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魔王候補になりました。  作者: みぬま
第3章 魔王討伐
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54. 水竜

 何とか無事に危難を乗り切った。

 途中からなぜか水竜が味方についてくれたおかげで、日が昇るまでにあの途方もない数の魔物を殲滅することにも成功。……まぁ、あの竜の凍てつくブレスのおかげで砦北部は一足早い冬を迎えてしまっているけれど、あれくらいなら来年の春になれば凍り付いてしまった地面も草原に戻るだろう。

 しかしその冷気が(ここ)まで届いているのが頂けない。私は寒さに弱いのだ。


 そんなわけで、私は暖をとるべく火属性を付与した結界を身に纏った。

 気付けば秋も終わりに近づいていて、そろそろ冬がやってくる頃合いだ。

 もう何年も人族領で暮らしているのに冬の寒さには慣れず、まだやってきてもいない冬を思って憂鬱になりながら物見塔を下りた。


 物見塔から下りると、そこでは砦の人々が生き延びたこと、魔物を殲滅できたことを喜んで近くの同僚と抱き合ったり涙を流して喜んだりしていた。

 そこに北の空から飛び込んできた影が二つ。

 人の姿をしているけれど一目でわかる。片方はあの水竜だ。


 水竜は人族に混じると、箍が外れたように大はしゃぎし始めた。周りの人々も突然現れた薄水色の髪と金色の瞳の美丈夫に驚きながらも、一緒になって騒いでいる。

 竜の威厳が行方不明……!


「リク、お疲れさま」


 竜と一緒に戻ってきたタツキが労をねぎらってくれた。

 タツキが無事に戻ってきてくれて私もほっとする。


「タツキもお疲れさま。ところであの人、水竜だよね? どうして途中からこっちの味方になってくれたの?」

「ああ、どうやらあの水竜も火竜と同じで棲み処を追われてきたみたいなんだけど……」


 そう前置きしてから、タツキは水竜とのやり取りを詳細に話してくれた。


 あの水竜は火竜と違って襲撃者の記憶を保持していたこと。怒りの中にあっても我を忘れず、会話が可能だったこと。

 色々と話を聞き、なぜ南へと向かったのか理解していない様子の水竜を見て、水竜は襲撃者に恐怖を抱いた隙を突かれて意識への干渉を受けたのではないかと推測したこと。

 そして棲み処を追われた自分と同じように襲撃を受けている砦を見て、どうやら真の敵は眼下の魔物──正しくはその魔物を操っている何者かなのだと考えを改めたらしく、こちらに協力してくれたこと。

 その後無事に生き延びたことを喜ぶ人族を羨んでいる水竜に、混じってみたら? とタツキが提案したことも。


 当初難色を示していたらしいけれど、タツキが貴重な経験、知識という単語で唆したらしい。その結果、水竜が人族に混じって大はしゃぎしているというわけだ。

 タツキ……。


「あの水竜はかなり長い年月生きているみたいだから、若い竜よりも人族への理解があると思うよ。実際、集団の人族は竜族を凌ぐことも知ってるみたいだし。このままアールグラントに定着してくれたら、もしかしたら今回みたいな魔物の襲撃があった時に力になってくれるんじゃないかなぁと思って」


 うわぁ、打算的。タツキってこういう子だったっけ?


「でも竜って気難しいイメージがあるんだけど、大丈夫なの?」

「それはあの水竜に関しては大丈夫。あの水竜の性質はフレイラさんに似てるから」

「え?」


 どう言う意味だと問いかけるよりも先に、改めて水竜を見る。

 心底楽しそうに笑っている。そこに裏表があるようには見えないし、私が感知している水竜の感情もその様子と一致している。

 うむ、納得。


「わかりやすいってこと?」

「そう。長く生きてきた割に、素直な竜だよ。見てたら何を考えてるかわかるもの」


 それ、褒め言葉かな? 褒め言葉だよね?

 というか、そんなことよりも竜を手玉に取るタツキの手腕が怖い。



 そんな会話をしていると、反対側の物見塔にいたハルトがやってきた。

 ハルトもタツキにどうやって水竜を味方につけたのか問いかけたけれど、この調子だといろんな人から同じ質問をさそうだと思ったのだろう、タツキは「あとで皆が集まったときに話すよ」と困り顔で答えていた。

 それからタツキはフレイラさんが体調を崩して倒れたという話を聞くと、様子を見てくると言って去っていった。


 あの……あそこで魔術師団団員と酒を酌み交わす約束をしている水竜さんはどうするんですか。

 放置ですか。そうですか。

 いや、まぁ、あの様子なら急に牙を向けてくることもなさそうだけどさ……。


 そんなことを思いながらタツキの後ろ姿を見送っていると、ぽんと肩を叩かれた。


「リクもお疲れさま。魔術師団の指揮官役、なかなか様になってたじゃないか」


 ハルトにからかうような口調で言われて、急激に日常に引き戻されたような感覚になる。

 一気に緊張が解けて、どっと疲れが湧きでてきた。それでも何とか笑顔を浮かべることに成功する。


「必死だったからね……」


 本当にね、そりゃもう必死でしたとも。

 前世今世合わせてもあんなに集中して何かをしたことなんてなかったんじゃないかな。


 恐らく私が休みなく着弾地点を指示し続けなかったら、この砦は夜明け前に魔物に包囲されていただろう。そして夜明け前には魔術師団の団員たちの魔力も間違いなく枯渇していた。

 実際、最後まで魔術を使い続けていられたのはハルトとフレイラさん、あとはモルト砦魔術師団団長や副団長、団員の中でも優秀な魔力量を誇る面々が数名だけだった。大半の魔術師が魔力切れを起こしてふらふらになっている。


 もし魔術師団で魔物を倒し切れなければ騎士や兵士が残った魔物と戦うことになっていただろうけど、砦が包囲されてしまっては砦から出ることすらできなくなる。

 そうなった時、打って出られるのは私とタツキくらいだろう。ハルトもフレイラさんも、ここまで無理をしてきた疲労が蓄積されているだろうし。フレイラさんが倒れたのが正にその証とも言える。

 ハルトも顔色がよくない。疲れが溜まっているのだ。


「ハルトも休んできなよ。倒れちゃうよ?」


 恐らく無茶な付与魔術も相当な負担になっていただろう。

 自分で言うのもなんだけど、私はもう竜と比べても遜色ないくらい頑丈な体になっているから何とでもなるけれど、神位種とは言え人族はそうもいかないはずだ。


「リクは休まないのか?」

「私は仮にも魔術師団の指揮官だったんだし、アズレーさんやステルさんに状況報告をしないと。そのあとも砦の警備に回るつもりだから、安心して休んできて」


 そう請け負うと、ハルトがふわりと抱きしめてきた。

 周囲にいた面々が「おお!?」と声をあげ注目してくる。


「ちょっ、ハルト!?」


 見られてる見られてる!

 そう思いながらハルトの腕をばしばし叩く。しかしびくともしない。

 いや、力づくなら何とでもなるんだけど……なるんだけども!


 ──駄目だ、力が抜ける。ハルトの腕の中は居心地がよすぎる。

 さっき湧いてきた疲労感が、心無しか消えていくようにすら感じる。


「情けない……けど今頼れるのはリクだけだから、頼らせて貰うよ」

「う、うん。大船に乗ったつもりで任せてくれていいよ!」


 私はやる気満々ですよ! と主張するとハルトが吹き出して笑った。

 そして私から離れると、不意打ちを仕掛けてきた。

 肩に手が置かれたかと思った次の瞬間には、額に柔らかい感触が。


 何が起こったのか、認識するのが一瞬遅れた。

 周囲もその一瞬だけざわめき、すぐに静寂が訪れる。

 その静寂の中、私は何が起こったのか遅れて認識すると同時に一気に顔が熱くなった。


「それじゃあ、後はよろしく」


 私が抗議する前にハルトは爽やかな微笑みを残して去っていった。


 あっ、あっ……あぁ、もう! 何てことを、何てことをしてくれたんだハルトっ!

 周囲からは好奇の視線が向けられて、戦い明けでテンションが上がっている面々から囃し立てられる。

 うわぁ、居たたまれない! 今すぐどこかに逃げ去りたい!


 羞恥心で頭を抱えて震えていると、魔術師団団員と肩を組んでいた水竜と目が合った。水竜はどこで覚えたのか「ひゅーひゅー!」とか周囲に溶け込んで囃し立ててくる。

 思わずきつく睨むと、水竜は人の輪から外れてこちらにやってきた。


「そなた、魔王種ではないか。気配が薄かったから気付かなかったぞ。さっきも神位種がいたし、この砦の中にさっきの神位種とは別の神位種の気配もする。ここはとんでもない場所だな」


 それは私の存在感が薄いってことなのか、それとも気配が察知し難いということなのだろうか……。

 気にはなったけど、前者だったらちょっとショックだから聞くのは止めておこう、そうしよう。


「私からしたら、こんな友好的な竜の方がとんでもない存在だけどね」

「ふっ……」


 ずいずい近寄ってくる水竜から逃れるように後ずさりながら応じると、水竜は私の返答がおかしかったのか小さく笑った。

 しかしすぐに表情を改めてじっと見つめてくる。


「しかし不思議だな。そなたからは火竜の気配がする」


 お、さすが竜。

 そんなこともわかるのか。


「以前この国を襲った火竜を、美味しく頂いてしまったもので」


 隠しても仕方がない。

 ちょっと遠回しに答えると、水竜は目を細めた。


「喰ったのか?」

「存在そのものを分解して吸収したの。見ての通り私は紫目の魔王種だから」


 水竜が威圧をかけてきたので気圧されつつ答えると、「ほう?」と水竜は面白そうな表情になってじろじろ見てきた。

 いや、もう十分見たでしょ。これ以上見ても何も新たな発見はないと思うよ。


「珍しい能力を持っているな。しかし分解能力を成功させるとなると、当然竜に隙ができねばなるまい。一体どんな手を使ったのだ?」

「これ以上手の内を明かすつもりはないよ」

「ほほう」


 さらにずい、と寄ってきながら威圧を増してくる。


 この威圧、私は平気だけど周りの人族が耐えられず震えてることに果たしてこの竜は気付いてるのだろうか。

 そんなことを考えながら何も答えずにいると、やがて水竜の威圧を感知したのであろうタツキが姿を現した。そして水竜の肩に手を置くと、


「君は僕の姉の敵なのかな? どういうつもりで威圧を放っているのか、僕にもわかるように説明して?」

「あ、姉だと? 言われてみれば、そっくりだな……」


 水竜を上回る強烈な威圧を水竜に向けるタツキ。ピンポイントで威圧を放っているから人族側に影響はない。むしろタツキの威圧に負けて水竜が威圧するのを止めたおかげで、人族の面々はほっと胸を撫で下ろしていた。


「そうだよ。姉であり、守護精霊である僕の守護対象でもある。僕の守護対象に敵対行動を取るなら、そいつは僕の敵だ」

「守護精霊、だと……?」


 タツキの威圧が効いたのか、守護精霊という珍しい存在に何か思うところがあったのか。水竜は急激に大人しくなった。同時に勝ち目がないことも悟ったらしく、明らかにしょんぼりしている。


「敵対つもりはなかったのだ。ただ、知的欲求に逆らえず……」

「知的欲求を満たすために相手に嫌がらせをしていいのなら、君より遥かに年下であろう僕が常識というものを教えてあげなきゃいけないね?」


 タツキがにこりと微笑むと、電流が走ったように背筋を伸ばす水竜。

 うん、力関係が目に見えるようだね。


「まぁまぁ。……でもそうなんだ。水竜さんはタツキより格下なんだね、了解了解。なるほどなるほど」


 とりあえず便乗しながら今度は私が値踏みするように水竜をじろじろと見た。

 水竜はすっかり硬直している。


「実は水竜さんにお願いがあるんだけど、聞いてくれる? まぁ断られたら火竜と同じく分解してその能力をもらっちゃうのも手かなとも思うんだけど、どうせなら本人の意思で手伝って欲しくて。あ、脅してるわけじゃないよ? ただ、水竜さんの力が借りられたらいいなぁって思ってるだけで」


 そう言いながら、さっきのお返しとばかりにずいずいと水竜に近寄っていく。

 対する水竜は人族に合わせた演出だろうか、汗をだらだらと流し始める。


「に、似たもの姉弟……」

「ん?」

「何か言った?」


 ぼそりと呟いた水竜の言葉に、すかさず私とタツキが連携して首を傾げながら笑顔を向ける。水竜はぶるぶると首を左右に振った。

 ……ちょっと可哀想になってきた。


「ところで水竜さん」

「レスティだ」


 お。竜が先に名乗るなんて珍しい。

 と言うか、すっかり忘れてた。竜との対話を望むなら、最初に名乗らなきゃいけないんだっけ。

 ついこの水竜──レスティが友好的に接してきてたから忘れてた。


「レスティ、ね。私はリク=セアラフィラ。水竜レスティに聞きたいんだけど、あなたは今、人族のことをどう思ってる?」


 私は名乗りながら問いを口にした。

 するとレスティは眉間に皺を寄せ、しばし考える仕草をする。それから改めてこちらを見た。

 その目には真摯な光が宿っていた。


「……リクよ、その問いに答えよう。我は常に人族とは未知の存在であり、時に恐ろしく、しかし脆弱な生物だと思い遠ざけてきた。しかし此度の共闘で思ったのだ。同じ敵を前にした時、手を取り合って立ち向かえばとても心強い存在にもなるのだと」


 レスティの浮かべていた真剣な表情が、不意に和らぐ。


「そして個々では脆弱ながらもその力を合わせることにより、勝てぬはずの相手にも勝利する人族に興味が出てきた。先ほど喜びをともにしたことで、人族が恐ろしい者ばかりではないことも何となくわかった。……我は、人族が気に入った」


 答えながら柔らかい微笑みを浮かべるレスティを見て、私は思わず隣にいるタツキに視線を送る。タツキもこちらを見返してにこりと微笑んだ。


 タツキがレスティを唆してこの場に連れてきたのは、こうなること──レスティが人族に友好的な感情を持つようになることも、ある程度予測してのことだったのかもしれない。実際タツキはレスティをアールグラントに定着させて魔物から守って貰うつもりでいたみたいだしね……。

 しかしそれも、レスティの性質を見抜いていなければそういう考えには至らなかっただろう。


 ブライと言いレスティと言い、タツキは人──もとい竜を見る目というか、味方につける能力が高すぎないだろうか。

 そんなことを考えながらも私はレスティに視線を戻した。


「ならばレスティ。あなたさえよければこのままこの砦に留まらない? 私たちはこれからレスティを含む竜たちを棲み処から追いやった相手を探るために魔族領北部に向かわなければいけない。けれど私たちが離れたあとのこの国が心配なの。人族は確かに結束すれば強いけど、あなたが言うように個々では脆弱だから。そんな彼らを守り、彼らとともに戦ってくれる強い味方が必要なの」

「しかし……我ら竜の魔力は環境を侵す。この地の気候が狂うぞ」


 困惑した様子で、しかし拒否の言葉を口にしないレスティに私は微笑みを向ける。

 その対策ならバッチリ考えてあるよ!


「レスティ、あなたの魔力で作った魔石を三つ貰える? そうしたら大きすぎる魔力を抑制するタリスマンが作れるよ」


 言いながら私はサラの腕輪をレスティに見せた。

 レスティは驚いた表情を浮かべながら腕輪に顔を近づけてまじまじと眺める。


「これは……随分と複雑な魔法陣だな。誰がこんな術式を組んだのだ?」

「私の家族と黒竜のブライと、あとこの国の魔術師団の人たちだよ。どう? 凄いでしょ!」

「見事だ! これなら確かに竜である我の魔力も抑えられる──ん?」


 身内が構築した魔法陣の素晴らしさをわかって貰えて私が得意満面になっている一方で、レスティは何かがひっかかったようだ。


「黒竜ブライ?」

「それはタツキの配下の竜の名前。今ここにはいないけどね。聞いた話だと、神竜らしいよ」

「神竜だと!? 我ら竜族の中でも最強を誇る神竜種を従えているとは、弟君の理解の範疇を越えた強さはそれほどまでなのか。それに、そなたもそれをつけているということは……」

「そう。私も魔王種の二次覚醒で環境を改変するくらいの魔力を手に入れちゃったから、家族と同僚がこれを作ってくれたの。私が今後も人族領で暮らしていけるように」


 私はサラたちから貰った腕輪を指先で撫でながら、素敵な家族と同僚を持った幸せを再度噛み締める。

 私がこの腕輪をしていることを痛ましそうに見ていたレスティも、私の顔を見て笑顔を浮かべた。


「なるほど、人族もなかなかやるな。ますます人族に興味が湧いてきた。いいだろう。そなたの提案に乗り、この砦にて人族を守護しようではないか」


 まぁ、私の家族は人族ではないけども。

 でもイリエフォードの魔術師団の面々はきっと、竜であるレスティに魔法陣を絶賛されたと知れば歓喜の嵐になるだろう。

 いつの間にかイリエフォードの魔術師団の研究員たちも魔法陣の虜になってたからね。絶対に喜ぶはず。



 その後私はレスティから魔石を預かり、アズレーさんやステルさんに報告を行った。

 報告を終えると予定通り砦の警備に加わり、ハルトが休憩を終えて部屋から出てくるのと入れ替わるようにタリスマンの制作に取りかかった。


 レスティから貰った魔石はきっかり三粒なのでミスは許されない。

 私は全ての面会を謝絶して遮音特性を付与した結界を構築し、作業に没頭した。

 魔石以外の必要な材料は前回の腕輪制作に携わっていたタツキが用意してくれたので、すぐに作業に取りかかる。幸いこの魔法陣は魔石が持つ魔力と同質の魔力に反応するようになっているので、持ち主に合わせて魔法陣を弄る必要もない。全く同じ魔法陣さえ描ければ問題なく作動する。


 私は魔法陣の図式の構成や配置を何度も描いて練習し、全て頭に叩き込んでから本番に臨んだ。

 ものすごい緊張感。じりじりと魔力操作で魔石の内部に文字を刻み込んでいく。

 地道に、確実に、間違いなく。



 そうしてタリスマンが完成したのは二日後のこと。

 そのあいだ環境への影響を考慮して砦から離れていたレスティは、念話で呼びかけると全速力で戻ってきた。タリスマンを渡すなり全力で喜ばれて、何だかこっちまで嬉しくなってしまう。

 いやぁ、頑張って作った甲斐があったわ。まぁ基となるものがあったからこそ、この短期間で作れたんだけども。



 無事タリスマンをレスティに渡したあと、私はハルトに捕まった。これについては、皆まで言うまい。

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