相手によって態度を変えて何が悪い
~昼休み~
加藤「でさーマジでうけるよな、昨日のあの番組」
志村「それな、ホントおもろかったわ」
高木「確かにあれはおもろかった。あの芸人流石だわ(笑)」
加藤「それな、あいつのギャグセンス、マジクソパねえ(半端ねえ)」
志村「あーヤバイ。昨日の思い出してまた笑いそう……」
加藤「わかる。あのシーンマジやばかった……やべ笑い止まらん」
加藤「あひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
志村「ゲへへへへへ!!」
加藤「うひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
志村「グヘヘへへへ!!」
新垣「あ、高木君と志村君!昨日はカラオケ行けなくてごめんね!!」
加藤「いえいえ。新垣さん。そんなのまっったく気にしなくていいですよ」
志村「そうですよ。俺らも誘うのが突然すぎたし」
新垣「ありがとね。また誘ってね」
加藤・志村「「もちろん!!是非!!」」
新垣「それよりさっきしてた話って、もしかして昨日のあの番組の話?」
加藤「え!?もしかして新垣さんも見た!?」
新垣「見た見た!!スゴイ面白かったよね!!」
加藤「うん!!とても面白かった!!」
志村「ね!!スゴイ面白かった!!」
新垣「特にあのシーン良かったよね!芸人さんが突然現れて笑わせてくるシーン!」
加藤「すごいわかる!!一番面白かったよね!!」
志村「ね!!あそこが一番面白かった!!」
新垣「もう思い出しただけで笑っちゃう(笑)」
加藤「ね!思い出したら笑っちゃう!あはははははは」
志村「うふふふふふふふ」
高木「…………………」
花畑「おーーーーい!!ガッキー!ちょっと来てー!!」
新垣「あ、ごめん!呼ばれちゃったから行かなきゃ!」
加藤「あ、オッケー!!」
加藤(ちっ…………何呼んでんだよ。花畑マジ〇ね〇ね〇ね)
志村(何俺らの幸せな時間邪魔してんだよ………空気読めハゲ)
加藤・志村((もう少し新垣さんと話したかったのに…許さん))
高木「お前ら顔ヤベエぞ…?(笑) 怖すぎ(笑)」
高木「てゆうかお前らさ、ちょっと気になるんだけどさ……」
加藤「なんだよ?」
志村「どうした?」
高木「前から思ってたんだけど、なんか新垣としゃべるときだけ、あからさまに態度違くね?(笑)」
加藤「……………………」
志村「……………………」
加藤「バ、バカおめー、何言ってんだよ。そ、そそそそんなわけねーだろ?き、気のせいだよ」
志村「そ、そうだよお前。き、ききき気のせいだよ」
高木「そっか、ならいいんだけど(笑)」
加藤「お、おい。そんなことより昨日のあいつの動画見たか?」
志村「見た見た!!マジクソヤバかったべ!!」
加藤「だろ!?超マジクソおもろかったよな!!」
志村「それ!!マジゲロクソ半端なかった!!」
加藤「わかるーーーーー!!バカクソゴミクソおもろかったよな!!」
高木「それはもはや褒めてるのか!?」
志村「笑いすぎて、マジ頭イカれるかと思ったぜ!」
加藤「それーーーー!!マジで腹裂けるかと思ったよな!!」
志村「グヘヘへへへへ!!」
加藤「うっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!」
志村「あっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!」
加藤「ゲヘヘヘヘヘヘヘヘ!!」
志村「おけけけけけけ!!」
高木(相変わらずきったねえ笑い方…(笑))
新垣「あーそうだ!!2人とも、この前のカラオケどうだったの?」
加藤「いやーそれが最悪でした。ねえ、志村」
志村「そうそう。やっぱりカラオケのノリとかわかってる新垣さんがいないと」
新垣「そっか。ホントごめんね。行けなくて(涙)」
加藤「いやいやいやでも、普通に楽しめましたよ!?おい!何言ってんだよ志村!」
志村「嘘嘘!!全然大丈夫です!!普通にバリ楽しかったよ!新垣さんいなくても!!」
新垣「え、そうなんだ…私いなくても楽しかったんだ……」
加藤「いやいやいやいやそんなわけないから!!何言ってんだよ志村!!」
志村「いや今のは超嘘!!超冗談!そう!言葉のあやっす!」
新垣「冗談だよ、冗談(笑)」
加藤「あはははははは!冗談きついですよ新垣さーん!(笑)」
志村「うふふふふふふ!ビックリしちゃったよもー!(笑)」
新垣「ふふふ。加藤君と志村君てホント面白い」
加藤・志村「「い、いやあーーーーーーー!!」」
加藤「てれるなあーーーー」
志村「ほめすぎだよー!新垣さーーーん!!」
新垣「高木君はこの前行けなかったんだよね?」
高木「そうなんだよ。部活あってさ」
新垣「そっかあ。大変だね、野球部」
高木「いやいや。そっちのバスケ部の方も大変d」
加藤「そうそう!!新垣さんも部活大変でしょ!!」
志村「だってあのバスケ部だもんね!!本当にすごいよ!!」
新垣「そんな大したことないよ(笑) ありがとう(笑)」
新垣「あ、私ちょっとトイレ行ってくるね!」
加藤・志村「「はーーい!」」
加藤(あー新垣さん、ホントかわいいなあ…)
志村(マジで癒されるわあ…)
高木「お前ら、絶対態度変えてるだろ(笑)」
加藤「い、いやあ?な、何の話かなあ??」
志村「ちょ、ちょっと何言ってるのかわからないなあーーーーー」
高木「誤魔化すの下手か(笑)」
高木「なんかさ、しゃべり方がスゴイ丁寧になってる気がするんだよね(笑)」
高木「だってさ、「ゲロ」とか「マジ」とか「クソ」とか、その辺の多少下品なワード、一切しゃべんなかったじゃん(笑)」
高木「しかも極めつけに、2人とも笑い方がめっちゃ上品になってるし(笑) なんだあの「あははははは」とか「うふふふふふふ」とかさ。いつものお前らのキモい笑い方を聞いてる俺からしたら、違和感しかねえわ(笑)」
高木「まあ聞いてて面白かったから何も言わなかったけど。多分新垣はそういうのあんま気にしないと思うぞ??無駄にかしこまるより、いつも通りに接したほうがいいと俺は思う」
高木「じゃないと向こうは逆に「距離を取られてるんじゃないか」とか、「私に心開いてないんじゃないか」って思いかねないしな」
加藤「……………………」
志村「……………………」
加藤「おいコラ」
高木「え?」
志村「何なんだてめえさっきから」
高木「え?え??」
加藤「なに気安く新垣とか呼び捨てにしてるんですかあ??」
志村「テメエは新垣さんの彼氏か!!」
高木「いやちげえけど(笑)」
加藤「ならいくら俺らがクラス1の美少女と仲良くしてるからって」
志村「嫉妬してくるんじゃない、見苦しいぞ」
高木「いや、全然してねえけど(笑) 俺はあからさまに態度変えるのはどうなのかなーって思っただけ」
加藤「ま、まあ間違いなく俺の態度は気のせいだよ。志村はそうかもしれないけど(笑)」
志村「は??テメエずりいぞ!!テメエこそいつものキモい笑い方してなかったじゃねえか!!」
加藤「き、キモい!?それはテメエだろ!?いつもバケモンみてえな笑い声出しやがって!!」
志村「ああん!?テメエこそいつも深海魚みてえな笑い声出してるくせに!!」
加藤「いや深海魚の笑い声ってなんだよ!?もうキレたわ。マジでぶっ〇す!!」
志村「上等だ!!テメエなんざ宇宙の塵にしてやんよ!!」
高木「おいおいお前ら落ち着けよ(笑) 結局2人とも態度変えてたの??(笑)」
加藤「当たり前だろ!?お前なあ!新垣さんみたいな完璧美少女に!」
志村「俺らみたいな下品な連中の下品な笑い声、聞かせるわけにいかねえだろうが!!」
高木「あ、下品って自覚あったんだ(笑) でもそこまで考えてるってことは、お前ら絶対新垣のこと好きだろ(笑)」
加藤「うるせえぞ!そうだよ!悪いか!!」
高木「あれ?そういや加藤って、今まで彼女いたことあったっけ?」
志村「おい…お前それは禁句…」
高木「あ、やっべ…」
加藤「…………ありませんけどお!?!?何か、問題がございますかねえ!!」
高木「いえ、ないです。はい」
志村「まあでも、彼女いたことないんじゃ、狙ってる女子としゃべるとあがっちゃうよなーうんうん(笑)まあだから新垣さんの前で態度変わっても仕方ねえよ。うんうん(笑)」
加藤「おい。」
志村「うん??」
加藤「なんでテメエがマウント取ってんだ??」
志村「え??」
加藤「高木はまだ前に付き合ってた彼女が何人もいたから、ぶっちゃけバカにされても仕方ないけど…」
加藤「テメエに至っては、いたことねえじゃねえか!!俺と変わんねえじゃねえか!!何をドヤ顔で俺にアドバイスしてやがるんだよ!!」
志村「はああ!?俺はいたし!!昔に!!」
加藤「昔っていつだよ!!」
志村「保育園の時だよ!!結婚も約束したし!!」
加藤「超ガキの時の話じゃねえか!!そんなもんカウントすんな!!」
志村「はあ!?幼少期はノーカンなんて基準ねえだろうが!!」
加藤「常識的に考えろ!!てか普通はそんな昔の記憶ねえんだよ!!」
志村「やかましい!!俺には鮮明に残ってるね!!「志村君!私いつか志村君のお嫁さんになる!!」って俺言われたもん!!もちろん俺の目の前で!!」
加藤「そんなの小さい頃の遊びだろうが!!なんでまだ本気にしてんだよ!!」
志村「いーや俺もあいつも本気だった。絶対本気だった」
加藤「ならソイツ、今どこにいんだよ!!元恋人なら当然連れて来れるんだろうなあ!?」
志村「いや、前に車でひかれた。今は特級呪霊になって俺に取りついてる」
加藤「呪術〇戦ゼロのリカちゃんじゃねえか!!わからない人は是非映画見てね!!」
志村「まあとにかく、俺には前に恋人がいたから。その証明はできないけど」
加藤「そんなこと言うんだったらよ!俺だって近所のおばちゃん(55歳)に「あたしも加藤君みたいなハンサムな人と結婚したかったわねえ」って言われたし!!」
志村「お前がハンサムってwww お世辞にも程がある(笑)」
加藤「あんだとゴルア!!てめえこそ深海魚みてえな顔しやがって!!」
志村「なんだと〇すぞゴラ!!」
加藤「まあとにかく、俺は近所のおばちゃん(55歳)をメロメロにしてるから。どうよコラ!」
志村「いやいや。お前が言われたのは所詮「結婚したかった」だから。俺は「お嫁さんになる!」だから!!はい圧倒的に俺の方が上です―――ーー!!!」
加藤「で、今そいつとは??(笑)」
志村「……なぜか滅茶苦茶嫌われてる…この前キモいから近寄るなって言われた…」
加藤「あひゃひゃひゃひゃひゃ!!ざまあねえな!!」
志村「うるせえええええええ!!なんだあの態度!?普通は幼馴染ってずっと仲いいもんじゃん!!ラブコメだと基本そうじゃん!!なんでこうなるんだよ!!」
加藤「もしかしたら、ツンデレかもよ??(笑)」
志村「いつデレるんだよ!!こっちはデレるのずっと待ってるんだぞ!?」
加藤「それに比べたら、近所のおばちゃんはずっと優しいし、俺の勝ちだな!!」
志村「畜生おおおおおお!!おばちゃんつえええええ!!包容力ヤベエ!!」
高木「えっと、何の勝負をしてんの?(笑)」
加藤「まあお前は、中学時代“共学”であるにも関わらず彼女ができなかったのは、マジで雑魚ということだけはお伝えしておきます(笑) 俺は男子校だったからしょうがないけどね!!」
志村「ハイハイ言い訳乙(笑)」
加藤「うるせえぞ!!幼馴染にすら嫌われる男!!」
志村「やめて!!地味にダメージでかいからそれ!!実は結構狙ってたから!!」
高木「まあまあ。結局2人ともいなかったんでしょ?(笑) 雑魚同士仲良くしろって(笑)」
加藤「…………………」
志村「…………………」
加藤・志村「「〇ねええええええええええ!!!」」
ボコバキボカスカ
~完~