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二人の季節―夏―  作者: 銀輪。
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皐月

こまごまになりますが……

 皐月とは、生まれた時からの付き合いだった。

 家が隣同士だったということもあり、お互い家族ぐるみの知り合いだ。親同士の仲が良く、おれたちが一歳になる前のツーショット写真もあるくらいだ。

 何の因果か、高校を卒業するまでクラスも一緒で教室が別になったことはなかった。

さすがに高学年になってくると、お互い同性の友達を作ったが、小学校低学年くらいまではずっと一緒に遊んでいたのを覚えている。

 皐月は昔から活発な子で、ままごとや人形遊びより、むしろ鬼ごっこやかくれんぼなど男っぽい遊びを好んでいた。そういう性格もあってか、おれたちはずっと一緒に遊んでいたのだ。

 小さい頃は喧嘩もよくした気がするが、そのあたりは不思議と覚えていない。

 生まれてから十八年間ずっと一緒だったのだが、さすがに大学は別になっていた。

 おれは岡山の大学に通うことになったのだが、皐月は松山の私立大学に進学した。

 当然俺は内子を出て、岡山で下宿することとなった。

 大学に入ってからは、なんだかんだと忙しくて内子に帰ることは無かった。

 とはいっても岡山から内子までは電車で四時間ほど。遠いとはいえ帰れない距離ではない。実家に帰らなかったのは、なんだかんだと面倒臭がっていただけだ。

 大学に入ってから今日まで、皐月とはメールのやり取りはしていたのだが、直接話すのは三年ぶりになった。

「今日はどうする?」

「ん、飯でも行こうぜ。おれ、昼飯まだなんだ」

 電車に乗る前に買ったポテトチップは、ずいぶんと早い段階で食べ終えてしまっていた。

「じゃ、お好み焼き行こうっ!」

「それ採用!」


硬い話でテンションは高くないですね。

これが終わったら、次はノリのいいのにしようと思います。

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