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嘘をドヤ顔で語るキモい奴

~昼休み~


北野「なあお前ら、今期何のアニメ見てる??」


杉本「拙者はこの前「けい○ん」と「らき☆○た」を一気見したでござる!」


北野「古!!それ今期どころじゃねえだろ!!いつのアニメだよ!(笑)」


杉本「今期というか最近、拙者に合う面白いアニメがないでござる」


北野「そうか?「か〇や様は告らせたい」とか結構面白いけどなあ」


杉本「あれは全然ダメでござる。あんなリア充イチャイチャアニメなんてアニメとして認めないでござる!お互いがすでに思い合ってるなんて非常に腹が立つでござる!拙者なんてそもそも女子おなごとほとんどしゃべったことないのに!!」


北野「いや、それってただの嫉妬じゃねえか!!(笑) 確かにお前、急に全然しゃべんなくなるからな。女子の前だと(笑)」


杉本「それは仕方ないでござるよ。拙者は女子おなごを前にするとあがってしまうでござる…」


北野「うける(笑) 平常心でいればいいんだよ。付き合いたいとか、変にやましい気持ちを持ってるからあがっちゃうんだよ。俺みたいにいつも通り友達としゃべるみたいにいけば全然余裕だから。マジで。これがモテる男の鉄則ってやつよ」


杉本「なるほど、勉強になるでござる。北野君はホントにコミュ力高すぎるでござるよ!」


森田「……………」


北野「杉本は野球やるときも、力入りすぎなんだよ。あれじゃ当たるもんも当たらねえぞ?」


杉本「おー気をつけるでござる!!北野君はホントになんでもできて羨ましいでござる!」


北野「まあな。中学校時代はエースで4番でキャプテンだったし、死ぬほどモテてたからな」


森田「……………」


北野「まあ俺は陽キャの友達もめっちゃ多いし、女子と関わる機会がめっちゃ多かったっていうのもあるなあ。1組の浜田とか松本とかその辺とも超仲いいし」


杉本「流石北野君でござる!マジカッコイイでござる!」


北野「だろ??まあ俺はすごすぎるから、あんま参考にならんかもなあ(笑)」


森田「……………」


杉本「どうしたでござるか?森田」


森田「いや、でも僕さ、北野君が女子としゃべってるところ見たことないんだけど…」


杉本「何を疑ってるでござるか、森田。北野君は中学校時代、女子300人からバレンタインチョコをもらった男でござるよ??しかも中学校時代は、強豪中学でキャプテンでエースで4番だったでござる。でも最後の試合で200球投げて肩を壊してしまい、推薦されてた超名門の高校にも行けなくなって、高校野球の夢を諦めることになったんでござる!!」


森田「長え!!てかよくそんな他人のエピソードを細かく覚えてるな!!」


杉本「しかも彼女も30人以上いたでござるよ!!」


森田「浮気じゃねえか!!」


杉本「同時じゃないでござる。みんなそれぞれ別れた後でござる」


森田「それだと、1人あたり約1か月しか付き合ってないことになるけど…」


杉本「中学の恋愛なんてそんなもんでござる」


森田「お前が恋愛を語るな!!(笑)」


森田「まあちょっと待ってよ、どう考えても胡散臭くない?特に数字が」


北野「おいおい。やめろよ、そんな俺の過去の話はよ…(ニヤニヤ)」


森田「いや、なんか嬉しそうだな(笑) まあでもそれは全部、北野君自身が言ってたことだよね??」


杉本「まだ北野君を疑うでござるか!?」


森田「いや僕だって信じたいよ!でも北野君の話はどれも確証がない話ばっかりだからさ」


森田「女子にモテる以前に、まずクラスで女子としゃべってるの見たことないし…それにこの前の体育のソフトボールの授業で全球空振り三振してたよね?流石の野球完全素人の僕でも当ててはいたよ??それに打席立つとき、滅茶苦茶へっぴり腰だし…とてもじゃないけど経験者には見えないよ…」


森田「それに週5で空手とテコンドーとムエタイをやってるって言ってたけど、北野君、僕がいつ見てもオンラインゲームに君がログインしてるんだけど…一体いつ道場に行ってるんだい??」


森田「それにお父さんが元プロ野球選手で元政治家で今はどっかの企業の社長って色々と無理がありすぎるよ!!」


北野「まったく。森田は疑り深いなあ…嘘ついたって俺に得ないじゃん」


杉本「そーだそーだ!」


北野「まずこのクラスで俺が女子としゃべってるのを見たことないのは、このクラスにカワイイ子が全然いないから、俺のやる気が起きないだけだし!!」


杉本「そーだそーだ!」


森田「この前、うちのクラスの新垣さんめっちゃカワイイって言ってたよね??」


北野「……………」


北野「ソフトボールで空振ってたのは、古傷が痛んで肩がうまく動かせなかっただけだし!!」


杉本「そーだそーだ!」


森田「でもその前日のテニスの授業ではラケットを滅茶苦茶ブンブン振り回してたよね?」


北野「……………」


北野「オンラインゲームについてはあれだよ、俺の弟がいつもログインしてんだよ。まったく、いつも勝手に俺のゲームやるなって言ってんのによ…困るぜ」


杉本「そーだそーだ!」


森田「北野君って、確か兄弟はお兄さんとお姉さんじゃなかったっけ?あと杉本君はマジで黙って」


北野「……………」


森田「……………」


北野「まあ要するにあれだな。本当かどうか証明して欲しいってわけだ」


森田「まあ今のでほとんど嘘とわかったけど、そういうことだ。今ここで、僕らの前で一度しっかりと証明して欲しいんだ」


杉本「まったく、森田は本当に疑り深いでござる。北野君が嘘つくわけがないでござる」


森田「逆に君はよくこの人の言うことをそこまで信じられるね!?」


北野「んなこと言ったって、一体どうやって証拠を示せばいいんだ?」


森田「うーーん、あ、そうだ!君が前から散々「俺は大親友だ」って言ってた、あの1組の陽キャ集団の浜田君、松本君、有吉君と友達であることを証明してきて欲しい!!」


杉本「おいおい森田。北野君はずっと前からその3人と仲がいいって言い続けてるんでござるよ?嘘なわけがないでござる!」


森田「でもその3人としゃべってるところを直接見たことある?」


杉本「一度もないでござる!!!!」


森田「でしょ!!だから今ここで証明してもらおうかと思って(笑)」


北野「い、いやーまあ、それは是非したいところなんだけど、あいつらは1組だし、わざわざ他クラス行くのめんどくさいというか…」


森田「大丈夫大丈夫。今ちょうどうちのクラスにいるからさ!!」


北野「いやでもほら、ちょっと遠いじゃん?こんだけ距離あると話に行くのめんどくさいというか…」


森田「あ、結構近くに移動してきたよ」


北野「………………」


森田「え??大親友なんだよね?(笑) 普通に話しかけられるよね?(笑)」


北野「あ、あとあれだよ!!用がないと話しかけづらいしさ!!」


森田「え??「大親友」なんでしょ??(笑)」


北野「あーー、それにほら、もうすぐ授業も始まるし…」


森田「まだ10分あるけど…」


北野「バカ野郎!!10分前からしっかり授業の準備しとくんだよ!!」


森田「今まで授業の開始時も爆睡してたくせに…」


北野「俺は意識が変わったんだ。優等生になるためにな」


森田「……あれ?もしかして、北野君ビビってる??(笑)」


北野「そそそそそそんなわけねーだろ!!??オイオイオイオイオイ!!そんなわけねーだろ!オイ!!何言ってんだよ!!余裕だわ!!俺たちは大親友だぞ??」


森田「じゃあ、早く行ってきて!!(笑)」


北野「お、お、お、おおおおおおおおおう。マジ余裕だし。ちょろいし」


森田(滅茶苦茶体震えてる…)


北野(ああああああああああヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ!!よ、陽キャこええええええええ!!てか初対面だぞ!?話しかけられるわけねえだろ!!)


北野(大体お前らが他クラスだからこの噓バレるわけないと思ってたのに、マジで最悪!!そもそもなんでテメエら他クラスに来てんだよ!!ずっと1組にいろや!!今すぐ出ていけ!!)


森田「えっと…さっきから北野君、全然動いてないけど……(笑)」


北野(ああああああああ!マジで最悪マジで無理!!陽キャマジでオーラがすでにクソこえええええええええ!!一歩も近づけねえ!!)


北野「あの、ちょっと、お腹痛くなってきちゃったんだけど…トイレ行こうかな…(笑)」


森田「別にいいけど、話しかけてから行って」


北野「いやもうマジで無理、耐えられない!!いやー残念だわーーーー!!仲の良さを披露する機会がなくてホント残念だわーーーーーー」


森田「あーそう。なら僕が直接聞いてくるね。「北野君が浜田君たちを大親友って言ってるんだけど、それホント?」って」


北野「あああああああああ!もうわかった、わかったよ!!やってやんよ、俺やってやんよ!!」


北野(そんなことされたら、俺はすぐにこの嘘がバレて、学年中の陽キャに目を付けられ、絶対にいじめられる上に、コイツらからの俺への尊敬心も0になる!!そんなのは絶対嫌だ!!)


北野(ああああああああ!!でもマジで無理緊張する陽キャ怖い陽キャ怖い陽キャ怖いああああ死ぬマジで無理死ぬくぁwせdrftgyふじこlp)


北野(いや待て、落ち着け、大丈夫大丈夫。俺はこれまでコミュニケーション能力を鍛えるために、「コミュ力を上げる本」とか「人を笑わせるトーク術」とか100回くらい読んだから、もう俺はいわばコミュニケーションマスター!!陽キャなど恐るるに足らん!!)(※そんな本は存在しません)


北野(そうだよ、陽キャとたかだか数分話すだけじゃん!!余裕余裕。コミュニケーションマスターであるこの俺の、超爆笑必至のトークセンス見せてやるよ!!)


浜田「あの。さっきから何してんの?お前(笑)」


松本「なんかずっと俺らの後ろ張り付いてたよな」


有吉「何?何か用??」


北野(ああああああああ!!こえええええええええ!!)ガクガクブルブル


北野「いや、あの、あと、えと、あの、その、うへへ、その、えへへ…………」


浜田「……………?」


松本「……………??」


有吉「……え?何この時間?(笑)」


北野「……………………」


北野「よ、よおおお!!!久しぶりだな!!お前らあ!!」(超大声)


浜田「はあ!?お前なんて知らんけど」


松本「てか、まずお前誰だよ」


北野「だから俺だよ、俺!!」


浜田「だから誰なんだよ(笑)」


北野「またまたあ!!浜田、俺だよ俺!!小学生の時以来じゃねえか!!ホント久しぶりだな!」


浜田「いや、お前なんて一切記憶にねえけど…」


北野「何言ってんだよ!!小学生の時、同じサッカークラブに所属してただろ!?」


浜田「いや、俺がやってたのテニスなんだけど…」


北野「よお!松本も久しぶり!!懐かしいな!幼稚園の時クソ仲良かったよな!!」


松本「いやそんなの覚えてねえわ!」


北野「またまたあ!俺は公園でお前が転んで泣いてたのよく覚えてるぞ??」


松本「いや、何そのあっっさいエピソード!!誰でもあるわ!!」


北野「お前も久しぶり!!有吉!お前とは赤ん坊の時に親友レベルに仲良かったよな!」


有吉「いや赤ん坊時代の親友ってなんだよ!!しゃべれねえんだぞ!?」


北野「いやーホント、お前らマジでクソ懐かしいわ!!」


浜田「あのさあ、余韻に1人で浸ってるところ悪いんだけど」


松本「俺らマジでお前のこと1ミリも覚えてないんだわ」


有吉「結局お前は誰なん?」


北野「だから、俺だよ!俺!!!」


浜田・松本・有吉「「「だから、誰だよ!!」」」


~続く~

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