転生者がよく言われる台詞、言って貰うと案外気持ちいい。
どうも皆さんこんにちは。昨日高速道路でバイクを流して脳汁溢れまくっていたOPENです。
大型バイクが欲しいよ
「で・・・こういうことがありまして・・・」
「へぇ!神獣の子が使い魔に?!その子は今どちらに?」
「ちょっとライドと一緒にお留守番して貰っています。」
「残念ね。一目で良いから会ってみたかったわ。」
スベルニールさんとおしゃべりをして暫くして、アウディベル子爵が部屋に戻ってきた。手には手紙らしき物を持っている。
「おい小娘、この手紙さえあれば王城には入れるはずだ。門番に渡せ」
そう言って私に蝋で封のされたを渡してくれた。
「ありがとうございます、アウディベル子爵!」
私は子爵に頭を下げる。すると子爵はこんなことを言い始めた。
「1つだけ言っておくぞ。王にはすでにエルビスからの救難要請が来ておる。」
やっぱり・・・ルミナークさんの言うとおり、救難要請が出されていたのか。じゃあもう軍は派遣されてしまったのかな。そう思って聞いてみると、子爵は首を横に振ったのでひとまず安心した。
「王の一存でまだ軍は動かしてはおらん。なにせエルビスの最高指導者には黒い噂も絶えない上に、王に一度も姿を見せたことが無いのだ。だが、家臣の過半数は庇護下にあるエルビスに至急軍を向かわせようという意見だ。」
なるほど・・・王様も何か怪しいと思って慎重になっているんだ。っていうか、王様エルビスの最高指導者の顔知らないの?
「ああ、優れた魔法使いらしいのだが、どうにも姿を表に表さない。だが、最高指導者の代行としてエリスガル伯爵が活動しているからな。エルビスの運営に関しては問題が無いのだ。」
そうなんだ。代行がいるから大体のことはなんとかなるのか。でもよくその伯爵は怪しい最高指導者の代行になろうなんて思ったね。私だったら絶対に嫌だよ。
「それは私も思う。だが、伯爵は昔から何を考えているのかよく分からぬ人間でな。エルビオン前国王の勅命を無視したかと思えば、急に媚びへつらったりと、よく分からぬ人間でな。」
・・・ただの頭のおかしな人では?
「ふん、伯爵のことはまあ良い。さっさと行け。早くしないと間に合わなくなるぞ。」
「ありがとうございました!」
私は子爵に頭を下げ、屋敷を後にした。
・・・・・
・・・
「もー遅いわよミユ。」
南街と東街の堺にある門をくぐると、そこにはヘルゼさんが壁により掛かりながら待っていてくれた。
「す、すいません。思ったよりもかかってしまって。」
「まあいいわ。さっきまでカフェでお茶してたし。それで?王城には入れそうなの?」
「はい!子爵に一筆書いてもらいました。」
私は誇らしげにアウディベル子爵から貰った手紙を見せる。それをしげしげと見つめるヘルゼさん。
「どう見ても本物ね・・・あなたって本当に何者?」
「え?一般人ですが」
私はある期待を胸に、ヘルゼさんに言う。するとヘルゼさんは指呼し頭を抱えた後にこう言った。
「一般人は貴族と王族に面識なんて無いのよ!」
ああ!これこれ!これがやりたかったんだ!
拝啓お父様、お母様。ついに私は転生者がよく言われる台詞を言って貰うことが出来ました。




