当たりが強い(幼女に対して)
どうも皆さんこんにちは。最近人生に無気力になってしまった男。
地鳴りが起きたかと思うと、巨大な真っ赤なトカゲを皮切りに、つぎつぎとヘル・ウルフが出てくるものだからファリン族の人たちは大慌て。王様から派遣された兵士の人たちも武器を構えて警戒している。
「だ、大丈夫です。この子たち私の知り合いなので!!」
何とか混乱する人たちを押さえて、私は真っ赤な大トカゲに近づく。
「カロロロ」
するとトカゲは、私にとてもラブリーな封筒を渡してくれた。
・・・どこからどう見てもあのオカマ(妖精)からの手紙だよね。
確認の意味を込めてトカゲ(サラマンダー)を見上げると、もともとなのかはわからないがだいぶ死んだ目をしていたので、恐らくそうなのだろう。
封を開け、手紙の初めの一行を読んでみる
“望結ちゃんひさしぶり~アタシのこと覚えてる~???”
・・・ねえ、これ最後まで読まなきゃダメ?
「クロロ・・・」
トカゲが死んだ目で最後まで読んでくれと訴えてくるので、手紙に書かれていた内容としては、近況報告だったり世間話、恋愛話(商人の連れていた馬に恋をしたとか誰得なんだろう・・・)などが手紙に事細かにびっしりと書かれていた。
内容に一通り目を通したところで
「クロロ」
なんかトカゲがひっくり返せといったジェスチャーをしたので手紙の裏面を見てみると、一行だけこう書いてあった。
“チビッ子が困っているみたいだからソイツ貸すわ。いざとなったらチビッ子の髪の毛焦がしなさい。”
チラッとトカゲを見てみると、クソでかため息をついていた。
可愛そうに。苦労人なんだねトカゲ(サラマンダー)
・・・・・
・・・
さて次はおっさん(妖精)の眷属であるヘル・ウルフ達だ。数えてみると30頭いた。
ライドに頼んでこの群れのリーダーを呼んできてもらうと、群れの中から一頭のヘル・ウルフがやってきた。ライドより一回り小さいが、ライドより毛艶がいい。一体何食べてんだろう。
とりあえずそんな毛艶の良いヘル・ウルフにおっさん(妖精)から何か預かっていないかと聞くと、やはりオカマ(妖精)と同じく、おっさん(妖精)も手紙を預けていた。
内容としては抗争の只中にいる私の心配や、ライドの心配などが書き綴られており、正直泣きそうになった。
涙目になりながらも読み終わったところで、毛艶のいいヘル・ウルフを見ると、先ほどのトカゲと同じように、ひっくり返せというジェスチャーをしている。
とりあえず言われた通り手紙の裏面を見てみるとこう書いてあった。
“そいつらは援軍だ。いざとなったらそこにいる娘っ子をそいつらで押さえつけろ。”
・・・一体何なのだろうか。みんな同じ妖精なのに幼女(妖精)にだけ、やけに厳しくない?
チラッと、ヘル・ウルフ達を見ると、“いつ、あの幼女を押さえつけましょうか?”といった目でこちらを見ている。
うん、とりあえずおとなしくしておいてね。




