表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/186

こんにちは異世界

さあ、やって来ました異世界。


たった1人で


・・・


ありえなく無い?

私の常識がほとんど通用しない世界になんで1人で放り込まれるの?ってあの女神様達にも言ってみたんだけどね


「私たち女神ですので」


「忙しくて行けないのです」


「でもこの特別製のスマホでナビゲートはするので安心してください」


いやいやいやいやスマホ渡されてもしょうがないんだけど!新入社員研修的なものとかないの?!


「ありません」


「人手不足なので」


「質問は以上ですか?では行ってらっしゃいませ」


ちょっと待ってまだ質問したいことが山ほど・・・あれ?視界が歪んで・・・


・・・


そんなことがあって私は異世界に一人で放り込まれた。しかも周りは木々が生い茂っていて人の気配すらないし、

そんなことを思っていたらスマホに着信があった


「無事たどり着きましたか?」


この年若い少女のような声はラケシスさんか。

「はい。」


無事にはつきましたが心がすでに折れそうです。


「今回は私がナビゲートしますね。」


「よろしくお願いします。」


ホントにお願い!私こんな異境の地で死にたくないから!!振りじゃないからね!!!


「とりあえずその世界の概要について説明しますね。」


そんな私の思いとは裏腹にラケシスさんは淡々と説明をしていく。

説明を総合すると・・・


・この世界は科学ではなく魔法が発達している。

・この世界は個人の持つ魔力量で序列が定められている。


ということらしい。うん


「なんか小説とかでよくありそうな、ありきたりな異世界ですね・・・」


本当にありきたりな異世界だ。(異世界という点でありきたりじゃないけど・・・)


「仕方がありません。転生する方々がありきたりな異世界ばかりに転生したがるので。」


・・・


「それで、私はどうすればいいんですか?」


「転生者の身体の一部・・・髪の毛一本でも良いので集めてください。」


え?髪の毛?


「ええ。私達は転生者の一部があれば、そこから転生者の運命を再編することが出来ます。」


え、すげえ


「そこで私達は転生者の運命を再編し、転生者の持つ過剰な世界エネルギーを取り戻します。そして取り戻した世界エネルギーを星に還元します。」


え、じゃあ転生者の持っているチートスキルは・・・


「当然無くなります」


哀れ転生者。チートスキルを得たかと思えば取られるなんて


「あ、チートスキルを持っていたという記憶、記録は消しておくので大丈夫です!」


うん、神様って無慈悲なのかな?


・・・


「とりあえずスマホに転生者のデータを送りました。見てみて下さい」


ん?このファイルかな?なんか沢山顔写真があるけど。


・・・はっ!まさか!?


「はい、この星に転生した方々のデータ。207人分です。」


多すぎワロタ。じゃなくて!


「多くないですか?!何でそんなに転生者が・・・」


「神々が好き勝手に転生させた結果です。文句なら神々に言ってください。今なら録音して神の国に速達で届けてあげますよ。はい録音開始まで3.2.1」


いやちょっと待っていきなりそんなこと言われても!

もう頭が混乱していた私はこう叫んだ


「そんなホイホイ転生させんじゃねぇ!」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 主人公がこの先どう動いていくかなど今後の展開が楽しみです。ブックマークに登録させていただきました。今後とも執筆頑張って下さいませ。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ