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③
3つ年下の彼女のマユ。
ちょっと子供っぽいところもあって、そこが可愛かった。
可愛かったのだが、それも最初だけだったようで、半年付き合った今ではもうなんとも思わなくなってしまっていた。
そんなある日のこと。
俺はマユと別れることを決めた。
「マユ。落ち着いて聞いて欲しいんだ」
「…何?」
俺の表情から何かを察したのか、泣きそうな顔になるマユ。
言いにくいな…。でも言わないと。
「あのさ、えっと…俺たち別れないか? お前のことは良い後輩だと思ってるし、可愛いとは思うんだけど…」
「…わかった」
「えっ?」
「わかった。別れる」
意外とあっさりだった。もっと泣きついてあーでもないこーでもないと言われると思っていた俺は、どこか拍子抜けしてしまっていた。
「別れてやる…お前なんかこっちから別れてやるよっ!」
そう言って俺の胸をグーで殴ってから勢いよく立ち去っていった。
「なんだよ…別れ話しただけじゃん」
なぜこんなに罪悪感が残るのだろうか。
これだから年下は嫌だ。
「はぁ…」
俺は小さくため息をついて、涙を浮かべたマユの顔を思い出した。
そしてもう忘れようと頭を振り、一人帰路についた。
ツイッターで③が書きにくいと言ったな。あれは嘘だ。




