表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

サバイバル? いいえ、サバ落ちです

どこの世界も弱肉強食。

ゲームの世界でもそれは同じで、強者しか生き残れない。

ログインしているVRMMOでも、スタートダッシュに遅れたらその差をひっくり返すのは容易ではない。


今まさに、そのVRMMO内でのサバイバルゲームの終盤。

トッププレイヤー同士、装備の差はほぼない。

腕と判断力だけが勝敗を分ける――はずだった。


そんな緊張感の中、森林フィールドで“それ”を見つけた。


魚がいた。


魚?


ここ森だよな?

そんな馬鹿な。


半信半疑で狙撃すると、弾は弾かれた。


魚はこちらを向き、胸(?)を張って叫ぶ。


「そんなもの、このサバ様には効かぬわ!」


威張っている。魚のくせに。


遠距離がダメなら近接だ。

出刃包丁に持ち替え、三枚おろしにしてやると突っ込む。

どうやら正解だったらしく、手応えがあった。


倒れた魚は――鯖だった。


だが、鯖は最後の力でこちらを睨みつけ、言い放つ。


「お前では勝てんよ!」


次の瞬間、視界が真っ暗になった。


― not connected ―


サバイバルゲーム中に、まさかの“鯖威張り”からの“鯖落ち”である。


ログイン画面に戻された俺は、ただ呆然とつぶやくしかなかった。


「……サバイバルって、こういう意味じゃないだろ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ