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フィンガースナップをかっこつけてならしたいなら普段から練習しなければならない。

どうも皆さんこんにちは。卵納豆かけご飯です。

「ふむ、まあこんなもんじゃろ。」


蔦で雁字搦めになり、最早蔦のボールとなってしまった自称最強の氷魔法使いを見て幼女(妖精)は満足げに頷いた。


「あ、ありがとうございます!助かりました!」


「さて、お主らをわしの住処へと連れて行こうかの」


幼女(妖精)がパチンと


カスッ


「あ、ありゃ・・・?」


鳴らせなかった。


「え、えりゃ!ほいや!」


カスッ・・・カスッ・・・


幼女(妖精)がいくらフィンガースナップを鳴らそうとしても、うまく鳴っていない。


「あ、あの・・・」


たまらず声を掛けてみると、幼女(妖精)は慌てたように


「だだだだいじょうぶじゃ!」


冷や汗だらだらでフィンガースナップを鳴らそうとしながら答える。


でもそんなに悠長にしている暇は無い。


「いたぞ!こっちだ!」


「全員捕らえろ!!」


まずい!他の追っ手達だ!


「ちょ、ちょっと!追っ手が来ているんですけど!」


「ま、待て、焦らすでない!」


なおもスカり続けるヒンガースナップ。このままだと全滅してしまう。そう思った直後。


パチンッ


小気味よい音が鳴ったかと思うと


「え」


直後に私を襲ったのは急に地面が無くなったかのような浮遊感。そして


「うえええええ?!」


重力に身を任せている感覚。そう、つまり落っこちている。


いやああああ!!


・・・・・


・・・


目を覚ますとそこは、昼間に見たあの花畑が広がっていた。よかった、無事辿り着けたんだ。辺りを見渡すと、私達と一緒に逃げていたファリン族の人たちもいる。どうやら全員これたらしい。


「み、ミユ殿、ここは一体・・・?」


「説明は後で、今はとにかく全員ここにいるか確かめて貰って良いですか?出来れば全員一カ所に集めて貰いたいのですが。


「わ、わかった!」


私は近くにいたファリン族の男の人にそう言って幼女(妖精)を探そうと掛けだした瞬間


「ヴォウ!」


「キュオン!」


聞き覚えのある鳴き声がした。振り返ってみると


「ライド!タマミ!」


ライドとタマミが、そしてライドの背には


「カカカ!無事にこれたようじゃの。」


幼女(妖精)がいた。


「すまんの、ここへ連れてくるのに手間取ってしまって。それにお主のヘル・ウルフまで黙って借りてしまって。」


「いえ、ライドが良いって言ったのなら良いんですけど・・・その、タマミの上にある大きな袋は何ですか?」


タマミの上には私の3倍はあるくらいの巨大な麻袋がフヨフヨと浮いていた。おそらくタマミの力で浮いているんだろうけど、一体中身がなんなのかまるで見当が付かない。


「おお、これは食料じゃ。あそこには花畑しかないからの。とりあえず今夜はこの食料でしのいで貰おう。それとほれ、ヘル・ウルフの後ろを見てみい。」


「え?・・・?!」


そう言われてライドの後ろを見てみると、そこには木製のソリが。だが私はソリでは無くそのソリに乗っている人を見て驚いた。


そこには大怪我をして意識を失っているルミナークさん達がいたからだ。


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