平和な学園生活
タイトル考えるのって難しいですよね。
「と言うわけで僕の久しぶりの学園生活の始まりだ」
(普段は憂鬱でしかなかったが、久しぶりと考えると結構楽しみだ)
「おーい、ソラ来たよー」
アートがソラの家の近くへと来て、走りながらソラを呼んだ。
「おはよう」
「おはよう、にしてもソラがここに立っているのを見るのは久しぶりかもしれない」
「この前は一人で登校してたの?」
「ここら辺で仲いいのソラしか居ないんだから、私はソラくらいしか一緒に登校できる人居ないわよ」
「それもそうか」
アートとソラは家が結構近いのだ
「あ、そうだ、勉強ってどれくらい進んだ?」
「ああ、それなら心配する必要はないと思うわ。あんたなら数学とか科学は大丈夫だと思うし、文系科目もそこまで進んでないし」
「そうか、ならよかった」
(もし補修とかになったら自由な時間がなくなってしまう)
ソラは地族や空族についての情報を調べて今どこに存在するのかや生態についてをを調べなければならないのだ、そのため自由な時間がとても欲しかった。
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そんなたわいのない話をしているといつの間にか学園についていた。
「久しぶりの教室、少し怖いな」
「そこまで恐れる必要ないでしょ」
ガララララ
アートがドアを開けソラが入った途端、教室中がざわめいた。
そんな中一人のある男ジーオット・アスレットと言う男がいきなりこちらに向かってきた。
ジーオットは橙色の髪そして目をしていて高身長だ、かなり周りからモテているが自分は気づいていない。
そしてジーオットが言った。
「お前!良かった、本当に良かった」
ジーオットはいきなり抱きついてきた、しかも目が潤んでいた、相当嬉しかったのだろう。
そんなこんなで席につき筆記用具等を机の中に入れて、ロッカーから一限の教科の教科書等を取り出した。
キーンコーンカーンコーン
(準備が終わった瞬間にちょうどチャイムが鳴った朝のHRの始まりだ。今日は座学ばかりな上に週の始まりなので全員憂鬱そうだ。だがつらいことだけではない。今は7月の14日、そして夏休みは7月19日から、しかもこの学校は夏休み一週間前になると四時間授業+短縮日課、つまり午前中に帰れるのだ。そして僕は部活には入っていないため午後は完全自由なのだ)
ガララララ
ソラがそんなことを考えていると先生が入ってきた。
「朝のホームルームを始めます。はい、日直」
「起立、気をつけ、おはようございます」
「はい、今日は週の始まりで辛いかもですが頑張っていきましょう。
あと皆さん知っていると思いますが。今日ソラ君が復活しました。
ソラ君は一週間ぶりの学校なので、みんなで支えてあげてください。以上、日直」
「起立、気をつけ、礼」
(そんなこんなで僕の久しぶりの学校生活が始まったのであった。やっぱりみんないつもより優しくなっている気がする。それに前まで全く話さなかった奴が、今日何度か話しかけてきた。まあこれもあと数日も経てば元に戻るだろう。それにしても)
「疲れた」
授業が全部終わり、帰りのHRも終わった。ソラは久しぶりの学園生活で疲れたらしい。
「あんたはもう帰れていいわね」
とアートは言った。
「まあ帰宅部だからね、陸上部は大変そうだね」
(アートは陸上部で長距離種目を主にやっている、その上この前の州大会の3000mの決勝で2位の成績を収めたこともあって、練習は前よりもきつくなっているらしい)
「本当にそうなのよ」
「あんたも入ってみない?思ったより早いかもよ」
「ないない、じゃあ僕はお先に」
「じゃあね」
そんなこんなでソラはバックを背負い、学校を後にした。
本当は次の回も含めた感じにしたかったけど。個人的に3000字超えるとなんかいやになるから分割します。後今更だけど超不定期です。
読みにくかったら何か指摘ください。