神出鬼没の幼女
どうも皆さんこんにちは。2日連続でボウズだった男。惨敗
よし、じゃあ改めて木崎を捕まえに行くとして・・・
とりあえず、暴食のスキルを持っていることから魔法を使わない氷室と私、そして魔法が無くてもかなり強い風間の3人で作戦を決行することにする。ちなみに魔法をゴリゴリ使って戦うライドとタマミはお留守番だ。
戦力が少なくて不安だけど仕方が無い。魔法に頼って戦う人ほど暴食スキルの餌食となる。しかし魔法至上主義のこの世界。魔法を使わずに戦う人の方が貴重だ。ファリン族の人たちにも聞いてみたが、全員が魔法ありきで戦っている人ばかりだったので、仕方なく少数精鋭で行くことになったのだ。
「で、どうする風間。俺達だけで木崎の奴を止めなきゃならんわけだが。」
「うーん・・・確かに3人だけで捕まえるのはなぁ・・・」
確かに厳しい。それに、氷室と風間とは違って私は魔法も使えなければ飛び抜けた身体能力も持っていない。完全にお荷物だ。
「なあ、一つ思ったんだが、アイツ強力なスキルを幾つも持っているけど、魔力ってどうなっているんだ?」
風間の一言に私ははっとした。確かに、窃盗のスキルでは、スキルを奪うことは出来ても、命にかかわる物は奪えなかったはずだ。確かルミナークさん達が昏睡したときに幼女(妖精)が魔力をありったけ注いでくれたおかげで目を覚ましたけど、確かその時に魔力は命にかかわると言っていた。
てことは木崎は自前の魔力しか持っていないはず。その上強力なスキルほど魔力を大量に消費すると言うことは魔法について余り詳しくない私でも分かる。現に滝隆二なんかは強力なスキルを持っていたが、魔力の少なさから電池切れが早かった。木崎も持ち前の魔力が少なくてもおかしくは無い。
「そうだとしたら長期戦になればこちらが有利と言うことか。ただ、向こうは天才だ。自分の弱点を把握していないと言うことは無いだろう。」
氷室の言葉に風間も頷く。
「そうだな。弱点を野放しにしておくほど馬鹿な奴じゃ無い。それに、正面切って襲ってくると言うことも無いだろう。」
たしかに、今までも全員を後ろからの不意打ちばかりだった。必要最小限の攻撃で最大の利益を得る。木崎は確かにそういうタイプかも知れない。
「下手をするとアイツはもうこの森からいなくなっているかもな。だってめぼしいスキルは取り尽くしただろう。あとはまた別の所へ行ってスキルを集めるだろう。」
それは確かに。
木崎が森からいなくなる前に何とか捕まえたいんだけど・・・幼女(妖精)の力でどうにかならないだろうか?
「儂がどうかしたのか?」
「うっひゃあ!」
い、一体いつ戻ってきたんだろうか。
まあいい、とにかく木崎をこの森から出さないように出来ないか聞いてみよう。




