激しいベッド争奪戦後トンデモチートに頭抱える
はいどうもみなさんこんにちは。朝から雨が降っている所為で頭痛に悩まされている、低気圧です。
サラちゃんの家である宿屋は、旅人だけではなく王都イザベルに向かう行商人なんかも良く泊まる宿らしい。よくよく聞いてみると、王都イザベルに行く旅人や商人達のためにこの辺の村には必ず1軒は宿屋があるらしい。
イザベルの宿屋と違うのは、食事が出るという点。これはありがたい。それにイザベルの宿屋よりも料金はちょっと安い。それにかなり部屋が広い。三畳ぐらいの広さがある。それにふかふかのベッドもある。
とりあえずベッドで横になろうと思ったのだがそこには先客が
「クゥア~」
ライド、そこは私が寝るところだからね?
「グゥフ」
ツンとそっぽを向くライド。
この後私はライドとのベッド争奪戦を繰り広げ、最終的に私がイザベルの魚屋さんで購入した鮭とばをちらつかせたことで、ライドは鮭とばを手に入れる代わりにベッド争奪戦は降参し私はベッドを手に入れた。ごめんね、後で毛布もでも貰ってくるから。
ベッド争奪戦に勝った私はベッドに寝転がりながら、スマホの転生者ファイルでサラちゃんの言っていたヴェルという名前を探す。・・・あった
「ヴェル・ウィングル。与えられた能力は・・・何でも願いを叶える能力?!」
ちょっと嘘でしょ?!こんな小学生が考えたようなチート能力授けたの?!馬鹿じゃないの?! ん?補足事項?・・・この能力は破格の魔力量で願いを叶える物であり、魔力が無ければ願いを叶えることは出来ない。
・・・よく分からない。これはラケシスさんに聞いてみるしかないな。
私はラケシスさんに電話を掛けた。しかし
「はい。お疲れ様です望結様」
あれ?ラケシスさんじゃない。けどこの落ち着く声は聞き覚えがある・・・
もしかして
「クロートーさんですか?」
「ええ、ラケシスは別の用事が出来たので、ここからは私が案内させていただきます。」
やっぱり、三女神の長女クロートーさんだ。
「早速なんですが、ちょっと聞きたいことがありまして。ヴェル・ウィングルという方の能力について教えて欲しいのですが。」
「その方の能力は転生者ファイルに書いてあるとおり、どのような願いも魔力次第で叶えることが出来ます。」
はあ・・・何考えているの?そんなチート小学生くらいしか思いつかないでしょ。
「そうでもありませんよ?魔力次第で願いを叶えることはある意味誰でも可能です。」
え?どういうこと?
「この世界での魔法という物は、願いを魔力で具現化する物なのです。例えば、火を起こしたいときに“火よ起きろ”と願うことで、その願いを魔力が変換し、現実の物理現象に反映されるのです。」
「・・・つまり魔法は全部願いを叶えて発現しているということですか?」
「その認識で間違いありません。なのでこの世界を破壊する魔法というのも理論的には可能です。しかし、魔法の発動にはそれ相応の魔力が必要となります。等価交換と言えばわかりやすいでしょうか?」
じゃあこの人は大したチートスキルを持って転生したって事じゃないのか。ちょっと安心。
「しかしこの方は、魔法を行使するための魔力を限りなく低く抑えることが出来るのです。」
え?つ、つまり等価交換を無視しているってことですか・・?それとんでもないチートなのでは?
「そうですね。まあでも不足分のエネルギーはこの“世界のエネルギー”で補っているのである意味では等価交換できていますね。」
それはまずいでしょ!“世界のエネルギー”って無くなったらこの世界滅びるんだけど!このチートスキル考えた神様何考えているの?!
「はあ・・・それで、魔力を限りなく低く抑えるって言っても例えるならどんな感じなんですか?」
「そうですね・・・1円で1億円相当の車が買えると言う例えならわかりやすいでしょうか?」
とってもわかりやすい。
「ヴェル・ウィングルは“世界のエネルギー”を食いつぶす原因の一角です。いち早く身体の一部を回収してください。」
そんな無茶な。
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