え!そっち?
帰り道を歩き始めた俺と日香理は手を繋いだまま無言で歩いていた。
(気まずい…何か話さないとう~ん~~~~思いつかない)
(あれここの道ってあれ?)
(まさかね…)
そう思いながら歩いていると日香理は不意に立ち止まりこちらに振り返った、そして俺の予感は的中した
「ここが私の家よ」
(あ…これまさか俺の予想が当たちゃったよ)
(そこは俺のの家の真正面にある豪邸だった)
(どうして星野って言う名前どっかで聞いたと思ってたらここか毎日学校行くとき見てるからか)
「あのさ………今日…私の家でご飯食べてかない?」
日香理は小声で俯きながらそういった、耳の先が真っ赤になっている相当勇気を振り絞ったのがわかった。俺の彼女可愛すぎるだろ、だが俺はそれに追い撃ちをしたくなった、あくまでも素っ気なくバレないように自然に演技をした
「……ふへぇ?今…なんて?」
「だから……もう…私の家でご飯食べて行きなさ言ったの!!」
(え…このこのかわいい生き物、俺の彼女だった)
「正面の家なんて言えないしな」
(流石にいきなりは悪いよ!)
「え?正面の家?」
日香理は頸を傾げてこちらえと瞳を向け覗き込んできた、そして俺はこの瞬間に間違えに気が付いた
「ん……?あ、本音と建て前間違えたぁ~~~~!」
俺は廻りが住宅街で夜遅くなのに近所迷惑にも関わらず、大声で叫んでしまった
「煩い!!!お兄!!!」
そういって日香理の家の正面の家から声がした、そこには黒髪をサイドテールにした150cmくらいの女の子が俺の家の前に立っていた
「いや、これには訳があってな瑠那」
俺の言い訳を聞かずに目を擦りながら言った
「あれ?お兄が女の子と一緒にいる、あ~そうゆうことか、これは夢だ、徹夜のし過ぎたのか、じゃあお兄おやすみなさい」
家へと入っていった
「っておいおいおい!」
俺はそういいながらずかずかと家の中へ入っていった
すると、玄関で靴を履いたまま寝ている瑠那がいた
「やっぱりか、こいつ何徹したんだ」
俺は瑠那を横抱き、俗にいうお姫様抱っこをして妹の部屋へと運んだ、久しぶりに入ったが意外と片づいていた、机以外は、机の上はパソコンと設定がびっしりと書かれた紙が散乱していた、そして机の上の壁には初めての握手会の時の俺と一緒に写っている写真が額縁に飾られていた
すると瑠那がうなり声がし、瑠那のほうえ顔を向けると瑠那は目をうっすらとあけた
「お兄……」
うっすらと目をあけぎこちなく笑いながらいってきた
「ん?なんだ?」
俺も瑠那の頭を撫でながら笑顔で返した
すると瑠那が撫でていた手をつかみ引き寄せてきた
急なことに反応できず倒れた、眼前には瑠那の顔があり、相手の吐息が届くほどの距離だ、端から見れば俺が押し倒したように見えるだろう
しばらくの間その格好でいるとドタバタと階段を上る音がした
「ねぇ、妹さん大丈夫?何かあったの?」
振り返るとそこには日香理がいた
少しの沈黙の後
部屋を一周見回して驚いたように言った
「妹さんってラノベ作家だったの!!」
「え!そっち!?」
俺の驚いた声が部屋に響いた
これからこの作品は週1回のペースで更新できるよう頑張りたいと思います