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九話!ーー後編!だって貴方が好きだから!

チャラッチャッチャッチャ〜!チャラララ〜

チャチャチャッチャチャ〜ラララル〜




ハイそこで効果音!



びよよよ〜ん



最高よ!そろそろ私のメインテーマ曲が見えてきたわ!

さあ!チャッチャと仕上げるのよ愚民!

いざ!天空の城へ!


きーんこーんかーんこーん。きーんこーんかーんこーん


「典時!お〜ひ〜る〜ご〜は〜ん〜〜〜プリィィィズ!」

「校庭の雑草でも食べてるがいい。どうなっても知らんがな」

後の掃除ロッカーの中でシクシクと態々声に出して泣くノインを無視する事にしよう

「作間様。御弁当を御持ち致しました」

「あぁ。やっぱり持ってきたか。ま、いいか」

二重箱を広げると実に手の込んだ昼食が並んでいる。いったい何時から作ったんだ

「下ごしらえをふまえ4時より調理を始めました」

「ご苦労さん。アホの世話もしてもらってホント助かるな」

「恐縮です」

恭しく一礼する一号さんは掃除ロッカーでまだ泣くノインを引っ張り出し、エプロン取り出し広げたランチシートにノインを座らせお弁当と水筒のお茶を差し出す

「作間様の御弁当より内容量は劣りますが手は抜いておりません」

「いじぃごぉ〜〜ざぁ〜ん!ありがどぉぉぉぉ!」


周りの男子は惜しみ無い拍手と自分の弁当のオカズをどんどん献上していく。やめろ、調子に乗るから

「典時!今私って頂点?超頂点!」

「イマと同じだな」

「うわスッゴい腹だだしい!言葉の暴力は心抉るんだよ!」

「失礼ですがノイン様の心はそれ程繊細なのですか?」

ノインは泣きながら卵焼きを口に放り込んだ

ほのかにしょっぱかったそうだ







結局最後まで居座った阿呆とロボは学校の人気者になり、早々とラブレターを手渡して撃沈していった。それでもノインは同封されたチョコはしっかり食べていた

まて、その汚れた口を拭きに此方に来るな。一号さん、今こそ貴女の出番なんですよ




なに、調理室で実習の手伝いだと?



グシグシグシ

「このチョコ安物かな。マダマダだね」

「ノイン、お前には今から指令を命じる」

「は!何でありましょうか典時元帥!」

「母親に中指立てて『ファック!』ってやってこい」

「元帥!神風特攻は嫌でありますホント勘弁してください!」

「だが断る」


テレフォン







「作間様只今戻りました。作間様の御友人と言い張る方から作間様の指示との事で調理実習の助力して来ました」

「そうか。取り敢えずその御友人とやら一発殴っとけ」

「畏まりました」


「先生!逸樹の奴が頭からトマトの汁流してます!」

「ほっとけ」



地集界


「緊急オペの手配を」

「イマ様の容態が急変致しました。早く血液の準備、及び擬骨の製造を」

「脈拍70まで下がりました。電気マッサージを」

「地上で何が起きたのでしょうか。イマ様がここまで酷い御怪我なさるとは」

「0001に後で連絡をしてみましょう」


割りと大変だった










「作間様。今晩の御夕飯は何に致しましょう」

「魚でも買うか。ノインってこいつ使い物にならないんだっけか」

1号さんの肩には黒焦げ痙攣アホ精霊がいる

「さ・・・・さかな、グッジョブ」

まさに根性と習慣の賜物だ。その心に免じて少し贅沢するか




その夜ノインは盛大に食し、典時に猛烈感謝の印と言い張り風呂にまで突撃して背中を流すと言ってきた。無論目にシャンプーを注いでやった。ざまあみろ

「作間様。御背中を流しに来ました」

「あんたもか!」

どうやらロボにも急性ノイン型痴呆症候群が効くらしい

悲しいものだ







「イヤダァァァ!高いところイヤダァァァ!」


地集界では位最高人権最下層の男が突然叫びだし、手術後の縫い傷がパックリいって部屋が真っ赤になったのは細やかな余談である

ジャジャジャン!

ジャージャジャジャン!

ジャージャジャジャン!

ジャージャン!

ジャラララララ〜


ハイそこで効果音!



ぺい〜ん



いいのよこのアクセンつッ!たまらないビート!


世界が見えてきたわ!

ん?どしたの典時、1号さんにフライパン持たせて

ねえ1号さん、なんでそんな悲しい者を見るよう瞳を向けるの?え?ちょっと、ちょっとスタップ1号さん・・・・・・・・・



ヒョォォォォォ!

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