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想定外も想定外

どうも皆さんこんにちは。肺が痛い

「~~~・・・!!!!」


背中から生えた翼をもがれ、木崎は地に落ちる。その隙を見逃さず、女神ラケシスはさらに追撃を加える。


見た目は麗しい少女が怪物を打ち倒しているという、神話じみた光景を、先程まで木崎と戦っていた兵士達は呆然と見ていた。幼女(妖精)に関しては


(ありゃ~痺れ切らしてご降臨なされたか~~~しかも一柱だけではなく三柱まで……これは姉妹全員で来たな……儂、怒られる前に逃げたいんじゃが)


と、女神ラケシスを見て冷や汗をダラダラとかいている。



「ホントにもう、生命力だけはゴキブリ並ですね。」


溜息をつきながら、改めて構える女神ラケシス。


木崎は背中の翼を再生させ、新たに首の横から2つの顔を生やした。


「……今度はケルベロスの因子……あのバカ神また面倒臭いものを……」


木崎は女神ラケシスに向かっていく。だが、たどり着く前に木崎の首は3つとも飛ばされ、木崎の動きは止まる。だが、飛ばされた首は意志を持ったかのように、直ぐに木崎の体へと戻り、再生する。


「はあ……あとどれだけやればいいのやら……」


だるそうに言いながら、女神ラケシスは歪に再生し、形を変える木崎を睨みつける。


・・・・・


・・・




どどどどういうこと?!木崎の髪の毛が足りないって?!


「どうもこうも、木崎の体に宿っているスキルが多すぎて、これだけの髪の毛では全てのスキルを元ある場所に戻し、暴走を抑えることができません。」


クロートーさんが毅然と言い放つ。


「せめてあと数滴の血液さえあれば暴走は抑えられるのですが……これは想定外です。ここまで運命とスキルが複雑に絡み合っているとは……」


アトロポスさんが残念そうに言う。


ざっくりと言うと、木崎の運命が暴食スキルや魔神のスキルを始めとした様々なスキルが、木崎自身の運命と複雑に絡み合いすぎて、運命を操作できないらしい。


「特に魔神の力と暴食、そして無限の魔力が複雑な絡み方をして暴走をしています。それを解くにはもう少し木崎の何かが必要です。」


と、クロートーさんが詳しく説明してくれる。


じゃ、じゃあラケシスさんに倒してもらえれば……それに、ここにはクロートーさんもアトロポスさんもいることだし……


「私たちは戦いが目的ではなく、運命の修正が目的なので。戦いで力を使いすぎると、木崎の運命を戻せない可能性があります。」


「それに、暴食スキルには不死性の因子も含まれています。原因から断ち切らないとイタチごっこです。」


そんな……じゃあ一体どうすれば……




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