他人の恋路に首を突っ込むと火傷だけでは済まされない
はいどうも皆さんこんにちは。さいきんまいにちしょうせつをかいていたら、のうみそがとりっぷしてのうみそだけいせかいにてんせいしました。
スバルさんのハーレムの一員となるはずの転生者が逆にスバルさんを襲ってしまうなんて・・・一体何を考えて神様はその子を転生させたんだろう。
そう思っていたらクロートーさんはアリスさんに関することを教えてくれた。
『スバル・レッサーを転生させた神は、アリス・マラレスをスバル・レッサーのライバルとして、最終的にはハーレムの一員とする予定で転生させたのですが、その際に手違いが起きてしまいまして・・・』
手違い?どんな?
『その・・・彼女の生まれた家ちょっとしたレストランだったのですが、スバル・レッサーの影響により、彼女の家が潰れてしまったんです。彼女の家は影響を受けない予定だったのですが・・・』
なるほど・・・つまりスバルさんを恨むようになってしまったというわけか・・・
『いえ、彼女はレストランが潰れたことに恨みは持っていません。彼女は実家のレストランが生存戦略で負けたことを分かっています。』
え?じゃあ何でスバルさんのことを恨んでいるの?
『彼女が彼を恨んでいるのは他でもありません。彼を形成しているハーレムです。』
は?
思わず目が点になる。そんな私を気にもせず、クロートーさんは淡々と喋り続ける。
『彼女、アリス・マラレスは彼のハーレムの一員となる運命を決定づけられていました。ですが、ちょっとした手違いから彼女の運命は狂い始めてしまったのです。』
運命は狂ったって・・・例えばどんな風に・・・?
『そうですね・・・例えば行く先行く先で必ずスバル・レッサーと出会い、必要以上に優しくして貰うとか・・・』
え?は?いや・・・は?
予想もしていなかった答えに点になっていた目がさらに点になる。
『実家が潰れてしまい憔悴していた彼女にとってスバル・レッサーの優しさは麻薬のようなものでした。そして彼女の性格は歪んでいき、最終的にスバル・レッサーのことを盲目的に愛し始めました。』
え、ちょ、ちょっと待って。理解が出来ない。とりあえず、アリスさんがスバルさんのこのをヤンデレ級の勢いで好きなのは分かったけど、何でスバルさんを襲う必要があったの?
『今回彼女がスバル・レッサーを襲撃したのは、ハーレムから引きはがしスバル・レッサーを自分だけのものとする意図があったのでしょう。少々重い怪我をさせたのも自分が献身的な看護を見せたかったからです。彼女は愛するだけでは無く、愛されたいとも思っているので。』
なるほど。
でもアリスさんの襲撃は私とライドが阻止したからそれは失敗に終わったし、今のスバルさんには最低でも1人は見張りが付いている・・・だからもう安心かな?
『ええ、スバル・レッサーの方は当面問題ないでしょう。ですから次は望結さんが気をつけてくださいね。』
え?なんで私?
『望結さんがスバル・レッサーを救出したことで、アリス・マラレスの中で望結さんが自分と同じスバルを独り占めする輩だと認識されてしまったようです。望結さんのことを襲撃してくるでしょう。』
最悪すぎない?
じゃあしばらくは宿から出ない方が良いのかなと考えていた矢先、クロートーさんからとんでもないことが
『具体的にはあと3秒後に』
クロートーさんに文句を言う前に私の部屋の壁が吹き飛んだ。
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