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縁というものは何時何処で繋がっているのか分からない

パチパチとはじける焚き火の音が心地良い・・・


「んで?お前さんあんなところでなにしてたんだ?」


初日に衝撃的な出会いをしたおっさん(妖精)が私に問いかけてくる。


私は仕事のために世界中を旅しなければならないこと、上司が私にお金を渡し忘れた所為(確認しなかった私も私だけどさ!!)で今晩は野宿するしかなかったことを伝えた。


「なるほどな。お前さんも苦労しているんだな。」


おっさん(妖精)が同情しながら、温かい飲み物の入ったカップを渡してくれた。


・・・あ、ココアだ!甘くて美味しい。


あ、そういえばこの狼たちは一体?私達の周りでかなりくつろいでますけど・・・?


「ああ、ヘル・ウルフだ。その昔、死者の魂を狩る地獄の使者達が騎乗していた狼だったことからその名で呼ばれている。」


え、かなりヤバい狼なんじゃ・・・


「いや心配は無い。こいつらは滅多に人を襲わんし、かなりおとなしい部類の魔物だ。こいつらは儂の眷属で、住む場所を与える代わりに森のパトロールをして貰っている。」


じゃあ私が囲まれたのは見知らぬ人間が勝手に森で寝ていたからって事?


「いや、お前さん昨晩も野宿していただろう?」


ああ、昨日あなたに追いかけられた後ね・・・


あのときはいきなり異世界にきたと思えば、知らないおっさんに追いかけられて・・・疲れ切っていた事もあって、人生初の野宿だったのにぐっすりだった。


「あのあとお前さんは街へと行ったはずなのに、また森で野宿しているから狼たちは不思議がって様子を見に来たと言うわけだ。」


なるほどね・・・親切心から来てくれた訳か。でも私は走馬燈見るくらい死を覚悟したよ・・・


「まあいい。今晩は儂の家に泊まっていけ。」


え?いいんですか?


「ああ。だが交換条件がある。」


こ、交換条件・・・?


「ははは、そう身構えるな。そんな無茶なことは言わないさ。儂の条件はな、コイツを旅に連れて行くことだ。」


おっさん(妖精)が狼の群れの中から1匹のヘル・ウルフを連れてきた。大きさとしては私の2倍くらいはある。


「コイツは好奇心が旺盛でな。ずっと儂に旅に出してくれと懇願されてたんだ。だが森の外に出ちまえばコイツは儂の眷属から外れ、ただの魔物として討伐対象とされてしまう。儂はそれが嫌でずっと断ってたんだ。」


ええ・・・もし何かあったら私じゃ守れませんよ?


「お前さんに守って貰うほどコイツは弱くない。お前さんと共に行くことに意味があるんだ。」


 ?


どういうことですか?


「つまりだ、コイツがお前の使い魔となってしまえばコイツが討伐される心配はないって事だ。」



え?!


「大丈夫だ。コイツは人を噛まないように躾けてあるし、そこいらの魔物には負けん。それに騎乗も出来るから良い移動手段にもなる。嬢ちゃんの良い相棒になるだろう。」


そ、そういう問題じゃないんですけど!!!って、この子めっちゃすり寄ってくる!!!ワクワクした目で見つめてくる!!


いやだめだめだめだめ。この子連れて行ったら別れが辛くなるのが目に見えてる!ここは心を鬼にして・・・


「クゥーン」


くっ・・・めっちゃ可愛い・・・



・・・・・・・


・・・



「つ、連れて行きます・・・」


「よし来た。」


こうして意志薄弱な私は一晩の宿と頼もしい相棒を手に入れた。


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