困ったら人海戦術。やめてほしい
どうも皆さんこんにちは。学校行ったら入れなくて電車賃1020円無駄にしたopenです
ここはエルビスにある地下秘密研究所
薄暗い研究所の中で恰幅の良い男が磔にされた若い男を見ながら、隣にいた黒いローブを着た男が怪しげな会話をしていた。
「現在の状況はどうなっている。」
「極めて順調です。死者蘇生の術式も問題なく稼働しております。」
「現在の頭数は?」
「500を超えました。皆歴戦の兵の魂を受け継いでおります。」
「よし、ならば二日後に出陣させよ。」
「仰せのままに。」
恭しく頭を下げると黒いローブを着た男は暗闇に溶けるように消える。
「さて・・・予想以上に抵抗されているようだが、それも次の攻撃で終わるだろう。そうすれば・・・ククク」
恰幅の良い男はにやりと笑うと、研究所を後にした。
・・・・・
・・・
「うーん・・・ルミナークさんたち早く目を覚まさないかな。」
私はライドとタマミ。そして私たちの周りに群がってくるヘル・ウルフを撫でながらそうひとりごちた。
幼女(妖精)によると、魔力切れらしい。原因は不明だがルミナークさんたちの魔力がすっからかんになっていたらしく、そのせいで目が覚めないのだという。ある程度魔力が回復すれば目を覚ますらしい。
命に関しては何の心配はないといわれても、心配なものは心配だ。早く目を覚ましてくれないものか・・・
そう思っていると、王様の兵士の人かが一人、私の所へ慌てて走ってきた。
「望結様!急ぎ耳に入れたいことがあります!隊長の所へ!」
「わかりました!」
ただ事ではないその雰囲気に押され、私は兵士たちの隊長のところへと急いだ。
・・・・・
・・・
隊長さんのところへ行くと、数人の兵士の人が青い顔をしながらたっていた。隊長は私の顔を見るなりこういった。
「大変な事態になりました。エルビスから500人にも及ぶ兵がこちらへと派遣される模様です。」
・・・は?
「え?は・・・?」
500人もの兵が来るという情報に思考が停止してしまう。
「先ほどエルビスに潜入しているものからの連絡がありました。エルビス側が500人にも及ぶ兵を用意したと。出陣は二日後だそうです。」
嘘でしょ!20人のチート転生者だけでも手いっぱいだというのに今度は500人?阿保じゃないの?
これは困った・・・こういう時は女神様に相談だ。
「すいません、ちょっと妖精と話してきます。」
「わかりました。」
私は兵士たちの所を後にした。
・・・・・
・・・
私は幼女(妖精)電話をつないだアトロポスさんに先ほどのことを伝えると、アトロポスさんは
『申し訳ありません、少々調べてまいります。折り返しますので』
そういって電話を切ってしまった。一体どうしたんだろう。もしかして予想以上に大事?
幼女(妖精)に関しては
「もー次から次へと面倒なことをするもんじゃ。」
かなり不満タラタラのようだ。無理もない。
「じゃがこのままだと、敗戦は濃厚じゃの。ヘル・ウルフやサラマンダーが来てはくれたがあれっぽっちじゃのう・・・仕方ない。」
幼女(妖精)は立ち上がり、両手の小指を口にくわえた
「ふぃーふぃーーー!」
・・・もしかして指笛を鳴らそうとしてるの?フィンガースナップと言いこの幼女(妖精)・・・
仕方がないからコツを教えてあげることにする。
「あの、指笛でしたらちょっとコツがありましてね・・・」
こうして指笛のコツを教えること30分
「ピューイ!ピューイ!おお!うまくいったぞ!」
調子に乗って指笛を吹きまくる幼女(妖精)。指笛を吹くのが楽しいのかずっと指笛を吹いている。
しかし、指笛なんか吹いて一体何をしているんだろう。
そう思った瞬間
建ってもいられないほどの突風が吹き、私は気を失った。




