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天魔の王  作者: たちさか
5/10

永久に続く愛

既に出たアヴィリティの心の声は書かない感じにします。

「『異空間操作』」


「あんたはこの中に居てください」


そう言ってソラはナイドの入ったビンを異空間にぶち込んだ。


(アートもとりあえず異空間に入れるか)

そう言ってソラはアートも異空間の中に入れた。

そんなことをしているうちにもう空がオレンジ色になっていた。


(てかそろそろ帰らないと。アートはとりあえず失踪ということにしておこう、それが一番強引だけど安全だ)



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ただいま」


「おかえり、そういえば今日は午前終わりじゃなかったの?」


「ああ、友達と遊んだんだ」


「そうなのね」


ソラは家に上がってすぐに自室に行った。

(はあ、疲れた、アートを治す手段も考えないとな。手段はいくつかある

1つ目はそれが治るレベルの回復アヴィリティ持ちに頼む

2つ目は自分がそれを治せる魔術を開発するまあこんなもんか

2つ目は無理だろうな、一番可能性がある1つ目でもそんなアヴィリティ持ちが現代にいるか?っていう話だ。実際に過去に回復のアヴィリティを持っている奴に頼んで回復封印を食らった生物の傷を回復させようとしたが、無理だった。話によると普通の回復術式だと無理とのこと。要するに普通じゃない回復アヴィリティ持ちを探さなければならない)


普通魔術はアヴィリティには勝てない。もちろん状況によるが。

だがアンヴィルの作った第6階梯魔術だけは話が違う。

というよりかはアヴィリティに対策できる魔術をそう言っているだけだ。

ちなみ一つの第6階梯魔術を作るのにアンヴィルは数百年かけていた。

そして回復封印の能力を治すのにアンヴィルは何度も挑戦したが、そもそも能力の構築があまりにも難しすぎてそれを対策するのは無理と言うことにアンヴィルは結論づけた。故にソラは2つ目は論外と考えた。



「『異空間操作』」


ソラは異空間の中に入っていった。


「ナイドさん、いやナイドあなたに聞きたいことがあります」


「その真面目な顔、いいですね。いいですよ聞いてあげましょう」


バラバラの状態でナイドは答えた。


「あなたは魔術の関係する組織の一員ですか?」


「ええ、まあ一応そうですね」


「一応?」


「入っているだけで仕事とかなにもしてなくて、それもあって偉い人とかから追われているんですよ」


「前までは追われてばっかでいやだったんですけど、今はとても幸せですよ」


「それはどこにあるんですか?」


「もしかして私のために奴らをブチ殺してくれるんですか?」


「いy、まあそんなもんです」

(ここは肯定しとこう、否定したら面倒くさいことになりそうだ)


「そうなのですね、ありがとうございます。そして場所は...」


「ネイタール国スタット州にあるフェライン協会の真下」


「そうですか、ありがとうございます」


「あと一つ...」


「回復封印の状態をとく方法を教えてくれませんか?」


「横の女を元に戻すためですか?」


「それもありますし、将来回復封印を使われた時すぐ治したいので」


「なぜ私が私と貴方以外の人のために教えなきゃいけないんですか?」

(そんなこと言われるのは分かっていた、だけど少しでも分かる可能性があるんだ。ここでは引き下がれない)


「分かりました、何かあなたに有利な制約を結ぶのはどうですか?」


「制約?」

(ああ、あの変な奴と結んだ奴か)


「制約は破れば罰が下ります、つまり僕は貴方のして欲しいことをやらせることが可能です」


「制約は私が死んでも、あなたが死んでも続くのですか?」


「両方死ぬまで、もしくは、片方が破るまで続きます」


「じゃあ、私と最低でも毎日4、いや6時間は話して、あなたのことを教えて欲しい。

先に私が死んでしまっても、あなたが先に死んでしまっても。あなたは私が居るであろう方向を見て、今日のこと、明日したいこと、過去のこと、いろんなことを話して欲しい」


(できないこともない。少なくとも回復封印の対策の手立てを得るにはそれくらいの対価があってもいいかもしれない)


「分かった飲むよ」


「本当?」


(これで私は永遠にあなたを知り続けられる、きっといつかあなたのすべての面を理解できる。あなたが変わり続けてたとしても)


「じゃあ、制約を結ぶ。

1つ目 僕が毎日あなたと6時間は話すこと

2つ目 あなたは僕に回復封印の対策を教えること」


「もちろんあなたも守らないと駄目だよ」


「分かっています、でも先に、あなたのことを教えて」


「分かりましたよ」



6時間が経過した。


「はあ、疲れた」


6時間かかると言うことは夜になってしまう、だけど夜までに異空間に居たら親に怒られてしまうかもしれない。だからソラは異空間以外の時間の進み方を遅くしてた。故にとても疲れているのだった。


「これからこれを毎日続けるんですよ」

「でもとても疲れている表情も見れたし良かったわ」


「じゃあ、こちらも教えてください、回復封印の対策を」


「まあ、いいですよ」


(これからの毎日)


「回復封印の対策は......」


(どんな話をしてくれるか分からないけど)


「私も詳しいことは分からないんですけど」


(私への話)


「ナイド、さん?」


(楽しみにしています)


「7つの美徳のa...」


その瞬間爆音が響いた。


「は?」


(そのひょう、zy...)


いきなりの出来事にソラは戸惑った、だがすぐに理解した。


「制約を破ったときの」


(嘘を言った?いや、その場合でもあんな早い段階で罰が下るか?

つまりこれとは違う制約?神からの制約か。罰が下ると言うことは、言ってはいけないこと?

つまり、奴らを倒すための鍵になる物の一つ?)


ソラは7つの美徳が治すための重要要素であることを理解した。


「ていうか」

(なぜあいつは僕とあんな制約を結んだ?神と制約を忘れていたのか?

いやそんなわけはない、神と制約を結んだ場合制約の内容は脳の中に鮮明にすり込まれる。

たとえ、記憶を失おうとも。

そんな、死んででも僕のことをそんなに知りたかったのか?)


あって数時間しか経って居ないのに、ソラはナイドのことをよく知っていた、こっちが話をする中ですこし自分のことを教えてくれたからだ。


(あいつは狂っていたし、なにを言っているのか分からなかった、アートを即死の状態にした屑だ、だけど)


ソラのことを本気で愛していた。


「もっと真面目に話してやったら良かったかもな」



異空間で30分程度時間が経ち、ソラは異空間から出て、自分のベットで転がっていた。

まだ6時か、現実では1時間程度しか経っていなかった。


「7つの美徳か...」


「また集める情報が増えてしまった」

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