もし殺してしまったら、あなた以外もこれが解除されるんですよ」
「いいことじゃ?」
「確かにその者たちからしたらいいことかもしれない。ですがその後に起きるのは混乱です。
僕たちが忘れていたことをいきなり思い出すんですよ?、数人だけならまだいいかもしれないですけど、それが何千、何万となると話は変わってきます。なぜ今まで忘れていたのかと言うことに疑問を覚えた者達が政府に反乱を起こすかもしれない、家族と再開をした者がもしうっかりと魔術について話してでもしまえばそれをしたのがたった1人であってもそれは町中に広がり最悪国中に広がって国が混乱に陥るかもしれません」
「一応確認しておきますが、あなたたちは魔力の持たない人達に魔力や魔術の話をするのは禁じられていますよね?」
「はい、そうですけど」
「いや待って?ソラ君は魔術が使えるんですよね?」
「え、まあ、そうですけど」
(この人の顔は少なくとも中部魔術連合では見たことがない。魔術師の顔は過去に何度も覚えさせられたし、年齢も変わらないはず、それになぜこの人は、この国の魔術師であるならば必ず知っていることを聞いてきた?、それにこれに関しては正式ではない魔術組織も知っている。それにこれは別の国でも基本的に)
「あなたはどんな辺境から来たんですか?」
「僕はこの町出身でこの町で育ちましたよ」
(なるほど、とりあえず不味いことを言ったと言うことだけは分かった)
「そんな馬鹿な、じゃあなぜあなたは中部魔術連合に入っていないんですか?どうやってあれを乗り越えたんですか」
「あれ?」
「5歳の時にどこか変な施設に連れて行かれるんですよ、すべての国民が。でも大半はそのこととある1部の人達のことを忘れてしまいます。あなたにもそんな記憶は存在しないでしょう」
「なるほど、その忘れられた人達って言うのが魔力の持った人って訳か。」
少し悩みソラは言った。
「まあ私も魔力の得た経緯について話しましょう、あなただって結構大切なこと話してくれましたしね。等価交換って奴ですよ」
「まず私は1週間ほど前までは一般人で魔力など1ミリも関わっていませんでした」
「そんな、魔力は5歳までに発源するはず」
「そうなんですか、まあ魔力を貰ったと言う方が正しいですね」
「貰った?」
「ええ、私はある人物から魔力とその者が持っていた記憶のすべてを貰いました、それが約2日前の出来事です」
「まあこんなことで信じてくれとなんて言いませんけどこれは事実です」
「分かりました、一旦受け入れましょう」
(というか、そう考えるのが個人的に一番楽だ。普通に考えたらあり得ないけど私だって似たものだし)
「ありがとうございます」
「じゃあ、向かいますか」
「向かう?」
「どこにですか?」
「数時間前のことも忘れたんですか?」
「あなたの不幸の原因となっているその魔術を解きにですよ」
読みにくかったら何か指摘ください。
某再生ボタンの動画サイトとか某モンスターを狩るゲームとか見たり、やってると出したい能力者がどんどん増えていく。