氷室VS木崎
どうも皆さんこんにちは。昨日の投稿をサボった男。
大変申し訳ありませんでした
花畑で非戦闘員の避難が始まった頃、森から南西に2キロほど離れたところで木崎と氷室が対峙していた。
「・・・何か言いたいことはあるか?」
「・・・」
氷室の問いかけに対して無言で返す木崎。その目は虚ろで、熱病に冒されたかのようにふらふらとしている。
「お前は仲間を裏切った。あいつらは今も意識が戻らないままだ。」
「・・・」
怒りをにじませながら言う氷室に対してなおも無言で返す木崎。
「何とか言えよ!」
「・・・コセ・・・モット・・・」
叫ぶ氷室。それにやっと木崎はブツブツと小声で答える。
「あ?」
「もっと。よこせえええ!」
唐突に叫びながら木崎は氷室へと襲いかかる。魔法も何も使わず、その体一つのみで。
魔法による警戒をしていた氷室は面食らい反応が少し遅れる。だが、超身体スキルによって強化されている肉体のおかげでかなり余裕を持って躱す。
かなりの知能を持つ木崎とは考えられない様な攻撃に氷室は、先程望結が言っていたことを思い出す。
「そうか・・・暴走。もう始まってやがったのか。思ったより早いじゃねえか!」
そういって氷室は持ち前の身体能力を活かして木崎へと立ち向かっていく。
・・・・・
・・・
氷室と木崎が戦いを繰り広げる中、少し離れた場所で風間が二人の戦いを気づかれないように見ていた。望結に言われたとおり、氷室が危なくなったらすぐに回収できるように、準備をしている。
(今のところは氷室が優勢だな。それにしても木崎の様子が予想以上に変だ。一切魔法を使おうとしていない。これが暴走の凶兆なのか・・・?)
風間も氷室と同じように魔法を使わない木崎に疑問を浮かべる。
(だが油断は出来ない。本格的に暴走を始めたらとんでもないことになると言っていた。おそらく仕留められるのは今だけ。これ以上木崎の様子がおかしくなったら氷室を止めよう。)
そう風間が思った瞬間
「オラアアァァァア!!」
「ギャッ・・・」
氷室が木崎のことを殴り飛ばしていた。元々筋骨隆々としている氷室に対して、ヒョロッとしている木崎は簡単にいとも簡単に殴り飛ばされ宙を舞う。
「ガヒュ・・・ヒュー・・・」
殴り飛ばされ、血反吐を吐き、呼吸もおかしくなっている木崎。傍目から見たら瀕死の重傷を負っている。だが、地面に這いずりながらも木崎は氷室へと向っていく。
「チョウダイ・・・チョウダイ・・・」
「お前には何もやらねえ!お前の所為で死にかけているあいつらに謝れ!」
そう言いながら氷室は木崎の胸ぐらを掴みあげ殴りかかろうとする。その瞬間、
バグン
氷室の肘から先が消えた。




