第一話
「何で俺がこんなめに合わなければいけない!」
俺は─から逃げる恐れを和らげるために独り言を叫んでいた。
「見つけたぞ!−−だ!」
その瞬間声の後方から熱を持ったような光が放たれる。
「あ、あぁ。腕がぁ俺の右腕がぁあああ!
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「はぁ。はぁ。夢か、、」
にしても変な夢だった。誰かが追われている夢?
「起きなさーい。」
1階から俺を起こしに母さんのマーラの声が上がってくる声が聞こえる。
「なんだ、起きてるじゃない。今日は成人の儀式なんだからさっさと準備して教会へ行きなさい。」
俺は小さく返事をするとさっさと身支度を済ませて家を出た。
俺の名前はレイス、 バトラシア王国の辺境の村「ジオラ村」の村人だ。今日は15歳になった俺たちが神々から自分のジョブをもらいに教会へ行くって王国伝統の日だ。
「おーいレイス-!おいおい俺達をおいてくなんてひどいぜレイス。」
「そうよ。私たちこれでも幼馴染みなんだから一緒に行ってくれてもいいじゃん‼」
「ごめんごめん。寝起きでぼーっとしてて」
こいつらは幼馴染みのシュンジ、フィナ 村で浮いていた俺とも絡んでくれてずっと仲のいい友達だ。
「それはないぜー。それにしてもレイス、やっぱりジョブをもらったら失踪した親父さんを探しに行くのか?」
「あぁ。女手ひとつで育ててくれた母さんに親孝行したいんだ。そして一発ぶん殴る!」
そう、俺の父さんは12年前失踪したんだ。今もなお続いている魔族との戦争に戦士のジョブを持っていた父さんは戦争駆り出され、行方不明になった。人は死んだらそこへ体内の魔力が放出され残留する。それで人の安否を確認するのだが、父さんはそれがなかったらしい。まあ俺は物心つく前でそんなこと覚えてないけどな。
「やっぱりレイスだけじゃ心配だよ。私も行きたい」
「ダメだ。これは俺自身の問題フィナ達を巻き込めない」
「そうだぞフィナ男がこれからの人生決めてんだ。こうゆうのは笑顔で送ってやるものさ。まあ俺も一緒に行きたいんだけどな」
「お前はこんな辺境の村から出たいだけだろ」
「まあそうなんだけどな」
いつものように駄弁っていると教会へついた。
さすがにジョブをもらう直前になると俺も緊張してきた。
俺達がつくと険しい顔をした同年代の子達多数と村一の嫌われ者神父がいた。全員関わりたくないので名前は知らない。
「チッ、こんな日に遅刻とはこれだから田舎は。」
「おい!まだ30分は時間があるだろ!絡んでくんなよな」
「神父である私を待たせたのだ。当然のことである」
「おいおいシュンジやめとけ。あれでも神父だぞ俺たちより格上だ」
俺は神父には聞こえないようシュンジに小さく言った。
「すいません、すぐに席につきます。」
「フン!そこの臆病者の息子は物わかりがいいようだ。それとも父どうよう逃げたのか?」
その言葉と同時に緊張していた同年代の人達はひもが緩んだように笑い始めた。
「やめてあげてよ!レイスのお父さんは逃げてない!それにレイスとお父さんは関係ない!」
俺は殺気だっている二人をなだめて席についた。
「レイス、やっぱり一発やってやらないと気が済まない」「そうよレイスは関係ないのに」
「大丈夫だってじゃないと15年間もこんな村いないさ」
そんな風に喋っていると神父からのジョブについての説明が始まった。そんなのみんな知っているがしきたりらしい。
「未来ある若者たちよ!よくぞ集まった貴様らは今からこれからの人生を決めるとも言うジョブをもらう。私のような神父というありがたいジョブをもらうか、農民などといういかにもなジョブをもらうかは神々が決めることである。貴様ら文句は言わないように。そして、ジョブとは貴様らの各技術の伸びしろ、神の技とも言われるスキルを手に入れることができるようになるチャンスである。ゴミのようなジョブが出てきてもしっかりと励むように。最後に臆病者の誰かさんを何のジョブをここで公開してやりたいがジョブは個人情報である。下手に言いふらさないように。では未来ある若者よ我の前に並び神々からジョブをもらうがいい!」
「なんだよあれ!完全にレイスのことじゃないか!」
「やっぱりあの神父許せない!」
「まあまあ俺は大丈夫だから早く列に並ぼう」
こうしてどんどんとジョブを授かり喜ぶ人や泣いている人もでてきた。次はシュンジの番だ。シュンジは神へ祈りジョブを授かる。その直後国へジョブの報告をするためシュンジのジョブを確認した神父が大声をあげた。
「ゴッドナイトぉぉ!?」
俺は驚いた。シュンジが100万人に1人と言われるゴッドナイトになったことよりさっき個人情報をもらすなと言った神父が個人情報を叫んだことに。こいつほんとに正規の神父なのかと
なろう初投稿です。設定とかが崩壊していたら指摘してくださいщ(°д°щ)カモーン
どうか暖かい目で見守ってください