ちょっとした違和感
はいどうも皆さんこんにちは。マーケティングの鬼になりたい。
おばさん(妖精)のいた地下から出ると、辺りはもう日が傾いていて薄暗くなっていた。急いで帰らないと。私とライド、そしてタマミは急いで路地から出て、孤児院へと戻った。
「ただいま戻りました。」
「おねーちゃんおかえりー」
「遅かったな。もうすぐ夕飯だ。手を洗ってこい。」
孤児院に戻ると、もうタケルさんが夕飯の準備をしていた。子供達もその手伝いをしている。私はライド達と共に洗面台へ向かい手を洗う。
食堂へ戻るとすでに夕食がテーブルの上に並べられていた。よく見るとイカを使った料理が多い。
どうしてかをタケルさんに聞いてみると
「ああ。知り合いから活きの良い奴を貰ってな。」
とのことだった。
「そいつらもイカで大丈夫か?」
タケルさんがライドとタマミを見ながら私に言う。
「大丈夫です。ライド、イカは大好物なので。タマミも好き嫌いが無いので大丈夫だと思います」
「そうか。何杯・・・いや、いくつ欲しい?」
ん?
「とりあえずライドには3つ、タマミには1つでお願いします。」
「わかった。」
そう言ってタケルさんは台所から生のイカを持ってくると、空いている皿に生のイカをのせ、ライド達に与えた。
ライドもタマミも喜んで食べている。
タケルさんの用意してくれた夕飯はとても美味しかった。
でも私にはなんとも言えない違和感を拭えずにいた。
なぜ、タケルさんはイカを杯と数えたのか。
・・・・・
・・・
夕飯を食べ終わった後部屋に戻ると、アトロポスさんから電話があった。
「望結様、出発の準備はいかがでしょうか?」
「整いました。明日には戦場に向かおうと思います。」
「そうですか。くれぐれもお気をつけください。」
「あの、戦場の状況とかって分かりますか?」
戦場の状況は出来れば欲しい。ダメ元で聞いてみると、アトロポスさんは普通に答えてくれた。
「ええ。戦闘はその学術都市エルビスから北東の方角約80kmの位置で行なわれているようです。戦闘の状況としてはエルビス側が有利。ただ、北の民族はゲリラ戦を仕掛けているため、一方的な戦いにはなっていないようです。」
結構激しい戦いになっているのか・・・
「ただ、エルビス側の本陣には安全地帯となっているようですので、転生者から髪の毛を回収する分には大丈夫かと。」
え?転生者達って前線で戦っているんじゃ無いの?
「ええ、その通りです。転生者の大半は前線で戦っています。ただ、いくら強い力を持っているとは言っても、転生者は所詮人間ですので体力が尽きたら本陣へと戻ってくるので、それを見計らって体の一部を回収してください。」
わ、わかりました・・・




