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「別れよう」


学校の帰り道、恋人のマユにそう言った。

一瞬だけ驚いた顔を見せたが、またいつもどおりの顔に戻った。


「あ、そういえば、駅前に美味しいクレープ屋さんができたって友達が言ってたんだ」

「マユ」

「だからさ、今度そこ行ってみようよ。それともこれから行っちゃう?」

「マユ」


少し強めにそう言うと、マユは困ったように眉をハの字にした。


「えっ? 冗談じゃないの?」

「冗談じゃない。別れよう」

「でもほら、まだやってないことたくさんあるし。約束してた海にだって行ってないし、旅行にも行こうって言ったじゃん」

「好きな人ができたんだ」

「いやいや、冗談でしょ? だって私まだこんなに好きだし…」


そう言ってうつむくマユ。

申し訳ないとは思っている。でもマユ以上に好きな人ができてしまったんだ。

その日からはもうその人のことしか考えられなくなってしまって、マユのことなんか二の次になっていた。

そんな状態でマユとは付き合えない。


「なんで? なんで急に?」

「俺は前から考えてたんだ」

「前、から? 前っていつ?」

「2ヶ月、ぐらい前」

「2ヶ月…」


マユは俺の顔をまっすぐ見た。

俺はそのマユの目線から逃げずにもう一度別れの言葉を言った。


「別れよう」


この先はご想像にお任せします。

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