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最強を名乗るやつ、大体噛ませ

どうも皆さんこんにちは。妖怪ブクマはがしです。

後ろからどんどんエルビスの部隊が近づいているのが分かる。私はライドと一緒にファリン族の人たちを引き連れて、幼女(妖精)のいる場所を目指して走る。


「ミユ!目的地まで後どれくらいなの?」


ヘルゼさんが焦ったように聞いてくる。


「あ、あと少しです。」


私は足を止めること無く答える。


「私達が何とか押さえるからミユは道案内に集中して!村の人たちも全力でミユに着いていって!」


ヘルゼさんはそう言い残し、目の前からふっと消えた。おそらく転移魔法を使って迎撃に行ったのだろう。


「皆さんもう少しです!頑張ってください!」


私は村の人たちに向って言う。村の人たちは大きく頷いた。


・・・・・


・・・


「走って!こっちです!」


私は村の人を引き連れ森の中を走る。


よし、ここまで来ればあと少しだ。そう思ったのもつかの間、私の目の前に突如として

巨大な氷柱が何本も突き刺さる。


「危ない!」


私は、ファリン族の男の人に引き留められ、何とか氷柱に刺されること無く事なきを得る。目の前を見ると、やる気に満ちあふれた若い男の人が一人。


「見つけたぞ!悪の蛮族ファリン族!」


男の人はそう言うと、私達に向って無数の巨大な氷柱を放ってきた。


「危ない!皆避けて!」


私はそういうのが精一杯で地面に伏せることしか出来ない。ライドが氷柱を何本か砕いてはくれるけれど、全てを防ぐことは出来ず、後ろの方からは何人かの悲鳴が聞こえてくる。


「大人しく降参しろ!」


そう言いながら男の人は次々と氷柱を放ってくる。


どうする・・・このままだと・・・


そう思った瞬間、急に森の木々が風も無いのになびき始める。


「食らえ!」


男が先程よりも大量の氷柱を私達に向って放つ。


しかし、それらは私達に当たること無く


「何?!」


反転して男の方へと向っていく。男はかろうじて避けるが、氷柱の1本が男の衣服に突き刺さり地面と縫い付ける。


目の前を見ると、そこには小さな影が。


「キュオ!」


タマミだ!


私達を助けにきてくれたんだ!思ったのもつかの間

「この最強の氷魔法使いの俺をこけにしやがって!」


目の前の男は激高していた。


男は私達を囲むように大量の氷柱を配置していた。これだといくらタマミが跳ね返せたとしても全部は防ぎきれない。どうする・・・


その時


「カカカ!若いもんは頭に血が上りすぎて周りが見えとらんの。ほれ、迎えに来てやったぞい!」


幼い声が聞こえてきたかと思うと


「うわあああああ!!」


急に目の前にいた男の悲鳴が聞こえた。


見てみると、男はどこからともなく生えた蔦によってがんじがらめにされており、身動きがとれなくなっていた。


「くそっ!こんな物!」


男はなおも抵抗し、自身を縛る蔦を氷柱によって切り裂こうとするが、男を縛る蔦は次々と増えていき、終いには男の姿が見えなくなるほど蔦に覆われてしまった。


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