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CCP-225《破棄された勇者》に関する回収録  作者: 七海奈々巳
CCPオブジェクト特別収容プロトコル
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①破棄された勇者-《CCP-225》

破棄された勇者-《CCP-225》


オブジェクト№:CCP-225


管理クラス:Azr(アズル)


特別収容プロトコル:CCP-225を収容する部屋は必ず厚さ100mm以上のジュラルミン合金製の外殻で覆い

当財団の掲げる品質管理基準を満たすように設計して下さい。

内装に関して指定はありませんがCCP-225本人より一般的な居住空間を再現するよう要望が出ています。

常に出入口には2名以上の武装した戦闘職員を配備します。

出入口はカードキーによる電子施錠が行われ、このカードキーはセキュリティークリアランスA以上の

権利を持った職員が管理します。

現在クラスA以上の研究職員による申請で無い限りCCP-225との接触はいかなる人物であろうと

禁止となっています。

収容違反が発生した場合直ちに機動部隊-α2が出動し事態の収拾にあたります。

その際付近の収容サイトを含め警戒レベルを1段階上げるよう指示を出してください。

この指示は対象の無力化が確認されるまでは継続が推奨されます。

(現在この収容プロトコルは度重なる収容違反により見直しが検討されています。)

対象より必要な物品の申し出があった場合は収容違反に繋がる危険性が無いものに関しては

可能な限り許可し与えるようにして下さい。


説明:

CCP-225は自らを【異世界の勇者】と名乗る一般的な日本人の少年の姿をした人型の存在です。

日本の標準語を話し財団職員と積極的にコミュニケーションを取ろうとします。

平成██年█月█日に██国██県████市の市街地にて発見されました。

瀕死の状態で飲食店と商業ビルの隙間の路地に倒れていた所を別件で出動していた

エージェント███によって発見され保護されました。

発見当時CCP-225の体は七色の光を発しており崩壊と再生を繰り返していたと

エージェント███が証言しておりCCPの疑いがあるとして財団は収容を決定しました。


発見当時に身に着けていた服は所々破損個所がありましたが素材自体は未知の繊維から

作られていることが分かり財団で分析が行われていましたが研究職員の目の前で消失。

消失した瞬間にCCP-225がこれを完全に補修された状態で着用しているのが

監視カメラの映像で確認されています。


CCP-225は以下の特異な能力を保有しています。


・未知の方法で空間から西洋のグレートソードに疑類した武器を取り出す。もしくは生成し炎を纏わせ攻撃に用いる。

・短時間の飛翔能力。

・自身の体を強く発光させる。

 戦闘のデータを解析した結果この発光前と発光後では約200倍の身体能力、反応速度の向上が

 確認されています。

・未知の空間と繋がるホールから大陸オオカミに酷似した体長約5mの獣を召喚する。

・地球上に存在するあらゆる有害物質の投与に関して影響を受けず投与と同時に

 自身を音源の中心として硬質なガラスが砕ける音が発生し

 投与した物質の効果を無効化します。


これらデータは過去3回に渡って起きた収容違反の際、収集されたデータを元に

まとめられたものです。


現時点で収容から█年以上経過していますが加齢や時間経過による容姿の変化は見られません。

収容中、食事等の要求は無くまた、排泄行為等も確認できないため

どの様にして生命活動に必要なエネルギーを得ているのかは現在調査中です。補遺1:███博士を含む計5名がCCP-225の収容方法に疑念を持ち改定案が提出されましたが却下されました。




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― 新着の感想 ―
[気になる点] 財団は多分「パリンッ」っていう擬音語は報告書には使用しないと思われます。
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