曝璽者2人目-藤宮圭吾
氏名:藤宮圭吾
璽名:【黒色立方体】
曝璽発生日:平成██年█月██日
曝璽特性:
最大5つまで同時に黒色の立方体を視界内の任意の空間に出現させます。
出現させる立方体の数を減らすことで一つ当たりのサイズの拡張が可能です。
逆に出現数を増やす場合一つ当たりの最大サイズに制限が発生します。
最大10m×10m 最小2m×2m
現在に至るまで曝璽者本人の意思を除き、出現後の立方体の位置を外部からの物理的干渉によって
変更する試みは成功していません。
その他温度等による干渉に対しても立方体の外殻部分をすべて透過する為損傷は見られませんが
対耐衝撃性に関しては立方体に対するエネルギーの蓄積量で対物ライフル(NATO弾使用)の銃撃を約3発まで耐えることが可能との結果が報告されています。
それ以上の立方体へのエネルギー蓄積により損壊、のちに約0.08秒後に消失します。この記録はスローモーションカメラ等の機械類で確認されています。
破壊された分の立方体の再出現までに必要とされる平均的な再出現可能時間の計測結果では306.27~454.98秒でした。
この再生成時間の誤差に関して、条件を断定しようと過去14回の実験が行われていますが現在まで
その試みは失敗に終わっています。
特記事項①:
CCP-███の回収任務中、部隊の全滅を確認
これはCCP-███の持つ特性が回収作業中暴走状態に陥ったことが原因と推察される。
案件発生から3日後財団管理収容サイト-███付近の山中にて黒色の立方体をサイトに配属されていた財団職員が発見。
財団が回収を試みましたがあらゆる物理的干渉を用いても対象を移動することは不可能と判断されたため
隠蔽の為、新たにサイト仮設エリア-1が急造されました。
翌日午前5時32分立方体が硬質なガラスを破壊するような音を立て、同時刻に消失。
消失した元の場所には藤宮圭吾(現)火特3種職員が倒れているのが発見されました。
補遺1:
CCP-225の回収作業中に被災
これにより藤宮圭吾(現)火特三種職員は死亡が確認されています。
遺体の損壊は激しく本人との断定は困難を極めましたが虫歯の治療痕また、DNA鑑定により
本人であることが断定されました。
遺体のDNAデータを用いた研究の申請は研究サイト-██所属の██博士へ提出してください。