設定資料
設定資料とか。
物語の進行具合に合わせて追記していきます。
■人物
【サイラス】(人間・勇者)
人間の勇者。
身長2mを超える体格で、巨大な大剣を振り回し、ドラゴン相手にも力負けしない。
筋肉質で黒髪褐色の典型的な戦士タイプ。
魔力は多いものの魔法は苦手で、その魔力は身体強化に全振りしている。
魔王との攻防戦では、魔王城の土台を一振りで破壊して崩し、魔王から非常識だと怒られた。
ドラヴァニア帝国の先帝に貸しがあり、アウレリアスやアトラス達のパーティーに加わるように依頼され、
暇つぶしに良いと承諾した。勇者バフ以外に自動再生スキル持ちで、四肢が欠損しても再生する。
【アトラス】(人間・勇者)
歴史上初めて誕生した同時期の2人目の勇者。
中背中肉で引き締まった体ではあるものの、金髪碧眼で中性的な顔ということもあり、
物語の王子様のようで女性からの人気は高い。
聖属性魔法と支援魔法を得意とし、剣も魔法も高水準のオールラウンダー。
察知能力が極めて高くパーティーの司令塔向き。
勇者ということで常に身体能力にバフがかかっている。
【アウレリアス】(人間)
現・ドラヴァニア帝国の皇帝。
先帝の命でサイラス達と旅立ち、多くの魔族や魔獣を討伐した。
タンクとしてトップクラスの能力を持ち、鉄壁の二つ名で呼ばれるが、
実際に精霊の加護を見に宿しており、ほぼ全ての攻撃や魔法を完封する。
また精霊との契約により、ほとんど魔力を持たないにも関わらず、
生涯に1発だけ戦略級魔法を放つことができる。
【カシウス】(人間とエルフのハーフ)
神聖帝国を復興させた人間とエルフのハーフの大賢者。見た目は若いが200歳超え。
皇帝としては君臨せず、エルフの王を皇帝に推し、
自らは何かの魔法の研究を続けている。
以前、冒険者として名を挙げたことで、ドラヴァニア帝国の先帝に呼ばれ、
勇者パーティーとして世界平和のために旅立った。
固有スキルの反則技・原子分解で破壊できないものはない。
【マリア】(人間)
アトラスの姉であり、辺境伯ペリシウス・テオドルスの正妻。
商家出身だけあって、実務能力が高く、各地を飛び回る夫を支えている。
【ペリシウス】(人間)
ドラヴァニア帝国ディスパニア地方を治める辺境伯、ゲオルギオス・テオドルスの長男。
病死した父の後を継ぎ、若くして辺境伯となる。
財を築いた父の遺産を存分に使い、ドラゴンキラーなどの優れた武具を買い集めている。
本人は浪費家ではあるが、妻マリアのおかげでむしろ財政は好調である。恐妻家。
剣聖候補と言われるほどの素晴らしい剣術を持つ剣士であり、
生まれ持った竜族特攻のドラゴンバスターのスキル持ちで、
ドラゴンキラーと合わせて竜族相手には無敵。バルバトスにはズルいと思われている。
【バアル】(魔族)
元・魔王軍の参謀。魔王が勇者サイラスに敗れたあと、魔王の遺言に従いサイラスの従者となる。
次代の魔王候補だっただけあり、頭も切れ、全属性の魔法を操り、不死である。
【レア】(竜族)
竜族をまとめ上げる竜族。
神々無き時代では、個体として最大の魔力量を誇る不死の存在。
勇者サイラスとは、とある理由で協力関係にある。
【バルバトス】(竜族)
ラグーザ近郊の山脈を拠点にしていた大型の黒竜。
本来は強い竜なのだが、ドラゴンキラー持ちのペリシウスに切り刻まれ降伏。
武人タイプだが痛いのが嫌いなセンシティブ。
人間の子どもたちに格好良いと言われすぎて、若干ヒトナーになってきた。
勇ましいバルバトスの姿をモチーフにしたキーホルダーは、子どもたちのお土産として大人気だ。
【名もなきサキュバス】(魔族)
元・魔王軍の雑務を担当していたサキュバス。
魔王軍が崩壊後、再就職先としてサイラス率いる軍団で働く。
目立つのが心底嫌いだが仕事が非常にできるため、
バアルに引き立てられ、もっとも嫌だった目立つサイラスの秘書に。
【筋骨隆々のリザードマン】(獣人)
元・魔王軍の将軍の一人。
巨人族を投げ飛ばすほどの才能あふれるフィジカルモンスター。
魔王の遺言によりサイラスの元に下る。
--------過去の人物--------
【初代勇者】
魔王に憧れて魔王軍に参加した歴史上初めて誕生した勇者。女性。
全身に聖属性を宿す。剣閃を飛ばし、近距離攻撃・遠距離攻撃ともに思いのまま。
攻撃魔法は得意ではないが、勇者バフにより身体能力が強化されている。
聖属性・闇属性の攻撃を完全に無効化する。
活性化することはなかったが、実は神格を得ることができる。
主神を殺し、三度目に世界が滅びた原因を作った後、歴史から姿を消した。
【初代魔王】
魔族たちの王となり初代魔王として神々と戦った。男性。
かつて神々と戦った異形のものたちの魔法を使うことができるが、
しかし魔力量が足りず、自らの命と賛同した多くの魔族たちの命を魔力に変え、
神々を一掃する極大魔法を放った。
肉体全てを魔力に還元したため、遺体は残らなかった。
【二代目勇者】
長い時を経て誕生した二代目の勇者。
崩壊した世界で十分な教育を受けていないため、あまり頭は良くないが、
気の良いガキ大将タイプ。
崩壊後の世界では圧倒的な力を持っていたが、特に使う機会もなく世界を放浪。
竜王が封印されている神殿を見つけて、うっかり捕まってしまって出てこれなくなる。
【異世界の神】
異形のものたちの世界を訪れ、神殺しの魔法と封印するための魔石を授けた。
その後、神殺しを成した異形たちの世界は崩壊したため、
コンタクトを取る手段は失われてしまった。
【主神】
各世界に一人は存在する管理者としての神であり、神々達の長。
世界を作り変える権限を持ち、気候コントロールシステムへのアクセス権を唯一持つため、
消滅後は世界は不安定になってしまった。
敵対する他世界の神から世界を守っていた。
【竜王】
竜族の中で飛び抜けた魔力を持った突然変異体で、体長は3mに満たないほど。女性。
竜人に間違われるような体躯だが、間違いなく竜族である。
多くの竜族をまとめあげ、竜族達の全盛期を作り上げるが、空を目指し空間に穴を空けたことで、
他世界からの侵略者である異形のものたちの侵入を許し、神々の協力でようやく押し返す。
事態の責任を取る形で神々によって神殿に封印される。死ぬ機能を失っているため不死。
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■地名
【ドラヴァニア帝国】
山脈で囲まれた盆地となっている帝都と中心とする世界最大の帝国。人口は約9000万人。
統率された軍隊、優れた建築物が特徴で、海に面した都市では他国との交易も盛ん。
構成人種は人間が最多で、都市によってエルフやドワーフ、獣人や竜人など幅広い。
差別はあまりなく奴隷制度も無い。人権も保証されており、敵対しないのであれば竜族や魔物にも市民権を与える。
魔族は少数派となる。
また巨人族時代から秘密裏に受け継がれた衛星兵器を世界で唯一保有しており、
星の何処にでも直径100kmの範囲を焼き尽くすレーザーを打ち込むことができるが、
建国時にテンションの上がった初代皇帝が敵国に打ちまくったため、エネルギー残量は1発分のみ。
【帝都】
山脈に囲まれた盆地に作られた天然の要塞。
都市圏人口は800万人で世界でも有数の大都市となる。
城下町、市街、郊外を区切る3重の防壁があり、古代アーティファクトによる自動迎撃魔法がセットされており、
他国からの遠距離砲撃に対し、戦略級魔法100発による自動反撃が発動する。
【ラグーザ】
大きな湾に面した港を持つ交易が盛んな地方都市。人口は都市圏で120万人。
保有する軍隊は、陸軍5万人に海軍3万人。常備軍以外に戦時徴兵制を採用しており、
有事の際は元軍人を含めて30万人が動員される軍事都市でもある。
都市を取り囲む2重の防壁は結界により防護されており、戦略級魔法1発までは耐える。
ディスパニア地方の首都として、世界中から様々な物や人が集まる活気のある街で、
ドラヴァニア帝国最大の海軍もこの街に置かれているため、周囲では海賊の被害は少ない。
しかしディスパニア地方は隣国との国境にも近く、歴史的には小競り合いがあったこともあり、
領主には武力に長じた辺境伯が当てられているが、善政を敷いており市民からの評判は良い。
都市の守護竜として黒竜バルバトスがおり、魔獣たちの襲撃にはドラゴンブレスで一掃する活躍を見せた。
【神聖帝国(旧)】
エルフと人間が中心となって作り上げていた神々を崇める国。
世界の宗教の中心地であったが、魔王軍との敵対時に神々が降臨し、住民は天使へと強制メタモルフォーゼ。
人族のいない天使と神々の国となってしまったが、魔王による極大魔法を直撃をくらって全滅。
神聖帝国は名実ともに消滅した。
【神聖帝国(新)】
人間とエルフのハーフである大賢者カシウスが、世界を救う冒険の後に復興を宣言した新しい神聖帝国。
かつての旧神聖帝国の地にはエルフ達の王国があり、
カシウスがある目的のため暗躍し、周囲の国家を取り込み帝政に。
元々のエルフの王を皇帝に、カシウスは魔法の研究に籠もることになった。
神々は既に滅びているため、表向きの信仰の対象は精霊たちであり、旧・神聖帝国とは完全に別物。
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■種族
【人間】
器用さとスタミナ全振りの種族で、神々によって作られたコピー。
基本的な身体能力が低い代わりに、適応能力に長け、あらゆる属性の魔法に適性があるが、
他の種族に比べて個体差が非常に大きい。
精霊の加護や神々の加護を受け入れやすい肉体を持ち、
本来は神々のバックアップとして構成されているため、一定以上の性能の個体は神性を持つことができる。
伸びしろはダントツだが寿命が短いため、メリットを活かしにくい。
【エルフ】
神々によって作られた人間よりも魔力寄りにシフトした存在。
魔力を体内に巡らせていることで非常に長寿になる。
優秀な魔法使いが多く、歴史的な大賢者という存在はエルフの血を引くものが多い。
他種族との交配は非常に容易で混血も多い。
身体能力は人間と大差が無い。保守的な性質ではあるが、実はマゾが多い。
身軽さを活かしてシーフになるもの多い。
【ドワーフ】
神々によって作られた人間よりも体力よりにシフトした存在。
人間よりも多少低い身長の代わりにガッシリとした肉体を持ち、
魔獣とも素手で渡り合えるほどのパワーを持つ。火や土に適した魔力を持ち、
結果的に鍛冶士や発明家など道具を扱う仕事につくものが多い。
戦士としても優秀。
【獣人】
他の人族(竜人除く)同様に神々によって創造された種族。
大抵の場合、体毛が全身を多い動物型の頭部に人間型の肉体という組み合わせが多い。
強い肉体という人間に対するアドバンテージを持つが、スタミナに欠ける。
種族により他の人族と有効的だったり敵対的だったりが分かれる。
他の人族と交配は可能だが、子供ができる確率は低い。
【竜人】
竜族から人族の血が入り派生した種族。竜族の血によって人族と子をなすことが可能。
強靭な肉体と明晰な頭脳、翼の有無は種族によって異なるが、人族同様に器用な手先を持ち、
竜族の文明進化に大きな役割を果たした。
その肉体を生かした戦士などの職業を選ぶ者が多い。人族には割と好意的。
【精霊】
神々に近い粒子で構成される生命体。元は神のコピーの存在が薄まって誕生したもので、
個性に乏しく、似た属性の集合意識として動いていることが殆どで、
関連性のある妖精同士は視覚や思考を共有している。
その神性を気に入った個体に与えることがあり、妖精の加護として機能する。
加護を受けた生命体は、何らかのスキルや性質を発現し、人族の社会においてはステータスとなる。
物理攻撃には強いが、魔法で殺害することができる。
【天使】
神々を信仰するものたちに、神が力を与えた存在で、人族に大きな翼が生えたような姿をしている。
例外なく聖属性をまとい、神の代行者として力を振るう。
強力な存在ではあるが、物理攻撃が有効で倒せないわけではない。
稀に闇属性に堕ちる堕天使が現れるが、急に悪いことをするわけではなく、働かなくなる。
怠惰は悪とされるので残念ながら神々からは討伐の対象となる。
【巨人族】
世界が神々によって作られた時、神々のコピーとして最初に生み出された種族。
人族の数倍の巨体を持ち、世界で最初の文明を築いた。
異なる世界や星に手が届きそうなレベルに文明が進化した時、
神々が一定以上の文明進化による他世界との交流を阻止していることを知り、
神々との戦となり、神の雷によって巨人族の文明は滅ぼされた。
【竜族】
古代から巨人族と争ってきた古の種族。巨人族の文明が滅びた後、竜族の文明が花開いた。
平原で暮らすようになった竜族の一部が人族と交配し竜人となり、
手先の器用さを活かし文明レベルの向上に役立った。
竜族は病にならず、どのような生物とも繁殖が可能で、気が遠くなるような長寿ということで、
生命体としてはほぼ最強に近い。
【魔族】
異形のものたちが進化した姿。さらって来た人族の性質を取り込んでいるため、人族とも繁殖が可能。
自分たちのルーツとなる異形のものに対しては、嫌悪感を抱いており、彼らを自らの手で滅ぼした。
しかし、時折先祖返りのように異形のものに姿を変える者がおり、並行世界へ渡った後も問題となったが、
人の姿を取るための魔力が定着仕切らなかった名残であり、すっかり馴染んだ現在はそのようなことはない。
知能的には人間と変わらないが、身体能力・魔力ともに強い傾向があり、基本的には人間の上位種である。
【異形のもの】
並行世界の魔獣たちであり、竜王が空けた空間の穴を通って侵略してきた。
異世界の神々から神々に通用する魔法を受け継いでおり、神々相手にも善戦するが、
結果的に元に世界に押し返される。
元の世界に戻った後、異世界の神の協力を得て、長い時間をかけて自らの世界の神を殺害した。
侵略時にさらって来た人族の姿を見て、消費エネルギーの少なさと知力の高さに感心し、
進化の方向性を人族へと舵を切った。神々の姿がどの世界においても人族に似た容姿であったことも、
彼らにとっての説得力となったようだ。
単に「異形」とも呼ばれることもある。
【神々】
世界の管理者として君臨する。通常は地上に降臨することなく、
天上で世界の行く末を見守りながら、他世界からの侵略に対して抵抗するガーディアンとして機能する。
地上界の生命体とは異なる粒子で構成されたボディを持ち、一定以上の威力の攻撃しか受け付けない。
時折、世界に害をなす存在と敵対することがあるが、基本的に世界を守る役目があるため、
粛清の際も世界を完全に滅ぼすことはしない。
極大魔法で消滅させるか、魔石に定着させることで殺すことができる。