勉強ってやればできるとかよく言うけど、そもそもやることが難しい その2
※この話は前話の続きです。まだ読んでいない方は是非そちらからご覧ください。
高木「とりあえず、お前らはさっさと先生のとこ行って来い(笑)」
加藤・志村「「えー??」」
高木「お前ら留年したいん??(笑)」
加藤「だって絶対ブチぎれられるし…」
高木「当たり前だろ。期末テストをサボったんだぞ?(笑)」
志村「俺、怒られらくない…」
高木「子供か!!さっさと行け!(笑)」
~職員室~
碇矢先生「で、何の用だ?俺は忙しいんだが」
加藤「い、いや、えー、えーと、その、あはは…」
志村「えーと、あの、その、あー、うふふ…」
碇矢先生「用がないなら、戻るぞ??」
加藤「あ、あの、俺らに追試を受けさせてください!!!」
志村「お願いします!!!」
碇矢先生「…………………」
碇矢先生「一応、サボった理由を聞いてやろう。」
加藤「実はですね、昨日勉強しすぎまして。いや、ホントです。吐血するほど勉強しまして」
志村「そうして勉強を頑張りすぎた結果、疲れ果てて寝落ちしてしまい、気づいた時にはテストが終わってしまってまして…」
碇矢先生「ほう。そんなに勉強を頑張っていたのか。」
加藤「はい!そうです!マジゲロクソ頑張りました!!何度も吐血しました!!」
志村「俺もです!マジクソ頑張りすぎて体調崩しました!!下痢、嘔吐、咳、吐血が止まらなくなり…」
碇矢先生「そうそうか。なら追試でも80点くらいは余裕で取れるよな??」
加藤・志村「「噓です!!やっぱ勉強してないです!!」」
碇矢先生「そうか。ならただのサボりとして留年だな」
加藤・志村「「噓です!!やっぱゲロ吐くほど勉強しました!!」」
碇矢先生「…吐いたのは、血なのか?ゲロなのか?」
加藤・志村「「両方です!!」」
碇矢先生「…そ、そうか。なら明後日の追試、楽しみにしているよ。」
加藤「あ、明後日!?」
志村「し、正気ですか!?」
碇矢先生「あ、ちなみにお前らは昨日サボらずに受けた科目も赤点だったから、6教科全部追試な」
加藤・志村「「はあああああああああああ!?」」
加藤・志村「「無理無理無理無理無理無理!!」」
碇矢先生「その6教科全部80点以上取らないと留年な。それから明日の残り2教科も赤点は許さん」
加藤「いや、マジで無理です。お許しください。」
志村「何卒ご慈悲を。神様仏様担任教師様」
碇矢先生「ダメだ。追試は明後日に行う。まだ時間はたっぷりある。しっかり勉強しろ。」
加藤「鬼!鬼畜教官!ドS!!」
志村「変態!変態教師!!」
碇矢先生「…今すぐ留年させてやろうか??」
加藤・志村「「噓です!!」」
碇矢先生「まったく。それで、何か質問はあるか??」
加藤「カンニングペーパー作っていいですか?」
碇矢先生「ダメに決まってんだろうが!!」
志村「代理で誰かに受けてもらっていいですか?」
碇矢先生「え??何なの??お前らにはテストの常識から教えなきゃダメなの??」
加藤「なに言ってんですか先生!!いくら俺らでもその程度のことはわかってますよ!!」
志村「そうですよ!!バカにしすぎですよ!!」
志村「ちなみに携帯電話の持ち込みはありですか?」
碇矢先生「やっぱわかってねえじゃねーか!!」
~教室~
加藤「しかしやっべえなあ。とてもじゃないが6教科全部80点なんて無理だぞ」
志村「ホントそれな。けどカンニングしようにも周りはアホしかいねえしなあ」
高木「周りの奴らも流石にお前には言われたくねえわ(笑)」
加藤「まあでも頼りにならないのは事実だし…もう詰んだわ…」
志村「あーでも留年は嫌だ留年は嫌だ留年は嫌だ」
加藤「あーマジでどうしよ!!留年は嫌だ留年は嫌だ」
高木「いや、とりあえず勉強しろや(笑)」
加藤「それしかねえかあ…」
志村「いや待て!!諦めるのはまだ早えぞ!!」
高木「いや、それに関してはさっさと諦めろよ!!(笑)」
志村「だって、どうせ80点も取れないし…そもそも勉強したくないし…」
加藤「それな。どうせできないと思うと、マジやる気なくなるわ」
高木「お前らしっかりしろよ。留年はしたくねえだろ??」
加藤「いやー、そうだけどさー。どうせ無理やん」
志村「そうそう。勉強してもどうせ80点取れずに留年する」
高木「まったくコイツらは…」
高木「このクソゴミどもに何とかやる気出させるいい方法ねえかな…」
加藤「誰がクソゴミだコラ」
志村「あーあー留年かあ。友達に別れの挨拶を済ませとこう」
加藤「そうか、来年から皆ともそんな会えなくなるのか…」
高木「いやだから気が早えって!諦めんなよ!(笑)」
志村「待てよ…?ってことは、新垣さんと会える機会も減るってことか…?」
加藤「そうじゃん!!もう新垣さんと挨拶もできなくなるじゃん!!」
志村「え、それは嫌だ!!あれが生きがいだったのに!!」
高木「挨拶って…新垣と目が合った時に「こんにちは」って言ってるだけだろ?(笑)」
加藤「それが大事なんだろうが!!」
志村「あれがねえと1日を生きる活力を得られねえんだよ!!」
高木「生きる活力って…お前はいつも寝てるだけじゃん(笑)」
志村「うるせーうるせー!!新垣さんの「こんにちは」がないと俺らは生きていけねえんだ!!」
加藤「そーだそーだ!!新垣さんの挨拶は、いわば俺らの命!!」
高木「なら、そのために勉強頑張れよ(笑)」
加藤「…………………」
志村「…………………」
加藤「いやー、それはなんか違うというか…」
志村「流石にそこまでのやる気は出ないというか…」
高木「命かかってんのに!?」
加藤「だって、どうせ新垣さん、俺らのことなんて眼中にねんだもん…」
志村「そりゃそうだろ…俺らみたいなブサイク…」
加藤「あの挨拶だって、どうせ同情の挨拶だしな…」
志村「そうそう。俺らなんてどうせ興味ねえよ…」
高木「…………………」
高木「そういえば、新垣がこの前「勉強ができて、勉強が好きな人は超カッコいい♥」って言ってたなー(大噓)」
加藤・志村「「ダニィ!?!?」」
加藤「おいテメエ」
志村「今言ったことは本当か??」
高木「う、うん。確か、だいぶ前にそんなこと言ってたような気がしないでもない、多分(適当)」
加藤「おい、志村。」
志村「ああ、加藤。わかってる。」
加藤・志村「「絶対に、満点取るぞ。」」
加藤「留年回避??そんなの目じゃねえ」
志村「ああ。俺らは勉強大好きだからな。80点とか余裕すぎる」
加藤「マジで勉強クソガチるわ。俺と新垣さんの愛のために」
志村「なに言ってんだバカ。新垣さんと付き合うのは勉強ができて勉強が大好きな俺だ」
加藤「いやいや。真に勉強ができて勉強を愛してるのはこの俺だから」
志村「なら勝負するか?どっちが新垣さんの彼氏にふさわしいか」
加藤「上等!!」
志村「というわけで、高木!!今すぐ追試の6教科のノート見せてくれ」
高木「あ、ごめん。俺いつも寝てるからノートとってない(笑)」
志村「ああん!?何してんだテメエ!!授業くらい真面目に聞けや!!」
高木「いや、聞いてないテメエが言うな!!(笑)」
志村「なら出木杉!!ノート見せてくれ!!今すぐ!!」
出木杉「え??なに?急に」
加藤「あ、ずりい!!出木杉!俺も俺も!!」
出木杉「え、ちょ」
志村「テメエは来んな!!コイツは俺のもんだ!!」
加藤「なんだとテメエ!!見せろゴミ!!」
出木杉「ちょっと!!コラ!!引っ張るな!!」
志村「俺は1分1秒でも早く勉強してえんだよ!!意識高いからな!」
加藤「そんなの俺だって同じだわ!!勉強大好きだからな!」
高木「愛の力ってスゲエな…ここまで人を変えるのか…(笑)」
加藤「俺のもんだ!」
志村「いいや!俺のもんだ!」
出木杉「ちょ、これ以上引っ張ると破れ」
ビリリリリリリリ
加藤・志村「「あ……」」
出木杉「あああああアアアアアアア!!」
出木杉「おいコラ!!どうしてくれるんだ!!」
加藤「…………………」
志村「…………………」
出木杉「おい!!なんとか言え!!」
加藤「オレ、ワルクナイ」
志村「コイツ、ワルイ」
出木杉「なんで急にカタコト!?」
加藤(本当にごめんなさい…)
出木杉「心の声で謝るな!!ちゃんと口に出せ!!」
加藤(マジで悪いと思ってる。口には出さないけど)
出木杉「いや、出せよ!!」
志村(べ、別に全然悪いなんて思ってないんだからね!?)
出木杉「ツンデレっぽく言ってるけど、ただのクズじゃねえか!!てかしゃべれ!!」
加藤「まあ今のはマジでコイツが悪い」
志村「いや、どう考えても今のはコイツが悪い」
加藤「いいやお前だね」
志村「いいや。どう考えてもお前」
出木杉「いやどっちでもいいから、何とかしてよ!!」
~追試当日~
加藤「…ついに来たな、この日が」
志村「ああ。俺はこの2日間、家を一歩も出ずにこもって勉強してたぜ」
加藤「そんなの自慢にならんわ。俺なんて寝る間も惜しんで勉強してたからな」
志村「お前はいつも勉強しても点数低いからな。あてにならん(笑)」
加藤「フン。ほざいとけ。今回でどっちが新垣さんの男にふさわしいか教えてやんよ!」
志村「上等だゴラ。まあ当然、勉強ができて勉強が好きな俺だろうけどな!(笑)」
加藤「いいや俺だね!だって俺の方が頭いいし!勉強大好きだし!」
志村「いーや絶対俺だね。俺はマジで勉強愛してるから!勉強と友達だから」
加藤「は??俺なんて勉強と恋人だし!!」
志村「は??俺なんて勉強と愛人関係だし!!」
加藤「…………………」
志村「…………………」
加藤「まあ、結果でお前にわからせてやる!」
志村「この俺と勝負したことを後悔させてやるぜ!」
~追試終了~
加藤「いやー、終わった終わった」
志村「追試無事終了だな!」
加藤「クソ簡単だったな!ビビッて損したぜ!」
志村「マジでそれな!まあ俺は留年なんて微塵も心配してなかったけどな!(笑)」
加藤「言うじゃねえか!!そんなの俺もだし~!!(笑)」
碇矢先生「おい。ちょっと待てお前ら」
加藤「はい?何ですか?」
志村「どーしました?」
加藤「あらかじめ言っときますけど、今回の俺らはマジで一味違いますよ??」
志村「そーですよ。ガチで勉強したんで、全教科余裕で9割超えてると思いますよ??」
碇矢先生「…まあ、追試はパッと見、確かにできてそうだったな…」
加藤「余裕ですよ!!」
志村「クソ簡単でした!!」
碇矢先生「それはいいんだがな…」
加藤「え…?」
志村「何ですか…?」
碇矢先生「お前ら、昨日学校来なかっただろ」
加藤「はい??」
志村「え、昨日なんかありましたっけ??」
碇矢先生「お前らな……期末テスト、残り2教科あること、完全に忘れやがったな…?」
加藤「え……?」
志村「あ……」
碇矢先生「まさか追試のことばかりに頭がいって、期末テスト自体を忘れてサボるとはな……俺の想像をはるかに上回るアホ野郎どもだ…」
加藤「そっか…期末テストって8科目あるんでしたっけ…?(笑)」
志村「あはは…追試のことしか頭にありませんでした…(笑)」
碇矢先生「じゃあ、お前らはもう留年ってことで。」
加藤・志村「「すいまっせんでしたあアアアアアアア!!!!」」
~完~




