表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/23

第二話

「ゴッドナイトぉぉ!?」

教会の中全体が騒がしくなるのを感じる。その騒ぎにすべてゴッドナイトという単語が含まれている。それでもシュンジは顔色一つ変えずに列から外れていく。神父もそれを見て気を取り直しフィナの職業を確認していく。すると神父の顔色がどんどん青くなっていく。

「賢者ぁ!?」

まただ。あの無能神父また人の職業を晒しやがった。かくいう俺も声が出ないほど驚いている。賢者といえば世界のありとあらゆる事象を理解でき、ゴッドナイトに並ぶレアジョブだ。

最後の俺の番が回ってきた。神父は顎が外れたような間抜けな顔で俺を蔑み見てくる。俺はさっきのことで驚き半分呆れ半分で神へ祈りジョブを授かる。そして自分のジョブを確認しようとすると、おそらく同年代のぽっちゃりしたやつが俺のジョブを盗み見てきた。

「お前はどんな間抜けなジョブなんだ?」

その一言と同時にそいつの時は止まった。そして一呼吸おきそいつは叫んだ

「ゆうしゃあああああああああああ!?」

シュンジの時のような驚きはなく俺は自分のジョブを何度も見直した。勇者はあれだ。世界に一人までしかでてこない。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その日は村で一番の宴だった。当然だ、何もなかった村から3人もレアジョブが出てきたのだから。

俺たちの親は泣いていた。村長の家から帰ってきた後だ。なにかあったのか聞こうとしたが酒がはいっていたためかおれは寝てしまった。

次の日

神父は昨日までと一転俺たちの下手に出て媚をうってくるようになった。それほどまでに俺たちのジョブは位が高く、強いのだ。そんな日が10日ほど続き俺たちのもとへたくさんの国の兵士がやってきた。

「ここが例のむらか?えっとなんだっけ?」「大尉、ジオラ村です」

兵士を見た途端俺たちのおやが前へ出て膝をつく。

「「兵士様‼どうか私たちの子供たちを連れて行かないでください」」

母さんたちは悲願する。その瞬間俺の中で怒りがわく、自分と父を重ねたのだろうまた母さんを悲しませる と。俺は飛び出し手刀で大尉と呼ばれていたやつの首を狙う。なにもこの10日間天狗になっていただけではない。3人で戦う練習くらいはしていたのだ。-もらったーそう思った瞬間俺の体は崩れ落ちた。

「「レイス!!」」俺の名前を呼ぶ声がする。なにがおこった?考える間もなく俺は意識を手放した。


目が覚める ここは?あたりは暗く地面が揺れている。俺は馬車の中で寝かされていた。

「レイス!起きたのか!?」シュンジの声が聞こえる。フィナも泣きながら俺のもとへと寄ってくる。

話を聞くと俺が倒れたあと兵士の一人が俺たち3人は王命で軍へと召集されていると、説明したらしい。

シュンジは「そんなの納得できるか!!」フィナも「レイスはお父さんが軍へ連れていかれて行方不明になったのよ!」と拒否したらしいが人質にされている俺を見て軍についてきたんだと。また俺が暴れだそうとすると

「お!坊主起きたのか。飯、くうか?」

村に来ていた大尉とかいうやつが馬車を開けて入ってくる。気づけば馬車も止まり外からは食欲をそそる匂いが漂ってくる。そういえば朝から何も食べていなかった。軍の物は信用できないが食欲には勝てず俺は出された質素なパンにかじりついた。

「いい食べっぷりだな、それを食べ終わったらこれからのことを話しておく」

大尉さん(仮のなまえ)はそういうとパンをむさぼる俺たちをニコニコしながら見ていた。

続けて第二話の投稿。執筆する時間があまりないですが面白かったという方は気長に待っていただけるとありがたいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ