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神さま、ララバイ

作者: 秋葉竹




  


青空の

優しささえもわからない

木々のあいだに吹く風、怖く


夕暮れの

街に天使がいる世界

心壊して泣いてる少年


海鳥の

鳴き声を聴き漂って

いる流木は何処へ向かうか


死神の

顔した月の囁きが

なぜか甘美に聴こえる、かくりよ?



天国に

進軍ラッパが鳴るあした

正義を争うつもりの子たちの



神さまの

恵みの雨と気がつけば

ケンカをやめて天に祈るよ



星屑の

「クズ」ってなんとかならないか


優しい目をして笑ってるだけ



人類の

犯した過去の罪はみな

みーんな赦してください神さま


花が咲き

そして必ず散る世界


人はふたたび新生するから








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