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異世界だからと言って無条件で言葉が通じるわけではない

あ、どうも皆さんこんにちは。神様のしでかした尻拭いをするために異世界を駆け回っている本田望結です。つい先程、1人の転生者の髪の毛を手に入れたところでラケシスさんからのとんでもないお話が


『能力が弱体化すると知ったら、世界を破滅へと導きかねない転生者もいるので』


まじで言ってるの?つまり、やろうと思えば世界を滅ぼすことの出来る能力を持つ転生者がいるって事?


『厳密に言えば違いますが、大まかに言えばその通りです。』


『まったく・・・世界を簡単に破滅へと導ける力を持たせて転生させるなど・・・なにを考えているのやら』


スマホ越しにラケシスさんからのため息が聞こえてくる。全くその通りだよ。

何で神様はそんな力を持たせて転生させたの?


・・・


まあ愚痴を言っても始まらない。ラケシスさんの言ったことがちょっと気になるけど、今は転生者の髪の毛を集める事に集中しよう。


『あ、そうそう。望結さんに朗報ですよ。』


え?なになに?


『さっき望結さんがいた街に5人ほどの冒険家パーティーが到着したそうなのですが、そのうちの3人が転生者なのでチャンスですよ』


まじですか!こうしちゃいられない!街に戻ろう!!


・・・・・・


・・・


甘かった・・・日本の異世界転生ものの知識しかなかった数分前の自分を張り飛ばしてやりたい。


いや転生者いたよ?スマホの転生者ファイルとも顔が一致したよ。


でもさ


「Hallo lady. How about even a date?」(こんにちはお嬢さん。デートでもいかがかな?)


「How about me than this guy? I know a good restaurant」(こんな奴より俺とどうだ?言いレストラン知ってるぜ?)


「HAHAHA. Lady is in trouble because your court」(HAHAHAお前らのせいでお嬢さん困ってるぜ)


まさか外国人の転生者だとは誰も思わないでしょ!


「~~~?」


「HAHAHA.~~~?」


「Yeah!~~~~?」


いや待って、あの3人なんか言ってるけど何一つとして理解できてない。異世界転生者って全員言語統一されてるんじゃないの?!


とかなんとか思っていたら、3人の後ろから来た2人の綺麗な女の人がいきなり3人に向かって魔法をかけた。すると


「おっといけねえ魔法が切れてるの忘れてたよ」


「HAHAHA.悪かったな!なに言ってるか分からなかったろ?特にコイツ」


「ああ?なに言ってんだ?テメエの田舎訛りの英語よりは遙かにマシだ!」


急に日本語しゃべり始めた。え?これって魔法だよね?


「ええ、翻訳の魔法よ。まったく・・・母国語は通じないから魔法の効果時間を気にしろってあんなに言ったのに・・・連れが迷惑かけたわね。ルミナークよ。」


「私はヘルゼ。ごめんなさいね。こいつ可愛い子を見るとすぐにナンパしちゃうのよ。」


あ、いえいえおかげで助かり・・・え?か、可愛い?私が?


「ええ、とっても。」


ヘルゼさんがニコニコしながら私のことを見てくる。うう・・・可愛いなんて言われたことないから恥ずかしい・・・

恥ずかしさで顔を覆ってしゃがみこんでいると、ルミナークさんが


「こいつらが迷惑掛けたお詫びに食事でもどうかしら?もちろんあの3人の奢りよ。」


・・・お腹も空いてきたし、ここはお言葉に甘えることにしよう!




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