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マユとは付き合って半年になる。

それなりに好き合っていたのだが、俺の方が冷めてきてしまったらしい。

とあるカフェにマユを呼び出した。これから別れ話をするのだ。


「おまたせー。待った?」

「いや、今来たとこ」

「嘘だー。コーヒー半分以上減ってるじゃん」


いつものように明るい笑顔でそう言うマユ。

しかし俺の表情が暗いことに気がついたらしい。

座りながら不思議そうな顔で覗き込んでくる。


「…どうかした?」

「今日はちょっと話があってさ」

「…うん」


真面目なトーンで言うと、マユは姿勢を正して俺に向き合う。


「別れよう」


マユの目が丸くなった。驚いているのがよくわかる。

まるで冗談を聞いているかのような顔でたずねてくる。


「え? なんで?」

「もう冷めてきたんだ。俺の勝手でごめんな」

「…いや、冗談でしょ? またまたー。今日はエイプリルフールじゃ、ないよ…」


依然変わらぬ俺の表情。

その顔を見たマユの笑顔が消えていく。


「うっそー…私なんかした? どこか悪いところあったかな?」

「ごめん」

「ごめんって…そんなこと急に言われても…」

「ごめんな」


俺は立ち上がってテーブルに置かれた伝票を手に取り、レジへと向かった。

お金を払っている時に、さっきの席にまだいるマユをチラッと見てみたが、さっきの状態からピクリとも動いた様子はなかった。

そして俺は店をあとにした。


このマユは可愛いマユ。

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