第三話
夕食とは言いにくい夕食を食べ終わった俺たちは大尉さんから俺たちは話を聞くことにした。
「いいか?お前たちは戦闘職の中でとても強力なジョブを手に入れた。だから王都に向かって徴兵されているのはわかるな?」
「はい。わかりm「こんなとこまで徴兵にくるってどこまで押されてんだよ」
フィナはシュンジに言葉をさえぎられてとても不満そうな顔をしている。
「いや戦況は五分五分ってとこだ。それほどまでにお前らのジョブは強力だということを覚えておいてほしい。」
「なるほど、じゃあ成人したばっかの俺たちをすぐに戦場へ駆り出すのか?」
「いや、それはないだろう。今はほとんど戦っていないから俺たちと訓練をするんじゃないか?」
それから俺たちは大尉さんに色々なことを質問していった。
「大尉さんありがとうございました。」
「大尉?あぁ俺のことか。俺はエースってんだ。」
そう45歳くらいの外見には似合わない若々しい名前を名乗ったエース。
「ははは!おっさんらしからぬ名前って思っただろ。俺もそうおもってんだ。」
「顔に出てましたか?すいません。」
「気にすんな気にすんな」
エースさんと親睦を深めつつ俺たち4人は分かれて兵士が立てていたテントへ入り、たくさんのことがあった今日の疲れをいやすため俺は死んだように寝入った。
翌日俺たちは馬車に乗り王都へと向かっていた。王都への道へ入ったところでわきで人々が膝をついているのが見えた。
「、、、」
そこで俺たちはこれから平民ではなく軍人となることを深く理解した。
「俺たちこれから魔族と戦うんだな」
「ああ、俺はそんなのごめんだがな」
「ほんとに私たちこれから戦うの?いやだよぉ」
「これが国のやり方なんだ。さっさとこんな戦争終わらせて村に帰ろうぜ」
「うん!」「そうだな」
俺たちのこの決意がこんなに早く砕け散るなんてこのときの俺たちは考えもしていなかった。
あれから数時間がたち俺たちは今王宮の前へ立っている。
「さあ早くいけ」
後ろに立っている兵士たちに乱暴にせかされ兵士をにらみながら俺たちは王宮の中へ入っていった。
気づいたらエースさんもいなくなっている中、国王の前へとたどり着いた俺たち。何というか太っているわけでもカリスマがあるわけでもなく普通の王様という感じの雰囲気だ。
「ほう、貴様らが勇者たちか」
期待がこもったような見下したようなよくわからない目で俺たちを見てくる。正直気味が悪い。
「貴様らにはこれから個別訓練を受けてもらい戦争に備えてもらう」
これを聞きシュンジが大きく反論する。
「おい!待てよ急に王都へ呼び出しておいて急に訓練だ?少しくらい休ませろよな」
「や、やめようよシュンジくん」
とシュンジを宥めるフィナ。俺は無言で国王をにらみつける。
国王は俺たちを見つめながら少し怒ったように叫びちらす。
「ええい。これは王命だ、さっさと訓練場へいけ!」
身分の差に有無を言わさず俺たちは訓練場へ連れていかれる。俺たちは途中で分かれて別々の訓練場へ連れていかれいった。
「ええい!ゴミどもめ!もっとましなゴミへと育つために走れ!」
訓練場のほうから下手くそな暴言が聞こえてきて訓練場への嫌悪感が大きくなる。
「おお!お前が勇者か、だがジョブをもらったばかりではゴミも同然。お前もそこのゴミどもとともに走ってもらう」
「ッチ」
なんの説明もなしに訓練へ参加させられそうになり文句を言おうとするが村で一発で気絶させられたのを思い出し黙ってランニングにさんかする。
「オロロロロ、はぁはぁ」
あれからずっと走り続けた。俺は他のやつらについていく事もできずに吐き続けた。走っていると途中にも
「はははは勇者って言ってもたかが知れているなぁ。」他のやつらに下手に見られ「ぅ、うる、さい。だまれ。」俺は途切れ途切れの呼吸で言い返していた。
これを1日中繰り返した。
「ゴミども!今日もよく走り終えた。ひと時の休息わ味わうがいい。そして勇者貴様は怠けすぎだ、明日もこの失態を繰り返すなら飯は抜きだ!」
周囲から笑い声が聞こえる。「こ、この!」いいかえそうとしたが訓練係に強く睨まれたのと、訓練の疲れからそれ以上喋るのはやめておいた。
1日にこんなに投稿せずに勉強しなきゃ。